大規模な陥没が起こったJR博多駅前の道路は、急ピッチの復旧工事による通行再開から10日余りで沈下し、4時間弱にわたり通行止めとなった。
工事関係者らは11月26日、安全確認や補修作業に追われた。
「また陥没しないか」 「営業の妨げだ」。
福岡市民は、市側が「「想定内」としていることに、不安や不満を募らせた。
工事関係者は夜明け前、路面が水平かどうかを調べる機器などを使い、沈み込
み具合やひび割れの有無などを調べた。
通行人らは肌寒い中、規制線のそばに群がり、複雑な思いで見つめた。
「ついこの間、埋め戻したばかりなのに・・・」「復旧が早ければいいというものでもない。 信用できない」「道路を利用するわれわれにとって、沈下しうるかどうかは重要な情報だ。 周知を徹底するべきだったと思う」と、市や工事業者に憤った。
現場の道路沿いでは、一部のビルの土台部分に、沈下によるものとみられる隙間が生じた。
工事関係者は、へらや木づちを使い、セメントのようなもので埋めていた。
陥没や沈下により通行が規制された区域で、居酒屋を経営する人は「想定内なら、事前に明確に説明してほしかった。 こんなことが続けば、客足は遠のく」と嘆いた。
市の住民への周知のひどさにはあきれる。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます