久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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ただいま、モロッコのカサブランカにいます。

2012年08月24日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

ただいま、モロッコ、 カサブランカにします。

街並みは、インドのチェンナイのようです・・・

チェンナイよりは、少し発展している感じがしますが・・・特に、これといった特徴がなく、観光スポットも世界三番目に大きいモスクくらいです。

これ以外のモスクは、入ることが禁止されています。

 

人は、ほとんどがアラブ系で、黒人はあまりいません。

 

モロッコ、カサブランカにも会社設立します。

 

アフリカは、自分が予想していた以上に発展してます。

 

今後もこの発展は続きます。

日本のアフリカに対するイメージと実際に訪れると大きな違いがあることがわかりました。


これからケープ・タウンに向かいます 【南アフリカに子会社設立します】

2012年08月19日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

南アフリカ、ヨハネスブルグは、失業率が30%ほどあり、1日に50人も殺される世界最悪の街と言われています。

殺人が多いのは、主に旧市街のゴーストタウンと化した市域で、日本人が殺害された事例は今のところありません。

失業率が異常に高いのは、最低賃金が非常に高く、過剰な労働者保護の法律のためです。

物価は、輸入品に頼っているため、日本なみです。

一部、食品は、日本よりも安いですが、ほとんど日本なみに高いと考えて間違いないです。

 

労働者のコストは、タイの3倍ともいわれ、しかも生産性は低い。
これでは製造業が進出に二の足を踏むのは、あたりまえです。

 

その意味で、非常に大きな問題を抱えた国と言えます。

しかし、アフリカにおける金融・商業の中心地で、アフリカのオピニオンリーダー的存在であることは、間違いなく、アフリカ進出のためには、南アフリカをハブとして、他の国をカバーしていくことが必要になると思います。

 

その意味で、当社も南アフリカに子会社を設立することになりました。

 

 

労働者保護政策は、決して労働者のためにならないことは明確です。

日本が規制強化すれば、日本企業に日本離れがさらに進み、日本の良いところが失われてしまいます。

 

日本企業にとって海外進出は、不可欠ですが、世界の購買力が上がった時、日本製品は必ず見直されます。

メイドインジャパンは、必ず再評価されます。

 

しかし、今は、我慢が必要です。

日本企業は、国際化するとともに、同時に日本の良さを失ってはいけません。

日本でのモノづくりを忘れてはいけないのです。

 

相反することを同時に行う必要があります。

世界は、いずれ購買力が上がります。

日本で作り、中国に輸出する日は近いです。

 

それまでは、国際化を進めることにより、耐える必要があります。

 

日本における規制緩和を進めてほしいものです。
今の日本は、社会主義政策そのものです。

これでは、日本の未来がなくなります。

政治家は、もっと、国内ではなく、世界で日本が生き残る策を中心に国策を作ってもらいたいです。

これは、痛みを伴い、一見、労働者に不利な政策に移るかもしれませんが、長期的に見れば労働者のためになります。

 

南アフリカは、アパルトヘイトの反動もあり、非常に労働者保護の強い労働法で、最低賃金も非常に高いです。

その結果は、高い失業率と高い犯罪率を生んだだけです。

最低賃金法は撤廃し、自由に解雇できるようにしなければ、南アフリカは、とんでもない所得格差と犯罪大国になるだけと思います。

日本もまた同じです。

 

南アフリカの姿は、日本の将来像に写ります。

日本の最低賃金は、アメリカ並みに下げるべきです。
これは、ワークシェアリングするために絶対必要です。

生活保護、年金を引き下げ、財政状態を安定させ、世界で生き残るために耐える時期だと思います。

 

厳しい選択ですが、これしか方法はないです。

 

 


南アフリカに到着しました

2012年08月16日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

タクシーが、街中で走っておらず、移動が非常に不便です。

タクシーは、ホテルから予約する必要があり、価格も日本並みに高いです。

今日は、南アフリカのKSIを訪問しました。(当社とおなじメンバー・ファームです)

イギリス人が経営している会計事務所でした。

社員数は、約100名で、3割はインド人を雇用しているそうです。

 

顧客の大半は、外資系で親会社のための連結監査がメインの仕事だそうです。


鉱業がメインの国ですが、製造業は発展していません。

スーパーの家電品売り場では、サムスンとLGが幅を利かせていました。

日本製品は、薄型テレビのソニーしか見当たりませんでした。

 

PS:今日は、生まれて初めて朝食を3回食べました。
時差が日本と7時間あり、機内食で3回朝食が出ました。


これから約10日間、南アフリカとモロッコに行ってきます

2012年08月14日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

毎年、お盆シーズンとゴールデンウイークは、農閑期なので海外にいくことにしています。

南アフリカは、このようか機会ではないと遠すぎて訪問できないので行くことにしました。


アフリカは、今年のエジプト訪問に次いで2回目ですが、どこかわくわくします。

たくさん情報を得て、来年は、アフリカの本を書いてみたいです。

アフリカ投資の本は、日本では皆無ですから・・・


苦労するとは思いますが、調べるだけの価値のある大陸だと思います。

 

