久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

東京コンサルティンググループ(TCG)は、日本企業の収益改善・国際化をトータルサポート!!

昨日、ウイーンから無事帰還しました。

2005年10月30日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
オーストリアのザルツブルグとウイーンに行ってまいりました。今回は、私が所属しているJCの国際会議がウイーンであったためです。


オーストリアは、初めてです。
古い建物が立ち並び、日本で言えば京都のような・・・というより、見た感じは日本橋の銀行のようですが。もちろん、日本が真似ただけです。


個人的に圧巻だったのはウイーン大学でした。教会かと思いました。めったに建物を見て感動しませんが、凄いです。
食べ物は、ハムとチーズが多く、味付けは塩辛いです。




私は、個人的には、どの国に行っても日本が一番好きと思ってしまいます。
いまだかつて、よその国に暮らしたいと思ったことは一度もありません。日本に生まれて良かった。日本人で本当に良かったとつくづく思ってしまいます。

私の場合、外国に行くと愛国心が強くなります。この国をもっと良くするにはどうするべきか、いろいろ考えます。




話は変わりますが・・・
今、一番気がかりなのは、地球の温暖化問題です。このままでは、人類は100年を超えたところで壊滅的な打撃を受けます。温暖化の主要因は、家畜のゲップ(メタンガス)にもあるのですが、こうなると解決策は地球の人口を削減するか、肉に高い税金をかけるべきなのか??

ニューカレドニアやモルディブが消滅するだけでなく、人間が住んでいる大半の国土はなくなります。また、クラゲの大量発生のような、信じられない異常現象がおき続けるでしょう。アメリカに上陸するハリケーンは、年々強さを増すことでしょう。沖縄の珊瑚も全て死滅します。(変わりに九州が珊瑚に覆われるかも知れませんが・・)

いずれにしても、温暖化問題は、国際問題です。それぞれの国が自国の権益のみを主張すれば、地球は破滅します。このきれいな地球を、何とか次の世代に続けて行きたいものです。




新卒 事務所説明会

2005年10月24日 | ビジネスの感性
新卒 事務所説明会お疲れ様。

税理士・会計士を目指す人に経営者マインドを教えるほうが良いか?

経営者マインドを持った人に、資格取得を促すほうが良いか?


事務所説明会を行って、手ごたえを感じました。
まだまだ、一流の学生が、会計業界に入ってきません。

会計業界から、コンサル業界への転換を図り、我々も人気業種になる必要を感じました。

いずれ、新卒大量採用できる事務所を目指していきます。





では、1週間出張行ってきます。よろしくお願いします。。


儲かる仕組みをつくりなさい

2005年10月21日 | 最新ビジネス書評

「儲かる仕組」みをつくりなさい株式会社武蔵野の小山氏の著書です。

アマゾンの書評に非常に興味深いコメントを見つけました。
タイトルは、【社長の独裁に反発】というものです。

内容としては、スパルタ・軍隊による指導で、社長のわがまま放題、みんなは強制的に従うべしとしたコンサルタント本がなぜ売れるのか不思議?

と書いてあります。

いやあ~、まさにこれが従業員感覚と経営者感覚のズレです。この差は、どのように説明しても埋めようがありません。残念なことに90%の従業員の本音なのです。


経営者が唯一できることは、このような社員を採用しない仕組みと、排除する仕組みの構築です。


ズレの本質は、「依存」と「自立」にあります。
当社の場合は、入社前に当社の研修資料を読んでもらって、感想文を書き、その上で理念共有できる人、さらに2週間の研修期間を経て、それでも入りたいと思える人を採用しています。

ズレがある状態では、顧客に正しいサービスを展開できません。自分に合う会社を見つければよいのです。(依存心の強い人に合う会社など本当は世の中に存在していないのだが・・・)しかし、私も久しぶりに強い憤りを感じてしまいました。きっと、自分自身も日々社員と格闘しているからなのでしょう。焦らず、たゆまなく教育し続けることが経営者の「仕事」なのです。


