私が、小学2年生のとき、担任の先生から、
『人間が苦労する量は、みな同じです。若いときに苦労しない人は歳を取ってから苦労します。今のうちにしっかり勉強しなさい。そうすれば、歳を取ってから人生はどんどん楽になります。』
と言われました。
私は、先生の言っていることは間違いないと思い、この言葉を頑なに信じていました。
そして、23歳の時、この話を会計士の受験生仲間に話しました。
私が、『人間は、一生において苦労する量は同じだ。小学生のときの担任の先生がそういっていたんだ!』というと、
周りから、いっせいに反対の声があがりました。
周りの友人は、『苦労の量は人によって異なるに決まっている!』というのです。まるでNHKで体験したように、周りの人に否定されたのです。
私は、そこで始めて、『人間は、苦労する量が違ったのだ!』ということに気づかされました。15年間その言葉を何も考えずに完全に信じきっていたのです。
と同時に、先生の言葉を頑なに信じていてよかったとも思いました。
もし私が、素直に先生の言葉を信じていなければ、10代のころ努力はしなかったと思います。10代の頃の学習は、後の人生に大きな影響を与えるのです。
当社は、6月から独立系会計事務所として初めて、インドに会計事務所を設立しました。久野康成公認会計士事務所のニューデリー駐在員事務所になります。(現地法人名は、Tokyo Consulting Firm Private Limited)
インドで提携した会計士と話をすると、彼らの英語力やディベート能力の高さには驚かされます。インドは、完全に国際ビジネスマンを育てるためのエリート教育を行っています。
また、教育レベルの差が、所得格差に完全に比例しています。
今のままでは、日本がインドに負けてしまうのは時間の問題です。
日本
国際競争に勝てる人材育成が急務なのです。
そのために必要な能力は、英語力とリーダーシップと思います。