8月12日のブログの続きです。
印象に残った日本人選手(団)の活躍から
*良い意味で予想を覆してくれた選手達
・女子バスケットチーム 技術とスピードで身長の高いチームに打ち勝ち 銀メダル
WR10位の日本がグループリーグを2位で通過、準々決勝のベルギー(WR6位)戦では一時13点差が付いたものの追撃、残り15.2秒からの逆転3Pシュートが決まり、そのあとのベルギーの攻撃をしのいで勝利。
準決勝はグループリーグで勝利した相手フランス(WR5位)戦で相手を圧倒。決勝はWR1位で五輪6連覇中のアメリカに敗れましたが堂々の銀メダルでした。
就任会見で「夢は東京五輪の決勝戦でアメリカと対戦し金メダルを取ること」と言い、2017年4月から就任したトム・ホーバスヘッドコートの力が大きかったのでしょう。
・フェンシング エペ団体が金メダル
開催国枠で救われての出場したフェンシングエペ団体(WR8位)。
初戦のアメリカ(WR9位)を破り準々決勝のフランス(WR1位)戦は同点で迎えた最終ポイントを勝ち取り勝利。準決勝で韓国(WR5位)、決勝でROC(WR7位)を破り頂点に立ちました。
2008年から日本で指導するオレクサンドル・ゴルバチュク・コーチ(48)の力もあり,力を付けてきていたのですね。
・卓球混合ダブルス 接戦の末中国ペアを破り卓球で初の金メダル
東京大会からの新種目。
日本の水谷・伊藤ペアとドイツチームが戦った準々決勝の大逆転勝利が印象的でした。セットオールで迎えた最終セット、一時は2-9とリードされていましたがここから6連続ポイントで追いかけます。8-10のマッチポイントをしのぎ最後は6-14で勝利。「諦めない気持ち」が呼び込んだ勝利でした。
準決勝の香港戦に勝利し,決勝の中国戦も息詰まる接戦。これを制し,初代チャンピノンに輝きました。
*圧倒的な強さを見せて金メダルの選手達
・柔道 男子73kg級 大野将平選手
・レスリング 女子50kg級 須崎優衣選手
・空手 男子形 喜友名諒選手
*新しく採用された種目で輝いていた選手達
・スケートボード 男子ストリート 金メダル:堀米雄斗選手
・スケートボード 女子ストリート 金メダル:西矢 椛選手、銅メダル:中山楓奈選手
・スケートボード 女子パーク 金メダル:四十住さくら選手、開 心那選手
難しいわざに挑戦し、成功しても失敗しても笑顔が印象的でした。選手達は仲間です。
・サーフィン 男子 銀メダル:五十嵐カノア選手
・サーフィン女子 銅メダル:都筑有夢路選手
サーフィンが楽しくて楽しくで仕方がないという気持ちが出ています。
・スポーツクライミング 女子複合 銀メダル:野中生萌選手、銅メダル:野口啓代選手
*その他 記憶の残った選手達
・柔道 阿部兄妹(兄 一二三選手66kg級、妹 詩選手52kg級)が同日に金メダル
・柔道 女子78kg級 濱田尚里選手が寝技でオール一本 金メダル
・レスリング 女子 川井姉妹(姉 梨紗子選手57kg級、妹 友香子選手62kg級)がそろって金メダル
・13年振りに採用されたソフトボール、日本チームが宿敵米国チームを破り金メダル
6回の奇跡のダブルプレー(1死一、二塁で三塁手・山本がはじいた打球を遊撃手・渥美がダイレクト捕球し、二塁に送球。走者が戻れず、併殺となって切り抜ける)はすごかったです。あのプレーで勝利を確信しました。
・ボクシング 女子フェザー級 入江聖奈選手:金メダル
・ゴルフ 女子 稲見萌寧選手:銀メダル
・水泳 女子 200m,400m個人メドレー両種目で大橋悠依選手が2冠、金メダル
NHKスペシャルの内容です。オリンピック直前の6月の記録会では精神的に参っていて不調だったのですね。それからの努力で精神的な弱さを克服した過程がすごい。
まだまだ日本人選手の活躍はありますが・・・、
*外国の選手に目を向けて・・・名シーン
・男子800メートルの準決勝の途中のこと、ボツワナとアメリカの選手がもつれあって地面に倒れ、競技から脱落した。その後2人は助け合って立ち上がり、抱き合いながら一緒にゴールまで歩いた。
・男子走高跳の決勝で、カタールとイタリアの選手は同記録となったが、優勝を決めるジャンプオフを行わず、金メダルを分け合った。
・米国の体操競技のシモーン・バイルス選手は団体総合決勝戦で最初の跳馬を終えた後、演技を断念して棄権。その後の種目別決勝でも跳馬と段違い平行棒、床運動も棄権したが、最終日の平均台に出場して銀メダルを獲得、有終の美を飾った。
・ジャマイカのエレーン・トンプソンヘラ選手が、女子100m、200mで2大会連続金メダル
東京五輪は「スポーツに適した温暖な気象条件」が謳い文句でしたが高温多湿な気候に選手達は苦しめられました。地球温暖化が進む中、今後の開催時期にも影響を及ぼしそうです。
またコロナによる1年間の延期が選手達に及ぼした影響もたくさんありました。1年間の延期があったためため間に合にあい出場できた選手もおれば、調整に苦しんだ選手もいましたね。
メダルを取った選手、残念ながら取れなかった選手、しかしそれぞれに全力で挑んだ選手達は素晴らしかった。選手達の躍動するすがたに力をもらい、感動した17日間でした。
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