ちなみに私は、堀場製作所の堀場会長の「いやなら辞めろ」という言葉が好きです。
まさに、私の座右の銘です。プロの世界で仕事をするものは、他者に依存することなく仕事を自ずから生み出せばよいのです。仕事がいやだと思う人は、自らの力で仕事を変えていく力を持てない人です。そのような人にプロの仕事はできません。

ここは、依存心の高いアマチュアが来るところではない。プロの卵としての自覚を持てないのであれば早く辞めるほうが良いのです。



この本の中で私が感動した言葉は、【「道」とは、形に入り心を知る。】

まさに、守・破・離です。形に入りとは、正しい形を強制させることです。

正しい形があり、その上で自分流がでれば『型破り』になるが、正しい形もないのに自分流を通そうとする人は、『型なし』です。


仕事とは、まさに『道』であり、信じるものがなければ彷徨うだけ。この人に付いて行きたいと思える社長を見つけることです。でなければ、自分で起業すればよいのです。


 




月曜からウイーンでJCの国際会議に出席してきます。1週間ほど会社を空けてしまいますので、ブログもお休みするかもしれません。


メメント・モリ

2005年10月20日 | 最新ビジネス書評

メメント・モリ20年前に出版された写真集です。メメント・モリとは、「死を想え」とい宗教用語。主にインドの写真が中心かと思います。

 川のほとりで、人間の死体が犬に食われている写真は、なんとも言いようがありません。アフリカで、シマウマがライオンに食べられている映像を見ても、食物連鎖と思ってしまいますが、もともと人間も動物で、放置すれば動物と同じ・・・ということでしょうか。私は、葬式とは、人間の尊厳のためのものと理解しました。何を想うかは、各自で判断してみてください。

 目的もなく生きれば、人間はタダの動物です。生きる目的を持てば、初めて『人間らしく』生きることができます。しかし、残念なことに人生は1度きり、死の間際に後悔しても取り返しは付きません。人間は、自分の死期が近づくにつれて、人生の本質をより多く学べんます。


 しかし、それでは遅いのです。元気で働けるうちにより多くのことを学ばなくてはなりません。優秀な経営者が死と向き合った経験があることは前にも書きました。(たとえば、ソフトバンクの孫社長は、若いとき死ぬほどの大病を患い、ダイエーの創業者であった中内氏は、戦友がみな戦死して自分は生かされたと思っている。)

 死と向き合うことによって、初めて『生きる』意味が発見できるのです。しかし、この経験(体験)をすることが難しい・・・

 

 この本にもあったのですが、私が思う『最も身近な死の経験』は、親の死と思っています。この著者も、親の死のあとは、殺生が簡単にできなくなったとあります。
親の死は、生きる意味を学ぶ最大の機会です。

 私は、独立して3ヵ月後に父親が他界しました。何とか一人前になれた姿を最期に見せることができて本当にうれしかったです。
父親からの教えは、私の中でいまだ生き続けています。輪廻転生という前向きな発想もありますが、私は、精神は人の心に宿り継承されることによって生きつづけるものと考えています。

 親の死は、悲しいものですが、それは同時に、親の『精神の継承者』になったときでもあります。父親の葬式では、継承者としての責任を自覚し、責任を果たす覚悟をしました。ただ、悲しんでいてはいけません。継承者として自覚し、その責任を果たすことに目を向けなくてはなりません。

 そして、自分の生きる意味を自覚するのです。死生観が確立すれば、哲学が確立できます。これによって、初めて自立した生き方ができるのです。









なお、この本と同じ発想に、「武士道とは、死ぬことと見つけたり」(葉隠)があります。これも逆説的な言い方ですが、強く生きることがテーマです。


 


お金で買えるものに価値はない

2005年10月20日 | ビジネスの感性

先日、CoCo壱番屋の創業者(前社長)の宗次徳二氏の研修会に参加しました。
その中で、一番心に残った言葉が、【お金で買えるものに価値はない】というものです。

宗次氏は、事業で莫大な資産を築きました。現在は、53歳で社長を引退してNPO活動をされています。お金で買えるものに価値を見出すのは、事業会社社長時代に十分行ったことでしょう。

