久野康成公認会計士事務所/株式会社東京コンサルティングファーム(TCF)の 【国際化支援ブログ】

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BATIC受験しました!

2009年07月26日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

本日、BATICの受験しました。

世界的に国際会計基準に統合されていく流れの中で、USGAAPをベースにした試験ですが、非常に役立ちました。

会計の勉強をするのは、実に、公認会計士の3次試験以来なので、14年ぶりくらいです。

私が勉強していたころは、デリバティブ会計もなく、改めて勉強しなおし、自分が化石になりかけていたことが、よく分かりました。


今後、インド事業を進めるにあたり、国際会計・国際税務、それに英語力は必須です。

その意味で、今回のBATICの勉強も、そのステップとして非常に有用でした。
BATICの英語は非常に簡単で、とくに英語がネックになることはありませんでした。
時間的にもかなり余裕がありました。

 

竹中平蔵氏が、受験勉強は、体系立てて勉強できるので、利用しない手はないと「マトリックス勉強法」の中で言っていました。本人は、税理士試験を受験されたそうです。

私も、今後、TOEICのみならず、USCPAの勉強も始めます。


必ず、合格するまで勉強し続けます!!
TOEICも960点以上取れるまで頑張ります!!!



第12期 になりました。

2009年07月21日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

この7月から、12年目を迎えました。

独立した時は、32歳。

来週で44歳になります。

振り返ると、20代は、勉強ばかりしていました。

30代は、経営とは何かを探る時代でした。


40代は、当り前のことを、よりシンプルに実行していかなくてはいけないと思っています。

40代は、ある意味、余裕が出てきます。
20代、30代と異なり、お金や時間の制約がなくなってきました。

それゆえ、怠惰な生活を送ることも可能です。


しかし、それを行えば、50代経営者として仕事をすることはなくなるでしょう。そんなことをしていれば、会社がなくなるからです。

もう一度、基本に戻り、いろいろ勉強してみたいと思います。

インド事業と組織コンサル事業を育てていく過程で、改めて、【心】と【技】の両輪を磨き続ける時と思っています。


12年、本当にあっという間でした。

ここまで、生きて来れたことに感謝


昇給は承認

2009年07月17日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)
私が独立したころ、ある経営者から、こんな質問を突然されました。

「久野さん、社員の昇給、期待であげているでしょ?」

とにかく、びっくりしました。
なぜ、私の経営スタイルが見透かされてしまったのでしょうか?

「経営者は、みんな、社員の昇給を期待をしてあげているんだよ。
これが、間違えている。
昇給は、何をしたのか、結果であげなければいけない」

確かにそのとおりです。

社員に期待しない経営者はいません。
だから、給料をあげれば、次は頑張ってくれると思ってしまうのです。


しかし、社員にとっての昇給とは、今まで頑張った結果に対する報酬なのです。

ここで、経営者と社員との間で、期待ギャップが発生します。


経営者からすれば、将来見込んで昇給させたのに、一向に行動に変化がないと苛立ちます。

社員からすれば、今まで頑張った結果の昇給と考えるので、なぜ、怒られているのか分かりません。


昇給とは、承認なのです。


ビギナーズ・ラックはなぜ起きるのか?

2009年07月16日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

先日、ビジネス・ストラクチャーを変えられない理由の一つとして、ビギナーズ・ラックの存在をあげました。

ビギナーズ・ラックは、実は、ラックではなく、多くのケースで起きうるものなのです。

例えば、
サイコロのゲームを考えてみます。
サイコロを振り、1の目が出たら、500円もらえる。
ただし、1回あたりの参加費を100円とします。

さて、皆さんは、ディーラーとプレーヤー、どちらが有利と思われますか?

もちろん、期待値で考えれば、ディーラーが有利です。
期待値=500円÷6=83円

つまり、このゲームでは、プレーヤーは100円の投資に対して、83円のリターンしかありません。

ギャンブルとは、そもそも確率的にいえば、常にディーラーが有利にできているのです。

 

 

では、このゲームでプレーヤーが負ける確率は、何パーセントでしょうか?

計算を単純化させるために、6回振る内に、必ず1回のみ1の目が出ると仮定します。

実は、最小値では、たったの6分の1しかありません。

なぜでしょうか?考えてみてください。

(上記の仮定がない場合、6分の1よりも負ける確率は大きくなりますが、極端に大きくなるわけではありません。)





ビギナーズ・ラックは、偶然ではなく、必然的に起きていたのです。
これが起きなければ、誰も勝てるはずのないギャンブルには参加しません。

確率論的には、常に負けることが分かっているギャンブルに、参加者がい続けるのは、この必然的に起こるビギナーズ・ラックにより勝てるという錯覚が起きていたのです。

これがビジネスでもまったく同じように起きていたのです。



戦争と経営

2009年07月15日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

まぎれもなく、戦争は、科学の発展に大いに役立ちました。

飛行機や船、潜水艦、さらに原子力など、戦争は、第一次世界大戦から科学の競争になったのです。

これだけではなく、経営にも非常に応用されました。

例えば、

ヘッド・クオーター=本営
ストラテジー=戦略 
ロジスティクス=兵站

など、戦争用語がたくさん経営用語として使用されています。

現在は、戦うことから、共生することへ、時代は移っており、戦争を思わせる用語も次第に陳腐化していくかもしれません。

考えてみると、本社も、かつては、ヘッド・クオーターとよく呼ばれてましたが、今は、ヘッド・オフィスの方が一般的になっている気がします。


ただ、支店展開、海外子会社展開を考えるとき、私は、囲碁の発想法を考えます。囲碁は、非常に戦略的な陣地取りゲームです。

囲碁や将棋、チェスは、いってみれば、戦争を縮図にしたゲームです。

特に、囲碁のロジックは、支店展開、海外子会社展開をする上で、非常に役立つ発想法と思います。



インドのチェンナイ事務所に着きました!

