生きものはわたしの都合に合わせて育ってはくれない。ブドウを見ているといつもそう思う。２週間ほどブドウの手入れを怠っていた。なにげなくブドウ棚を見上げると、もう花が咲き終わり、実をつけ、それなりにブドウの形になっている。「しまったかな」と少しあわてている。この時期は１週間に一度は面倒をみてやらないといけない。成長に合わせてきちんと世話をしてあげないとほれぼれするようなブドウの収穫は期待できないからだ。ツルがのびている。わき芽もでている。これらを取り除かないとブドウ棚はジャングル状態になってしまう。当初心配した通り、今年はあまり実付きがよくないようだ。最後になってみないとわからないのだが、長年の栽培経験から少しはわかるようになっている。そんなことのんきに言っている場合じゃない。すぐに作業開始だ。
▽５月２７日のブドウ。花が咲き、実をつけはじめた
▽６月１０日のブドウ。ややジャングル状態。
それなりにブドウの形になってきた。