事業会社ではできなかったことに今は、価値を見出されています。



何かの本に書いてありましたが、本当に難しいことは、お金を稼ぐことではなく、何に使うのかということです。どこかの偉い王様のように、大きなクルーザーを買って毎日、バカンスを楽しむのも良いかもしれませんが、1週間もすれば、きっと、退屈してしまいます。

私は、独立後、毎年、家族と親を連れて海外旅行をしてきました。サラリーマン時代では、十分な休みを取れませんでしたが、今は時間がある程度自由になります。最初は、海外でのんびりすることも楽しかったですが、今は、親孝行がメインの目的になりました。

お金は、誰のために、何の目的で使うのかが重要です。私には、娘が一人いますが、子供に美田を残そうとは思いません。残せば、彼女の人生を自分自身の力で切り開いていくという「楽しみ」を親が奪い取ってしまうからです。

しっかり、世の中のために使い切って死にたいと思います。あの世まではお金を持っていくこともできないし、残しても本当に有効活用してもらえるか分かりません。


社長時代は、事業を通じて世の中に貢献し、社長を引退したときは、事業で得た資産を世の中にいかに還元していくかが、その時々における人生のテーマになると改めて思いました。

死ぬまで事業のみに打ち込むことは、人生の半分の貢献しかしていないことになると感じました。私は、60歳で事業家としては引退するつもりです。その後の人生の指針となるようなお話でした。

ありがとうございました。


IT化は会計事務所の淘汰を加速させる

2005年10月15日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

 会計・税務分野は、IT化によって、経験・スキルが低い人でもできるようになってきています。申告書を手書きで書いていた時代は、税務知識がなければ税務申告書が書けませんでしたが、今では、パートの仕事となり、そのチェックを税理士がすれば済んでしまいます。

 また、IT化は業務の標準化・簡略化を劇的に進めました。今までは職人の技術に頼っていたことも、IT化によって誰でもできるようになったのです。

 IT化が会計事務所に与えた影響は計り知れません。
 しかし、今これが会計事務所を淘汰させようとしているのです。


 税務申告書の作成プロセスが、標準化・簡略化されるほど職人である税理士は必要なくなります。これは、会計事務所の拡大を加速化させる要因(同時に淘汰も加速化する)となっています。

 現在、会計事務所は二極化が進んでいます。大きな流れは、巨大化と広域化です。東京にある有名な会計事務所が地方展開を進めています。また、地方の有名な会計事務所が東京進出を行っています。

 このような動きは今後、益々盛んになっていくことでしょう。

 私は、公認会計士事務所が実質4社(ビック4)に淘汰されたように、税理士法人も国内で10社程度に淘汰されていくものと思っています。もちろん、会計事務所数は数千残るかもしれませんが、それは、そのほとんどが自宅での開業で、後継者のいない会計事務所になる可能性があります。

まさに今、会計業界は生き残りをかけた戦国時代なのです。



 今やるべきことは、シェア(規模)の拡大なのです。シェアを拡大すれば、その後のサービス展開はいくらでもできます。しかし、質にこだわるあまり、シェアアップの図れない会計事務所は、我々のサービスがコモディティー化していくに従って、顧客単価を落とし、やがては存続不可能になっていきます。

このことに、気づいている経営者と気づいていない経営者(または、気づいていても動けない経営者)がいます。

今、我々がなすべきことはシェアアップなのです。

 


 11月に横浜支社をオープンします。
 また、来年、名古屋支社と大阪支社をオープンさせます。また、それぞれの場所に税理士法人を併設し、ワンストップサービスを展開していくことが、今、我々が行わなければならないことです。

 通常の会計事務所では、社員が育つスピードでしか成長できません。社員は育つまでに3年かかるのです。

 

