厚生労働省のワクチン分科会は10月7日、新型コロナウイルスワクチンで新たに承認されたオミクロン株派生型「BA・5」対応品や、生後6ヵ月~4歳の乳幼児用の製品を予防接種法の「特例臨時接種」に位置付け、無料で打てるようにすることを了承した。
いずれも米ファイザー製で、BA・5対応品は10月13日から、乳幼児用は10月24日からそれぞれ接種が始まる見通し。
BA・5対応品は、中国・武漢で当初流行したウイルスに合わせた従来ワクチンに、現在主流のBA・5と派生型BA・4に共通して対応する成分を含む2価ワクチン。
厚労省は、9月に接種が始まったBA・1対応品と効果や安全性に大差はないとして、年末年始の感染拡大に備え、いずれかの速やかな接種を呼びかける。
接種を受ける人が種類を選べるようにするかどうかは自治体に委ねる。
従来ワクチンを2回以上接種した12歳以上を対象とする。
接種間隔は5ヵ月だが短縮する方針で、10月19日の専門部会で議論する。
関係者によると、3ヵ月にする方向で調整している。
ファイザーのBA・5対応品は10月中旬以降、約4300万回分が配送される。
『乳幼児用ワクチンは計3回打つ。 武漢で流行したウイルスに合わせた成分からなり、オミクロン株への効果も期待できるとしている。 他の世代と同様に、接種に努めるよう協力を求める予防接種法の「努力義務」を適用する方針。
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