30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

5月の色を食べるサヤエンドウ

2012-05-30 | キヌサヤ

5月26日に中学校の同窓会があったことは前回書いた。この同窓会はクラス単位ではなく学年全体で行った。団塊の第一陣だから生徒数は多く当時は8組まであった。会場に足を踏み入れると、まったく知らない連中ばかりだ。50年近く会っていないのだから、だれがだれだかまったくわからない。会場を間違ったかなと思ってしまう。同じクラスの旧友の顔を見つけて、やっとほっとする。相手がわかれば、すぐに打ち解けて話せるのが中学時代の仲間のいいところである。

幹事の報告によると、一割の人がすでに亡くなったいう。ということは40人を超えた。もうそんなに亡くなったのかとしんみりしてしまう。しかし年齢を考えると、ひとりまたひとりとあの世にいくのはそれほどの驚きではないものの、同窓会の楽しい席で、同時に訃報に接するのはなんともつらいものである。前回書いたK子さんもそのひとりになる。いまごろは天国だろう。私はそこには行けない。26日の帰りの電車の中で、おれはきっと地獄行きだろうなと確信した。こんなおれに阿弥陀様は迎えには来ない、と覚悟している。 

サヤエンドウが収穫の真っ盛りである。サヤエンドウの味は、ゆで過ぎるとぺらぺらした食感でまずくはないがうまいとは思わない。どちらかというとやや硬めのほうがいい。それでもうまいものだとは思わないが毎年作る。色合いが好きだからだ。その淡い緑色はさわやかな5月にぴったりで、まるで清々しい5月の季節を食べている、と感じるのがいい。

サヤエンドウは取れ過ぎるのが困る。摘むのが面倒になるくらいできる。今年はあまりできがよくない。それがかえって2人の食卓にはちょうどいい分量になっている。3,4日ごとに摘む。徐々に花数が少なくなっている。今月いっぱいかな。それとも6月過ぎまで摘むことができるかな。サヤエンドウは連作障害がすぐ出る。顕著に出る。それだけに植えつける場所だけは間違わないようにと気をつけている。

かみさんはあいかわらず留守だ。きょうの昼もぺぺロンチーノにするか。ちょうどサヤエンドウがあるからこれを入れてみよう。スパゲティは日本でいえばうどんと思えばいいのか。どんな具を入れても、まずくならないで食べられる。わたしでもなんなくできるのがいい。


         


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