 しかし、我々は、社員が入社するスピードで会社が成長します。そして、3年の間にプロフェッショナルに変わることができるのです。

 この業界をどのように読み、行動するかが重要です。誰かの成功事例を待ってはいけません。自分が最初の成功事例にならなくてはならないのです。本当に繁栄できる会社は、どの業界でもトップ3社だけなのです。

 金メダルを目指さないアスリートが、金メダルを取ることがありえないのと同じように、日本一を目指さない会計事務所が日本一になることはないのです。


プロフェッショナル・マネージャー

2005年10月13日 | 最新ビジネス書評

プロフェッショナル・マネージャー』は、ユニクロの柳井氏が教科書として愛読した本です。

一番印象に残った言葉は、

①【経営者は経営をしなくてはならない】

②【ゴールから逆算して今の行動を決定すること】

①最初の、経営者は、経営をしなくてはならないというのは、経営者が部長職(管理部長・営業部長・製造部長・開発部長など)をしてはならないというものです。多くの経営者は、忙しいといいながら、その実態は、部長職をしているのです。

これでは、経営とは程遠い町工場と変わりません。

経営の本質は、理念・ビジョンを設定し、ゴールを明確化し、それを共有し、リーダーシップをとることです。経営の本質は、目に見えないことが多く、多くの経営者は見えやすい部長職に走り、結果として忙しくなってしまう。最悪なことに経営を行っているつもりになるのです。

だから、経営者は経営をしなくてはならないのです。私はこの言葉を別の本で読んだことがありました。私が経営をしていく上で、もっとも重視しているテーマです。


②これは、知っていながら意外にできないことです。最初、中期経営計画を立てたとき、逆算するのですが、すぐに、積み上げ方式に戻ってしまうことが私自身にもあります。壁にぶつかったと思ったときは、必ず積み上げ方式のゴール設定をしているときです。そのとき、この言葉に戻らなければなりません。改めて中期経営計画を練り直すときなのです。


 


過去の成功こそ最大の失敗要因となる

2005年10月12日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
私は、研修のレジュメに、『過去の成功こそ、将来の最大の失敗要因となる』と書きました。このことが、自分の中で起きようとしていることに最近気づきました。

コンサルタント派遣モデルを一年半前に構築する前は、事務所スタッフ数は6名でした。これが、現在、170名を越えています。そして年初に、事務所の移転を2006年初頭に行うと発表したのですが、これも半年前倒しで実現できました。

私が1998年に事務所を開設したときは、9.5坪からのスタートでした。まさに、つぼ八状態です。現在、事務所の成長は鈍化してきましたが、これは、私の成功体験が足を引っ張っているように思えます。

最大の目標設定の誤りは、半年後に320名体制にするといったことです。


今仮に、私がこの会社の社長になったとすれば、そのような目標は立てません。なぜなら積み上げ方式の目標設定だったからです。このような積み上げ方式の目標は、スタッフを近視眼的にしていき空回りが始まります。

今、私が設定すべき目標は、半年後に320名ではなく、今後、4年目に1000名体制にすることです。現在、年間250名の中途入社スタッフを採用できる能力は事務所にあります。これに、100名の新卒を加え、年間350名採用できるようになれば、4年目に1000名を超えます。売上規模は50億となります。

100名の新卒は、最初の一年間は、営業を中心に行います。その後、経理・財務派遣に出ることになります。

これによって、営業強化と人材確保の両面が充実することになります。



【登山家の話】に書いたように、まだ見ぬ830名のためにも全力を尽くし、日本企業の成長を支える組織を作り上げます。


★横浜支社 オープニングスタッフ大募集!!★

2005年10月11日 | 受験生・応募者の皆様へ
横浜支社のオープニング・スタッフを募集します。

11月スタート。横浜駅から徒歩5分程度です。


まさに、ゼロからの会社作りに参加できます。


募集人員は5名です。


最初は、株式会社人財開発(久野康成公認会計士事務所の会計法人)の横浜支社ですが、近い将来、同じ場所に税理士法人を作ります。


応募者は、横浜支社希望の旨を伝えてください。
電話にて採用担当 伴野まで。
よろしくお願いします。

独立して成功できる人は?