生きている限り頑張ります。


新しいインド人マネージャー2名への研修会を日本で1か月行っています

2012年08月11日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

先月から新しいインド人マネージャーの日本での研修会を始めました。

1か月行う予定ですが、朝の研修会は、二人に交代でインストラクターを行ってもらっています。

 

非常に効果的だと思います。

 

また、ドラッカーの本を使って、昨日は、約5時間ほど3人でディスカッションしました。

 

ドラッカーは、世界共通で、インドでも研修で使われているようです。

 

良い社員が採用できてほっとしています。

 

他の地域もマネージャーレベルの採用を行った場合は、継続研修を日本で開催しようと思います

 

インド英語を毎日触れていると、ヒアリングも慣れてきました。

日本でインド英語のヒアリングトレーニング機会が少なかっただけに、今回の研修会は、私に

とっても有意義なものになりました。

来週から、2週間アフリカ (南アフリカ・モロッコ)に視察に行ってきます。

自分が生きている間にアフリカに行けるとは、予想もできませんでした。

地球がどんどん小さくなっていきます。

 


科学する麻雀

2012年08月08日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

科学する麻雀という本を読みました。

画期的な本でした。

簡単にいうと当たり馬券を統計によって予測するものに近いですが・・・

 

今まで定石と思われていた打ち筋が、統計による期待値によって、根本的に誤っていたという結論です。

常識的に考えれば、人間は、機械ではないので、自分の経験値でベストと思っていたことがコンピュータによってより正確なものが計算されたというのは、わかります。

 

チェスの世界も、
古くは、コンピュータ(デープ・ブルーIBM)対チェスの世界チャンピヨンが対戦し、IBMが圧勝しました。

 

将棋の世界も、
コンピュータ(極)対米長名人が対戦し、コンピュータが勝ちました。

コンピュータは、序盤戦が苦手ですが、データベース化が進むことによって、この問題も解決されました。
終盤戦は、人間の力を遥かにしのぐ、圧倒的な強さを持っています。
玉が詰む場合、数百手先でも、差し違えることはありありません。

コンピュータの発展によって、本業の棋士の力もかなり短期間でつくようになりました。これが新世代の羽生善治名人を生んだ理由だと思います。

ただ、将棋ファンからは、試合がつまらなくなったともいわれました。

 

古くは、大山康晴対升田幸三との対決にもあったように、強さからいえば、大山の方が実力的には勝っていたかも知れませんが、人気は圧倒的に升田が勝っていました。

これは、「新手一生」を信条とし生きる升田の生き方にファンが魅了されたのだと思います。

結果だけにこだわるのではなく、いかにファンを喜ばせることができるかがプロということなのでしょう。

 

これは、「記録に残るより記憶に残る」生き方なのでしょう。

 

 

さて、話を麻雀にもどすと・・・

この本では、運、ツキ、流れを完全に否定しています。

科学的に考えれば、上記のものが存在しえないことは明確でしょう。

次につもる牌が何かは、誰も知り得ないものです。

 

これは、株価の値動きと同じです。

流れとは過去のトレンドにすぎません。
それが、明日の株価とは、全く関係ないことは、科学的にも証明できます。
しかし、過去には、確実に流れと思われるものが存在し、しかも、それが人々の意思に反映されるため、将来にも何らかの影響を与えているのは事実と思います。

科学的に考えると、株価のチャート分析は、全く意味のないものであるにも関わらず、証券会社のトレーディングルームでは、そのチャートに基づいて取引がなされ、実益が得られています。

科学的に無意味なものであっても利用可能なもの、実用的なもは存在するのです。

 

自分に運があると思う人は、運がないと思う人よりはるかに高い結果が残せます。
統計的に運の量は同じであっても、認識の違いが、行動の違いに現れます。

その意味で、科学的でない占いや占星術もまた利用価値があります。
実際、私は、12年の長期経営計画では、占星術をベースに組み立てています。

 

この最大の目的は、「矩を超えない」ためです。
経営は、押し引きが重要で、一方的に攻めるだけでは、崩壊します。
その意味で、自分のバイオリズム(非科学的なもの)を経営に応用することは、十分価値のあることです。

 

もう一度、この本に話題を戻すと・・・

結論からいって、非常に画期的なものでした。
私が考えていた常識的打ち筋が根本的に否定されました。

(とくに、字牌の絞り込みは、非生産的ということがわかりました。さらに安全牌を持つことも非生産的という結論になります。)

 

統計による期待値は、確かに役立ちます。コンピュータによるデータベース解析ができなければ、今までは、不可能なことでした。

素直にこの意義は認めるべきでしょう。
この本に対して、否定的な意見がたくさんありますが、私は、まったくそう思いません。
初めて麻雀で定石なるものができたと思っています。

 

ただし、この定石は、人の打ち筋により変化するもので、多くの人がこれに従うほど、その価値はなくなるものです。

 

 
麻雀で勝ちたければ、人には教えたくない手筋とも言えるかもしれません。

 

 

 

私自身、実際、雀荘でこの方法を試してみましたが、かなり効果がありました。
本当に驚くほどの効果です。