末期高齢者になってしまった老人の日記

我が家の花の写真を中心に、日々の暮らしの中で起きたこと等を書かせていただきます。

シカゴの思い出

2011-09-09 11:19:19 | 海外旅行
小生の好きな人形で応接に飾っています。
外国作家の銅の像で高さは約30センチ

前回は写真を沢山出す事が出来ましたので
今回写真は無いのですが強い思い出がある事を書かせて頂きます。
ただ写真が無いと淋しいので
先日掲載した犬人形のように
我が家の人形写真がHDに沢山入っていますので
それを風景代わりに掲載する事にします

シカゴの街の思い出

シカゴの旅は30数年前の会社での出張です。
シカゴの街に関連した思い出と言えば、雪が降っており
あちらこちらに相当雪が積もったシカゴ空港の冬景色。
そしておかしな事に
ホテルでエレベーターに乗ろうとボタンを押したら
静電気で今迄経験した事がないほど激しいビリビリで驚いた事。
その他の景色等は全く思い出せません。

D博

シカゴは、会社が機械の技術導入をしていた
社長さんD博士に会う為に行きました。
Dさんはアイルランド出身の技術者で、英、独、仏、露の4ケ国語ができ
飛行機の操縦ライセンスも持っておられるという多能の方。
技術導入した機械の特許もご自身が発明したものです。

技術導入した当時、技術指導に当社の工場に来て下さいました。
其の時様子を見に工場に行くと
「ktempleさんよ、私は羽が生えそうだよ」とおっしゃいました。
どうしてかとお聞きすると、「毎日鳥ばかり食べさせられているから」
ということで、大笑いしました。

羽根生えてしまったよ!

そんな事もありましたので、帰国の途中東京に来られた時には、
家内や子供も一緒に食事をしたりして大変喜ばれました。
その後も手紙やファックスで交流していました

シカゴでの仕事

当時技術提携の期間が切れる時期になっており
当方は継続を希望するとともに
相手に支払う対価の引き下げも希望し
交渉を会社の技術提携専門の法律部門を通じて手紙による
交渉をお願いしていたのですが、相手はノーの回答です。
そこで親しくしていた小生が直接お会いして
交渉する事になったわけです。

伺ったのはご自宅

沢山の絵が飾られた立派なお宅であった記憶がうっすらとあります。
さて交渉の場には、奥様も同席されました。

こんな素敵な女性ならよかったのすが、怖いお婆さんでした

延長契約について一般的な交渉を行なって
最後に対価引き下げの話を出すと
今までの友好モードは一転。
奥さんが「契約は終了だ」と怒りだしました。
それから契約継続がお互いにとって利益になる事を縷々のべたのですが
奥さんは怒るばかり、しかし最後にはDさんの取り成しが幸いして
何とか話を纏める事が出来ました。

ktemple良かったなー
 

ショー付き夕食会
 

 
其の後Dさんはホテルでの夕食会に招待して下さいました。
其の時Dさん「お前の会社は上手いことをやる。
厳しい交渉の時に友人を送り込んできた。
友人を失望させる事はできないから」とおしゃいました。

それをお聞きしていかに人と人との繋がりが
仕事の上に大事かを再認識しました。

ショーでは有名な歌手が歌った様で
その様な夕食は始めての経験でしたので
大変嬉しかった思い出があります。

歌手さん失礼!もっと素敵な方でした

其の時大きなメニューが渡され、持ち帰ったのですが
今は残念ながらありません。