30坪+20坪の菜園

BIG FARMの農事日誌です。

お尻から眺めてわかるキャベツのよしあし

2010-01-13 | キャベツ

今朝は庭にうっすらと雪が積もっていた。初雪だった。明け方に屋根をたたく音が大きかったのでひどい雨だなとふとんの中で思っていたのだが、かみさんによるとヒョウだったという。

キャベツがまだ畑にいくつも残っている。収穫の適期はとっくに過ぎているので、中には熟し過ぎて裂球しているものがいくつかある。キャベツはハクサイほどに好きではない。ほどほどに作ればいいものを、いつものように作り過ぎてしまう。それでもいまの時期、畑にキャベツが残っているのはなにかと重宝する。

おとといにそのキャベツを取ってきた。さすがに寒さにやられて色つやが悪いのだが、それも表面の一枚だけで、むけば浅い緑色の葉があらわれる。手で締まりぐあいを確かめてみるとパンパンに張っている。いつ裂けてもおかしくないほどに葉が詰まっている。春キャベツはレタスのようにフワッと葉が巻いているのがだ、いまの冬キャベツはすきまなく葉を巻いている。

「おしい野菜の見分け方」(バジリコ出版)を読んでから、自分の作った野菜が気になる。ネギ、ハクサイに続いてこんどはキャベツだ。

結論から先にいうと、健康に育ったキャベツは「軸がきれいに五画形になっている」。キャベツをお尻から眺めるなんてことははじめてのことだ。これまでしげしげと観察したことはない。「キャベツの葉はほぼ144度の角度で次々と葉を出し、2回転して5枚の葉になる」。そこでこれを確かめるために表面から一枚一枚はがしていった。なるほどね、とたしかにそうだった。

一昨日収穫したこのキャベツ。5枚も葉をむかれて少しばかり痩せてしまったけれど「きれいな五角形」といううより「ややいびつな五角形だった」。こんごは収穫するたびにお尻を見てみようという気にさせられる。


      


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