長く働いていると、ふと会社を辞めたくなる瞬間が訪れるものだ。
私は、前職で8年勤務していたが、3年周期くらいに辞めたくなる時期が訪れた。
しかし、今思うとあの時、転職しなくてよっかったとつくづく思う。
7年目に転職ではなく、独立しようかと親に相談した時、親に止められた。
あの時、父親の意見に従って、辞めずに本当によかった。
しかし、翌年、もう一度、父親に独立するといった時は、
「そうか、頑張れ」
の一言だけだった。
また、怒られるのかと思っていたが拍子抜けした。
父親が他界したのは、その3か月後・・・
本当にあの時、独立してよかった。
今の自分があるのもあのタイミングだったからだ。
仕事がうまくいかないとき、とかく辞めたくなるものだ。
しかし、その時こそ、もう一年、同じ場所で踏ん張ってほしい。
そして、現状を脱却する方法を考えてみよう。
もう一年踏ん張って、どうしても打開できないとき。
その時は仕方ないのかもしれない。
しかし、私は、踏ん張って打開できないということはなかった。
会社を辞め、独立したのは、自然の流れにしたっがっただけだ。
父親が最後、独立に反対しなかったのも、何かを感じたのかもしれない。
苦しさから逃げるのではなく、苦しさに立ち向かってみよう。
常に、安易な道ではなく、イバラの道を選択してみよう。
人生の喜びは、苦しさを克服したときにしか味わえないのだから。