今日の一言(8月7日) 山下景子著 美人の日本語(幻冬舎)より
夕星(ゆうずつ)
見えない瞳に守られて
金星の異称で、中国名を宛てて長庚(ゆうずつ)とも書きます。夕陽に続いて出てくるので、こう呼ばれるようになりました。
宵の明星、黄昏星(たそがれぼし)ともいいます。
「一番星、見つけた」といって指さす星は、きっとこの星でしょう。夕方、西の空にひときわ明るく輝いています。
明け方に見るときは、明星(あかぼし)、明けの明星、啓明(けいめい)、彼は誰星(かはたれほし)などと呼ばれ、昔は夕星(ゆうずつ)とは別の星だと思われていたようです。
金星は、夕方と明け方しか見ることが出来ません。でも昼間も出ているのだそうです。太陽が明るいので見えないだけなんですね。
ギリシャ神話ではヴィーナス。美と愛の女神は、目に見えなくても、いつも私たちを見守ってくれています。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます