7月1日のブログの続きです。「コントラバス奏者、マシュー・マクドナルドのおすすめ映像」の⑤曲目です。
⑤曲目:リヒャルト・ワーグナー作曲 楽劇《ワルキューレ》第3幕(演奏会形式上演) (76分)
サー・サイモン・ラトル指揮 クリスティアン・エルスナー(テノール), ミハイル・ペトレンコ(バス), テリエ・ステンスヴォルド(バス/ヴォータン), エヴァ=マリア・ウェストブレーク(ソプラノ), エヴェリン・ヘルリツィウス(ソプラノ), リッリ・パーシキヴィ(メゾソプラノ), スーザン・フォスター(ソプラノ/ヘルムヴィーゲ), ヨアンナ・ポラツコヴァ(ソプラノ/ゲルヒルデ), アンナ・ガーブラー(ソプラノ/オルトリンデ), ジュリーアン・ヤング(メゾソプラノ/ヴァルトラウテ), ハイケ・グレッツィンガー(メゾソプラノ/ジークルーネ), アネッテ・ボード(メゾソプラノ/ロスヴァイセ), エーファ・フォーゲル(メゾソプラノ), アンドレア・ベイカー(ソプラノ)
(WIKIPEDIAより抜粋)
第3幕 「岩山の頂き」
- 序奏
- 「ヴァルキューレの騎行 Der Ritt der Walkueren」の音楽[6]。すぐに幕が開き、音楽に乗って8人のヴァルキューレたちが声を上げながら岩山に集まってくる。
- 第1場
- ブリュンヒルデが一人遅れてグラーネを駆ってやってくる。ブリュンヒルデがヴォータンに背き、ジークリンデを連れ出したことを聞いた他のヴァルキューレたちは恐慌状態となる。ジークリンデは絶望して死を望むが、ブリュンヒルデはジークリンデの体に子供が宿っていることを告げ、生きるよう説得する。「ジークフリートの動機」が初めて現れ、ブリュンヒルデは来るべき英雄をジークフリートと名付ける。ジークリンデは感謝の言葉を、これも初出の「愛の救済の動機」に乗せて歌い、砕かれたノートゥングの破片を持って森へと逃れる。そうしているうちにもヴォータンが近づいてくる気配が高まる。
- 第2場
- ヴォータンが怒り狂って登場、ブリュンヒルデをヴァルキューレから除名し、父娘の縁を切ると告げる。他のヴァルキューレたちはとりなそうとするが、ヴォータンは聞く耳を持たず、彼女たちをみな追い払ってしまう。ヴォータンとブリュンヒルデの二人だけが残り、重苦しい沈黙となる。
- 第3場
- ブリュンヒルデは、自分の行為はヴォータンの真意を汲んだものだと釈明する。娘の父への愛情に次第に心を動かされるヴォータンだが、しかし処罰は変えられないと言い放つ。ブリュンヒルデは、ひとつだけ願いをかなえてほしい、自分の周りに火を放ち、臆病者を近づけないようにしてほしい、と嘆願する。ブリュンヒルデの必死の訴えに、ヴォータンはついに「さらば、勇敢で気高いわが子よ」と歌う。これより「ヴォータンの告別」の音楽。
- ヴォータンはブリュンヒルデに「神である自分よりも自由な男だけが求婚する」ことを了承し、抱擁する。ブリュンヒルデの輝く目を見つめ、閉じさせるとまぶたに口づけして神性を奪う。力を失ったブリュンヒルデを岩山に横たえ、体を盾で覆う。槍を振りかざし、岩を3度突いてローゲを呼び出すところから「魔の炎の音楽」となる。
- 岩から火柱が上がり、炎がブリュンヒルデを取り囲む。「まどろみの動機」が繰り返されるなか、ヴォータンは「この槍の穂先を恐れるものは、決してこの炎を踏み越えるな!」と叫ぶ。「ジークフリートの動機」が反復され、舞台一面の炎に包まれて横たわるブリュンヒルデから、ヴォータンは名残惜しげに去っていく。幕。
(抜粋終わり)
演奏が終わりました。拍手が鳴りやみませんでした。
「コントラバス奏者、マシュー・マクドナルドのおすすめ映像」の続きは7月9日のブログで。
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