2005年10月09日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
独立して成功できる人は、サラリーマンとしても成功できる人です。

サラリーマン時代は、会社から給料を貰いながら自分自身を試すことができます。
ここで重要なのは、『試すこと』とその結果、『成果を残すこと』です。

独立してから自分の力を試そうと思っても、「人・物・金」が十分ない状態でサラリーマン時代よりも明らかに過酷な条件で挑戦しなくてはなりません。

一般的には、お金が尽きて終了します。


私の経験では、サラリーマン時代、明らかに成功し、自信満々で『独立』しても、自分の成功は、実は、【大きな看板に支えられていた結果】であることを痛感させられます。



我々の組織は、スタッフのみなさんが力いっぱい実力を発揮できるように【人・物・金】のプラット・ホームを準備し、その上で精一杯、挑戦することを意図しております。


つまり、組織にいてまず、成功して欲しいのです。
戦える武器を組織は準備しています。その中で成功できない人は、独立しても成功できるわけがありません。




お尻に火がつけばできる。独立して環境が変化すればできると思っている人もいますが、そのような志が低い状態で成功した経営者などいません。




私も、PW時代にMVP賞をいただきました。それは、年間の監査報酬200万であったクライアントを報酬6000万円に引き上げるサービスを展開したのです。

具体的には、全世界の子会社の監査をPWに統一していただき、月次連結体制を各国のPWと連携して構築しました。その当時は、連結は、半期に1回の時代で、連結CFもありませんでした。

しかし、法律上、求められないから作らなくても良いのではなく、会社の管理体制を引き上げ、経営に必要な情報は何かを考えることによって、求められるべき管理体制は決まるのです。

法律は、最低限しか求めていないのです。



話を戻しますが、重要なことは『今』なのです、今成功することなのです。将来、成功したければ、『今』成功する仕組みを考えて行動することなのです。




なるほと人生訓

2005年10月07日 | 最新ビジネス書評
なるほど人生訓(佐々木の将人)佐々木先生の講演会で買った本です。

この中で、もっとも心に響いた言葉は、
『道に迷えば道を覚え、人生に迷えば生き方を覚える』






迷うからこそ覚えられるものがある。覚えたからこそ人に伝えたくなる。人に伝える物のない人は、まだ、生き方を本当には覚えていない人である。

私も生きるとは何か?について大学時代大いに悩みました。そして、一つの結論に至ったとき、悩むのをやめ会計士の勉強に打ち込みました。



そして、独立後、経営とは何か?について大いに悩みました。500冊以上の経営書を読み自分なりの経営の体系を作りました。この間に6年過ぎていました。

そして完成させたのが、事務所に入所するに当たって使用している【研修資料】です。



この研修資料は一般公開しております。ご興味のある方は、ぜい、ご一読ください。

夢を実現する戦略ノート

2005年10月06日 | 最新ビジネス書評

夢を実現する戦略ノート(三笠書房)

この本の中でもっとも気づかされたのは、人の育成に関してです。

人の育成で、『自分は部下を育てている』と主観的に思ってしまいます。

しかし、本当に(客観的)部下を育てたのは、自分が育てた部下が、さらにその部下を育てたことを確認したときです。

これをもって、初めて自分が部下を育てたことになります。このような目標設定をしておけば、育てられないはずがありません。


普通は、単に『自分が部下を育てる』という、【自分主体】の目標設定で終わってしまいます。『部下がその部下を育てる』という【他人主体】の目標設定こそが重要です。






人間は、いつまでも自分が中心にいたいので、結果として人を育てることができないのです。





あと、名言として、
『言い訳を言うたびに人間が小さくなる。』


『いつかという日などない』・・・成功できない多くの人は今すぐやれば人生の価値が高まることはあっても、「いつかその内に」と言って先延ばしにしてしまう。「いつかその内」というのが、彼らの合言葉だ。「いつかそのうちという日などない。」「大切なのは、これからやろうとすることではない。今やっていることだ。」





私は昔、自己啓発というものを嫌っていましたが、(何だか宗教ぽくって・・・)起業家を目指す人は、自己啓発ができなければすぐに倒産してしまいます。



『他人のせいにする社長はいないのです。なぜなら、そのような会社はすぐに倒産し、社長ではなくタダの人に変わるからです。』







横浜支社開設決定!!

