久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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インドに行きたいという人は採用してはいけない

2013年03月24日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

あるインド法人の社長が、「インドで働きたいという人間は、インドで採用しない」と言っていました。

私が、インドで働きたいという人がいるので紹介しましょうかと言った後の回答でした。


この意味は、痛いほどわかるだけあって、私は自分が言った言葉を恥じました。

インドだけではなく、海外で働きたいという人を採用すれば、

採用した時点で、その人の目標は既に達成されています。

 

次の目標は、「海外に何年いるかだけ「であり、その次に来る目標が、

その「海外経験を生かして次のステップに進む」つまり、辞めるだけである。

 

こんなことは、私も百も承知であった。

この話は、5年ほど前の話である。

その当時、インドで働いてくれる人間はめったにいなかった。
なので、働きたいという人を、だまし、だまし使っていくしかなかったのである。

 

今思えば、私の考え方は非常に甘かったように思う。

当社も海外で働きたいという人ではなく、海外でいかなる成果を出すかを考える人に焦点を当て続けていきたい。

 

単に海外で働きたいという人には、成果は期待できないのである。

成果を出すことが目的ではなく、海外で働くこと自体が目的化してしまっているからである。

 


今治タオル

2013年03月04日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

昨年、当社のマネージャーが結婚したので、結婚お祝いをあげたら、そのお返しに、今治のバスタオルをいただきました。

私は、今まで、タオルといえば、ユニクロをつかい、その品質は、絶対と信じ込んでいましたが、いただいた今治タオルは、

あまりにも素晴らしく、感動したため、親、兄弟、子供に自分で買ってプレゼントしました。

 

私は、あまり、プレゼントする習慣がないのですが、本当に感動してしまいました。

このタオルの品質は、世界一といっても過言ではないです。

 

思い起こせば、約15年以上前、今治は、中国からの安い製品の大打撃を受けて、大きなタオルメーカーも倒産しました。

今は、このように、高品質タオルで生き残りをしているところを見ると、感無量です。

 

日本の製造業も最高の品質のものを世界に作り、世界から最高のものを求める人が買い付けに来てくれるような国になれば

本当に素晴らしい国になると思います。

 


もう、中国製のユニクロのタオルではなく、今後は、今治でタオルを統一してみたくなりました。

タオルは、毎日使うものですが、これほどの経験をしたことがなかったです。

一本5千円しますが、価格以上の価値が体験できると思います。

 


経営者とミドルマネージャーの役割

2013年03月03日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

私は、ミドルマネージャーには、あらゆるリスク(脅威)を想定して、リスク・マネジメントをしてほしいと思っています。

想定できるリスクを描ける能力が、ミドルマネジメントに要求される管理能力です。

これをシステム化することです。

 

経営者である私自身は、あらゆる「機会」を想定して、経営を行ってきたつもりです。

ただし、リスク管理が弱いと、私自身が、リスクマネジメントを中心に考えるので、機会の喪失につながるリスクが発生します。

 

あらゆる機会を想定する方が難しいので、これは、私が行わざるを得ないのが、現状です。

しかし、リスクマネジメントに関しては、かなり形式値化が可能なので、もう少し、管理者には、頑張ってほしいです。

近視眼的になるほど、リスクが見えなくなります。

 

普段の仕事の仕方、本の読み方などを変えて、体系立てて自分の業務を組み立て直せればできるようになるのではないかと思います。

私は、スタッフ時代、非常に考える癖があって、最初のころ、人よりも作業が遅く、シニアによく怒られていました。

 

しかし、一度、体系を理解すると、誰よりも早く、業務を終了させられるようになりました。

その後は、一度も、仕事が忙しいと感じたことはありません。

これは、独立して15年たちますが、いまだ、自分が忙しいと感じることはありません。

なぜなら、現状では、まったく、ラインの仕事はしてないからです。


現在は、ほとんど自由時間になりました。

会社の方向性が決まったので、すでに経営者の仕事が、事業承継だけになりました。

事業承継のためには、出来る限り、自分が仕事をせず、すべてを任せる必要があります。

 

 

ただし、経営センスだけは、なかなか教えられません。

まずは、管理者には、リスクマネジメントを構造的に学んでほしいです。

センスや感性が必要な部分もあるので、直ぐには難しいかもしれませんが、自分自身を内省し、見えないものが見えるようになってほしいです。

目標設定しない限り、これはできるようにはなりません。何を描けるかで将来が決まります。

愚痴の多い人は、間違いなく、出来ない人です。
できる人は、解決策だけを考えます。愚痴や言い訳は言いません。

思考方法で、自分の未来は決まってきます。
私は、30代の半ばで、これに気づくことができたので、少なくともここまでやって来れました。



これから会社が飛躍できるか否かは、すべて、事業承継にかかっています。
60歳になってからの事業承継では、遅すぎる気がします。

事業承継を本気で考えて、私自身が、当社を客観視できるようになってきた気がします。



PS:この2月から横浜事務所が移転しました。
私が選んだところではない初めてのオフィスです。ある意味、非常に違和感がありました。
TCGの看板は、ありましたが、すでに自分の会社ではない気がしました。

おそらく、事業承継とは、自分がかかわらないものが増えていき、愛着がだんだんとなくなっていくものなのかとも思いました。
非常に複雑な心境でしたが、きっと、これが私がこの会社を離れていくプロセスなんだと思います。

寂しい気もしましたが、これをしない限り、この会社もまた、私と同じように衰えていくのでしょう。
やるべきことだけはやり、やり残しのないように生きていきます。
そうすれば、死を恐れることもなくなる気がします。

 

 

 


新卒から海外で働こう!

2013年03月02日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

原稿すべて完成しました。

出版社にすべて提出済みです。

初校は、来週できますが、印刷会社が忙しいらしく、印刷が4月にずれ込みます。

5月の初旬には、店頭に並ぶ予定です。

 

久しぶりに書き下ろしました。

海外本は、ほとんど監修ばかりで、企画とチェックだけでしたが、今回は、3週間くらいで、一冊書き下ろしました。

 

国の現状

グローバリゼーションの流れ、

今後の働き方

当社の社員で、新卒で海外赴任した3名の体験談を載せています。

 

当社の新卒セミナーに来てくれた人には、全員に無料配布します。

ぜひ読んで、今後の働き方の参考にしてもらえればと思います。