今日の一言(8月31日) 美人の日本語(山下景子著 幻冬舎)より
儚い(はかない)
人の夢とかけて何ととく
「儚」という漢字は、もともと、くらい、迷うという意味で、はかないという意味はありませんでした。それを「はかない」と読みだしたのは、日本人のようです。
「はか」とは、目当てや物事の進み具合のこと。そして「はかない」は、そうした目当てや物事が順調に進まないという意味でした。
人の夢と書いて「はかない」・・・・。
夢が順調に進まないのは、当然といえるのかもしれません。むなしいこと、あっけなく消えてしまうことではないのです。
障害を乗り越えて、夢をかなえた人はたくさんいます。あきらめてしまったから儚くなってしまったのですね。
人が思い描く夢に、初めから儚い夢なんてないはずです。
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