久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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タイ インド ドバイ 出張中です

2011年04月28日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

タイ、バンコクは、30度以上あり、かなり蒸し暑かったですが、インド・デリーは、すでに40度超えています。

バンコクのような蒸し暑さはありません。

今週末からドバイに移動します。

現在、ドバイでは子会社の設立を進めており、会計士・弁護士とのミーティングを行ってきます。


タイでも多くの会計士・弁護士と会いましたが、同じプロフェッショナルとして非常に刺激されます。

日本の商工会議所も、今年は、国際化元年を打ち出し、グローバリゼーションの波に飲み込まれるこのなく行動しようとしています。

この波は、脅威ではなくチャンスです。

しかも、スピード勝負であることが明確です。

当社も、今年は、社運を賭けてグローバル化を進めています。

お金の投資、人材先行投資もかなりのものになりますが、お金以上に、海外勤務を希望する多くの社員に支えられています。

 

戦略の遂行は、従業員とのベクトルの共有無くしてはありえません。

特に、インド・パキスタン・バングラデシュに行きたがる社員が他社では少ない中、当社は、来月から8人の日本人を配置することができました。

生活も非常に大変な国ですが、ビジネスチャンスはたくさんあります。

タイには、約30社の競合他社があり、価格面でもしのぎを削る状態です。

自分が進出しやすい国は、競合にとっても進出しやすい国です。

 

インフラが整っている国は、競合にとって進出しやすく、価格競争に陥りやすくもなります。

日本企業は、インフラを気にしますが、他社に先んじるスピードの方が、長期的には利益に結び付きます


The Real Employee Satisfaction

2011年04月13日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

The Real Employee Satisfaction

(英語版:できる若者は3年で辞める!)

 

ただいま、アマゾンで予約受付中です。

 

この本は、インドで発売されましたが、洋書として、アマゾンにて購入することが可能です。

 

日本版を完全翻訳しています。英語の勉強にもなると思います。

当社では、この本を使って現地のナショナルスタッフと理念共有を図るために毎日、朝礼研修で

使用しています。


インド赴任日記 Vol.10 ~不満やわがままもその人らしさ~

2011年04月06日 | マネジメントセラピー(井上ゆかり、他)

不満やわがままもその人らしさ

 

 

ここインドは、3月にはHOLYというColorful なお祭りがあります!!!

外では小さな子どもたちが、水鉄砲を持って走り回っています。

うっかり外にでると、色とりどりの水が飛んでくるので…当日は自宅待機です 笑)))))

  

さて、インドでは3月の末から契約更新の時期を迎えます。

多くの現地法人の社長は、この時期になると給与や評価のことで頭を悩ませます。

  

私は日本でも、評価や教育のコンサルテーションをしてきたので

こうして頭を悩ませる光景は今までも見てきました。

  

しかし、日本の経営者と現地社長とは少し頭を悩ませるところが違います。

日本の経営者は、やはり本当の経営者なので、自分自身の評価の軸を持っているので

私たちの仕事は、その『軸』を経営者の頭から取り出して、社員が理解できる形に

変換をしていくというものでした。

  

一方で、現地法人の社長は経営者とはいえ、日本の経営者の『軸』を無視するわけにはいきません。

本社の意向を考えた上で、自分自身の経営者としての意見を融合していくのです。

ここで頭を悩ませるのは、日本と自己との『軸』の違いであったり、そもそもの自己の『軸』の発見です。

そのため私たちの仕事は、共に『軸』の構築をしていくことになります。

  

経営者というのは、どこの世界もわがままなもので・・・(悪い意味じゃないですよ

自分の想いが思い通りにならないと、怒り心頭です。

 

一方、現地法人の社長はわがままは言いませんが、上手く進まないことに対して

経営者であれば『怒り』で表現されていたものが、『不満』となって表面化します。

 

以前の私は、こうしたわがままや不満を言われるたびに、どうしたらそれが無くなるかを考えたり

若かったことも手伝って、経営者と口論になることですらありました。。。

 

しかし今は、不満やわがままもその人らしさであり、

重要なコミュニケーションの1つなのだと思っています。 

 

 

もちろん、そうした背景が無い場合についても「不満とわがままもその人らしさ」として
言いたい放題になってしまうのとは、また別の話ですが…

  

特にインドで一人、英語もままならない中でインド人のstaffを使い

成果を求められている現地駐在社長から出る『不満』」というのは

『こうしたい!!でも出来ない』という想いの表れだとも思います。

また評価をする側でもあり、そしてされる側でもあるからこそ、評価をするときに

大きく変化をもたらすような決断が出来ないのだとも理解できるようになりました。

 

日本の経営者のわがままもそうです。

『こうするんだ』という強い想いや目的があるからこそ、周囲にはわがままだと感じられる程に

強く希望を主張し、それが叶わないと怒り、またTOPだからこそ誰の意見にも負けることのなく

主張をし決定していくことが出来るのだとも思います。

 

それら両者の持ついずれもの想いが無い人にとっては、その類の怒りや不満を感じることもないはずです。

 

そう考えると…

どんな『わがまま』や『不満』、悩みだって、どんと来いです!!

それを受け止めて、実現に向けてのサポートをしていくのが私の役割ですから

 

 

                                          井上ゆかり