2009年07月13日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

やっと、チェンナイに着きました。

午前中に家をでて、マレーシア経由でやっと着きました。

デリー経由が、満席だったので、始めてマレーシア航空でインドに来ました。

チェンナイは、かつて、マドラスと呼ばれていたところです。

イギリスがつけた名前なので、インド独立後、インドの名称に変更されました。

マドラス → チェンナイ
ボンベイ → ムンバイ
カルカッタ → コルカタ

実は、デリーもイギリスによって付けられた地名ですが、デリーは、首都であり、あまりにも名前が一般化していたため、名称の変更がなされませんでした。


しかし、今でもインドの国粋主義者は、デリーの名称変更を望んでいるそうです。



私自身は、子供のころ親しんだマドラスという名前が好きです。

家の近くはすぐに海岸線です。近くには、漁師もたくさん住んでいます。

情緒あふれる港町、一週間滞在します。

 


ビジネス・ストラクチャーは、なぜ、見直されないのか?

2009年07月09日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

①自分のしたいことを行うから。

自分のしたいことは、あまり変わらない。
しかし、顧客や自分の経営環境は変わっている。

経営環境に対応した変化ができない。



②過去の経験(時間投資)・費やした投資(お金)を回収したいと思うから。

過去へのこだわりは、新たらしいことをするにあたっての足かせとなる。

新しい投資は、その状況に応じて判断すべきなのに、過去の投資を
回収するために、追加投資をしてしまう。
(株で言うところのナンピン買いと同じ)

③過去の成功体験・ビギナーズラックに引きずられる

このとき、損失が発生しても、いつかは、利益が出ると思い、やめられない。

ビジネスストラクチャーは、自分が立てた仮説にすぎないが、結果が悪くても仮説の修正ができないのである。


ビジネス・ストラクチャーを見直そう!

2009年07月08日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

仕事(作業)をするほど、どんどん損失が出るのは、ビジネス・ストラクチャーが誤っているから。

これに気がつかないと、頑張っていればいつかは利益が出るだろうと、延々と同じ作業を繰り返してしまう。

同じ作業の繰り返しからは、同じような損失が発生するだけである。

 

作業は目に見えるが、ストラクチャーは、見えないので、そこに誤りがあるとなかなか気づかない。

努力し、頑張ることだけを仕事と考えていると、とんでもない低収益、または損失を生み出し続けることになる。


3か月続けて変化が見られないようであれば、徹底的にビジネス・ストラクチャーを見直すべきである。

見直した結果、だめならすぐに撤退することも視野に入れた方がよい。



 

ストラクチャーは、利益率を決め、
作業は、回転率を決める。

ストラクチャー(利益率)×作業(回転率)=利益となる

結果として、ストラクチャーが誤っていれば、作業するほど、損失が膨らむのである。


 

 

 


出世を望むな!

2009年07月05日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

会社の中で【出世】を望んではいけない。

それは、結果としてするものだからである。


出世を目的にすれば、出世できなかった時のダメージ

は計り知れない。


しかも、十年、二十年以上にわたって、我慢し続けてきた人とっては。
このような人は、会社の中で腐るか、転職しても過去の会社を引きずり続け、腐り続ける。

残りの人生を棒に振ることになる。



ただし、出世できなかったとすれば、会社からの意思表示であることは
事実である。

自分の信念に従って、新たな活躍の場を見出すか、甘んじるしかない。


いずれにしても、出世できなかったことによるダメージは不要である。


死ぬ時に後悔すること 25

2009年07月02日 | 最新ビジネス書評
【死ぬ時に後悔すること 25】という本を読みました。

延命治療を受けている人は、延命治療をやめた人より、最後に後悔してしまうことがあるそうです。

延命治療をやめると、残りの人生を自分の力でコントロールし、精一杯、やり残しがないように生きることができる。

延命治療をすると、単にベットに寝ているだけで、気づくと死期が近づいていて愕然としてしまう。


物理的には、治療をやめた人のほうが、人生の長さは短くなるはずなのに、充実度が変わってしまうのです。



そもそも人生とは、明らかに死に向かって生きているようなもので、死に至る病にかからなくても、われわれは死にゆく存在です。

それに気づき、充実した人生を送れるか否かで、死ぬ時の後悔は少なくなると思います。


生きている間の後悔は、やり直しできますが、死ぬ前の後悔はやり直しができません。

この本は、私にとって非常に学ぶところが多くありました。



久野



BATIC 今月26日に受験します!

2009年07月01日 | 所長と熱く語ろう!(久野康成)

BATICの勉強、本格的に始めました!

日本の会計もIFASに実質的に変更されることを考えると、今後は、IFASの知識を十分身につけていかなくてはなりません。


私も、国際会計基準を勉強していたのは、10年前なので、いま、BATICを改めて勉強すると、非常にためになります。

当社の社員に受験を促すためにも、自分自身が率先して受験生と同じように勉強する必要性を感じます。

 

技術は、研ぎ続けていなければ、直ぐに衰えていきます。

経験だけでは、衰える知識を補うことはできません。

私も初心に戻り、勉強します!