2005年10月06日 | 楽しいお知らせ
いよいよ横浜支社を年内に開設します。

なんと、支社長は工藤社長です。
工藤社長と共に支社開設に尽力を尽くしてくれる行動力のあるスタッフを募集します。

なお、来年は岡田シニア予定者が名古屋支社を開設してくれます。



あと、大阪支社長の椅子が空いております。我こそはと思う人がいれば立候補してください。まさに、起業家マインドが試されるときです。

工藤さんがんばって下さいね。


TAX Houseに加盟することになりました

2005年10月05日 | 楽しいお知らせ
昨日TAX Houseの営業の方と話をして、加盟することを即断しました。
対象のマーケットは、年商2億から10億程度で、我々が今後、もっとも強化しなければならないところです。

このマーケットに関しては、今後、ライブドア等のIT系が参入を図ろうとしているところです。さて、なぜタックス・ハウスかというと、この9ヶ月で150程度の会計事務所が加盟したスピードです。

多くの先生方(主要事務所)が今、全国展開を考えております。我々ももちろんその中の一社です。いま、会計業界はまさに戦国時代。この中を生き抜くための方法を多くの先生方が模索しています。

あと、タックス・ハウスの魅力は、広域的な広告によってブランドを立ち上げようとしているところです。広域的広告は、今の会計事務所の力ではできません。唯一行っているのがTKC全国会です。

TKCに変わるブランドを世の中は欲しているはずです。税理士として個人で独立開業できる時代は終わりを告げようとしています。




実践する経営者

2005年10月04日 | 最新ビジネス書評

『実践する経営者』P・F・ドラッカー久しぶりにドラッカーを読みました。改めて基本の確認ができ、先週の旅行中に一気に2回読んでしまいました。スタッフには、3部作の『プロフェッショナルの条件』を最初に読むように薦めております。プロを目指すのも(プロ・サラリーマンを含めて)全ての人のバイブルと思っています。

ここで、改めて気づいたことは『リーダーシップ』に関してです。リーダーの条件は、一言で言えば、経営者の条件と同義語です。以下は私の気に入ったドラッカーの言葉です。

①リーダーシップは手段に過ぎない。リーダー的資質とは関係ない。カリスマ性とはさらに関係ない。本質は行動である。リーダーのカリスマ性は、リーダーを破滅させる。柔軟性を奪い、不滅性を妄信させ、変化不能とする。

②リーダーシップとは仕事である。効果的なリーダーシップの基礎は、組織の使命を考え抜き、それを目に見える形で明確に定義し、確立すること。リーダーとは、目標を定め、優先順位を決め、基準を定め、それを維持するもの。リーダーと似非リーダーの違いは目標にある。

③リーダーシップとは責任である。優れたリーダーは常に厳しい。失敗を人のせいにしない。真のリーダーは、自らが責任を負うことを知っているがゆえに部下を恐れない。また、自らの退任や死をきっかけに組織が崩壊することがもっとも恥ずべきことと知っている。




リーダーと似非リーダーの違いの明確化は非常に重要です。往々にして、似非リーダー(クラスの人気者・ガキ大将・カリスマ性で引っ張る人など)をリーダーの特性としている本が良くありますが、ドラッカーは、きっぱり否定します。

リーダーを非常に単純なものとして表してくれました。簡単に言えば・・・
①目標を設定し、②目標を共有させ、③実現に向けて導く人です。

  
 ドラッカーから私は、経営の体系を学ぶことができました。本当にオススメなのでぜひ読んでみてください。