理化学研究所は、STAP細胞の検証実験で、小保方研究員自身がSTAP細胞を再現できなかったなどとして、検証実験を打ち切ることを明らかにしたうえで、小保方研究員が、理化学研究所を依願退職したと発表した。
理研検証実験チームの相沢チームリーダーは「検証実験を行ってきましたが、STAP現象を再現することができませんでした。 この結果に基づき、検証実験は2015年3月までを予定していましたが、この時点で検証実験を終了することといたしました」と述べた。
理研は、12月19日、小保方氏らが行ってきた検証実験の結果についての会見を行ってた。
それによると、小保方氏は、9月から3カ月の間で、48回にわたり、さまざまな方法でSTAP細胞の作製を試み、極めて低い頻度でSTAP細胞のような細胞の塊ができることは確認できたが、万能性を示す特徴は確認できなかったという。
また、作製された細胞を受精卵への移植する実験も、1,615回にわたり行ったが、そこでも、万能性を確認することはできなかったという。
検証実験は厳密な監視下で行われており、データの信頼性は高い。
実験結果はSTAP細胞の存在が根本的に疑わしいことを示している。
理研は、小保方氏の検証実験だけでなく、3月まで予定されていた丹羽氏らの検証実験についても、12月18日付で打ち切ったことを明らかにした。
また、小保方氏は12月15日、12月21日付で退職したいと願い出て、理研が了承したという。
坪井理事は会見で、退職願受理の理由を「小保方氏の心労を考慮した」と説明。
「退職を認めて理研職員でなくなっても懲戒手続きは再開する。 『〇〇処分相当』という検討をすることになる」と述べた。 退職金については「任期制なので退職金はそもそもない」と説明した。
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