稲田防衛相は11月25日の衆院安全保障委員会で、ロシア軍が北方領土に配備した新型地対艦ミサイルについて、北海道網走市を射程範囲に収めるとの認識を明らかにした。
「コンパスで引くと網走辺り、(北海道の)北東部辺りは入る」と述べた。
安倍首相は参院本会議で「(ロシアに)遺憾である旨を伝えた」と語った。
菅官房長官は記者会見で、外交ルートを逼じて11月24日に抗議したと説明した。
安倍政権はロシアのプーチン大統領来日を12月15日に控え、領土問題で抑制的な対応を示してきた。
ミサイル配備問題への懸念が広がっている現状を受け、従来よりも厳しい姿勢を示した格好だ。
首相は、プーチン氏来日に関連し「(北方領土は)たった1回の首脳会談で解決できるような、そう簡単な問題ではない」と重ねて訴えた。
北方四島のうち国後島への配備が伝えられるミサイル「バル」の射程に関し、稲田氏は委員会で130キロに達すると説明。
択捉島に配備したとされる「バスチオン」は約300キロとした。
ロシアの意図を巡っては「オホーツク海における原子力潜水艦の活動領域の確保が考えられる」と分析した。
菅氏は記者会見で「遺憾であり、受け入れられない旨をしっかり抗議した」と強調した。
経済協力の一時中止をなぜ言い出さないのだろうか。
遺憾、遺憾とばかり言っているだけの日本政府、本当に情けない。
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