30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

サトイモの芽出しを開始

2020-03-03 | サトイモ

無事に越冬できた種イモ、上から土垂(親イモ)、タケノコイモ、ヤツガシラ

サトイモの芽出しを2月28日から始めた。種イモは土垂、ヤツガシラ、タケノコイモの3種。

種イモは昨年の秋から冬にかけて収穫したものの中から、“優品“をえらび畑の隅に深く穴を掘って保存してきた。

良好に保存するにはなによりも寒さ対策である。これまでは土を山盛りに埋め戻し、水の侵入を防ぐためブルーシートをかぶせてきた。しかし掘り出すときに土は重くかなりの手間がいる。そこで昨年は土の代わりにもみ殻を使い、やはりブルーシートをかぶせた。これで防寒できたかどうか気になる。

芽出しを始める時が来た。種イモを掘り出す。もみ殻はやはり取り出しやすかった。問題は種イモの状態である。暖冬だからといって安心はできない。これまで何度も寒さで腐らせてしまってきた経験があるからだ。

状態はすべて良好であった。土垂とタケノコイモはすでに元気に出芽している。これから芽出しする必要がないくらいだ。ヤツガシラだって出芽はいつものように遅いものの小さな芽を確認できる。

状態を確認したらすぐに芽出しである。温度を高めて出芽を促す。浅く穴を掘り、種イモをカゴに入れて並べ、土を軽くかぶせる。

そこにビニールをべた掛けし、さらにトンネル掛けして2重にする。これで作業は終わり。芽出しは今月末まで行い、下旬に植え付ける。

植え付ける数はことしは減らす。3種あわせて60個の予定でいる。

ことしの楽しみは「丸系ヤツガシラ」を育てること。昨年知り合いの農家から収穫したばかりのものをいただいた。八つ頭と書くようにごつごつした形状に特徴がある。それなのにこの丸系ヤツガシラは、つるりとした丸い形。これがヤツガシラ? すぐに食べてみた。従来のヤツガシラに比べて皮はむきやすく味も変わらない。これなら従来のものに代わって今後はこれを育ててみようかという気になる。

だが待てよ、この形では縁起物としておせち料理には使えない。そこでことしは両方作ることにした。種イモは知り合いの農家からいただいてきた。毎年同じものを作ってばかりいては面白くない。たまに新しい品種に挑戦することは楽しみになり、刺激になる。


      

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