年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

東京モノレール羽田線羽田空港第1ビル駅:『Hitoshinaya』   3つの暖簾から何を選ぶのか? 羽田空港での楽しみを見つけました

2018-03-16 22:58:06 | 関東
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九州へのフライトを前に腹ごしらえをしようと、ちょっと早めに空港へと向かいます
いつも利用している第1ターミナルではありますが、北ウィングとなるとその回数は限られておりまして、これまで存在に気づくことのなかった『ひとしなや』が今日の目的であります



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ここはちょっと変わったお店でありまして…
軒を一つにする町家をイメージしたという店舗には、提供するお料理毎に〝どんぶり〟〝あさごはん〟〝らーめん〟と3つの暖簾が掛けられていまして、それぞれに異なった厨房と客席を持っているのであります


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そのメインとも言えそうな存在感を出しているのが、1日を通して朝ごはんを提供してくれる〝あさごはん〟でありまして、厨房をコの字型のカウンター席が囲んでいるのですが、それが白木で造られていることで清潔感だけでなく〝和〟な空間も演出していますね
何よりも素晴らしいのは、目前で調理される姿を臨むことができるライブ感と、そこでキビキビと作業をこなすスタッフの方々でありまして…
お料理だけでなく〝人〟までもが商品になっているように思えます


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いただいたのは「鮭膳」
木箱の中には玉子焼きを枕にした焼鮭とほうれん等のおひたしなど小鉢がふたつ
しっとりとした玉子焼きやふっくらと焼きあがった鮭のおいしさを引き立てています
添えられる炊きたてご飯やワカメとなめこの味噌汁も見事なものでありまして、おいしい汁とご飯は日本人にとってのお御馳走であると感じます



提供するお料理は異なっていても、3店舗に共通するのは出汁へのこだわりであるそうで…
こちらのお店では、お茶代わりにと最初にお出汁が提供されるサービスも面白く、和食のおいしさが伝わってきます



【Hitoshinaya】
東京都大田区羽田空港3-3-2 羽田空港第1旅客ターミナルビル2F
03-5757-8853

東京メトロ日比谷線銀座駅:『PHAKCHI JO'S』   昨年12月にオープンしたパクチー料理専門店で緑の晩餐

2018-03-15 23:28:27 | 関東
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オフィスからもほど近いところに、パクチー料理の専門店が昨年末にオープンしたとの情報を得て、一度ランチでお邪魔してみようとブックマークしておいたお店なのですが…
そのことを友人に話したら今夜にでも行きたいと言い始め、5分もしないうちに予約したから… との連絡が入ります



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GINZA SIXの脇に開業したテナントビルの3Fにオープンした『パクチージョーズ』
横浜元町に本社を置き神奈川県を中心に都内から幕張エリアへと店舗を拡げる会社の新業態でありまして、ここ銀座店は元町に続く2号店となるようであります
その名の通り、昨今のブームでもあるパクチーを使ったお料理を提供する専門店でありまして、全ての料理にパクチーが使われるだけでなく〝追いパク〟までもが可能であるとのことでありますからパクチー女子にとっては夢のようなお店なのでありましょう


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前菜メニューから「海老と蒸し鶏の〝パクチー生春巻き〟」
そしてサラダメニューから「〝老虎菜・ラオフーツァイ〟中華風激辛パクチーサラダ」をオーダーいたします
春巻きは想像に違わないものであったのですが、激辛とあるパクチーサラダは見た目には辛さを感じさせることが無くどこが激辛なんだろうと思っていたのですが、いざいただいてみますと、キュウリやパクチーに混ざって刻まれた青唐辛子が入っていたためにお口から火を吹きそうな辛さが襲ってくるのではありませんか…
まさに激辛とのネーミングに相応しく、辛さを楽しむことができました


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そして「サクサク・パク淋鶏」
いわゆる油淋鶏をもじったネーミングなのでありまして、サクッと揚げられた鶏肉に甘酸っぱさがあるタレと刻まれたネギがトッピングされていまして…
そこ食感とタレのおいしさは本物でありますね


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「オリジナルパクチーシュリンプ」
パクチーソース?に塗れた海老は殼付きでありますが、背開きされていることで食べやすく…
香り豊かなソースの味わいとともにおいしくいただける一品であります


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「ガーリックパクチーピザ」
今日一番のお気に入りとなったのがコレ
ピッツェリアなどでいただくようなサクッとしていながらももっちりなんてピッツァではないのですが、どこか昔懐かしいようなサクサクとしたスナックにような食感が楽しめる生地でありますし、そのに乗せられたチーズの程よい塩味とガーリックの風味が実に優れているのです


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フォーやバッタイ、グリーンカレーやガパオライスなどのタイ料理も用意されていましたが、今宵は徹底的にパクチーをいただくことにしようと「牛肉とパクチーのガーリック焼飯」なる商品で〆ることといたします
期待を裏切らない緑色であるだけでなく、カリカリに揚げられたガーリックの芳ばしい香りが広がることでのおいしさを味わうことができ、緑の晩餐は終宴であります



正直なところ時流に乗ったパクチー料理の専門店という目新しさだけであろうと期待をしていなかったのですが、いただいたお料理のどれもがしっかりとしたものであることにビックリでありますし、またお邪魔してみたいと思えるお店なのですが…
ビルのファサードが上品にまとめられていることでお店の存在が目立っていないためか、今日はそれほど多くのお客さまではありませんでした



【PHAKCHI JO'S】
東京都中央区銀座5-8-9 BINO銀座3F
03-6263-9725

JR総武本線新日本橋駅:『室町砂場』   150年続く老舗でありながらも気さくな雰囲気がステキなお店でいただく「元祖天もり」

2018-03-14 22:33:43 | 関東
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いつもバタバタとする日本橋でのアポイントでありますが…
今日は15:30からでありますのでゆっくりとランチを楽しむことができますし、ポカポカ陽気でもありますので神田近くまで足を延ばしておいしいお蕎麦をいただくことにいたします



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三越前から5分ほど歩いた室町4丁目の交差点を左に一筋入ったところにある『室町砂場』
開業は幕末期の高名輪(現:高輪)だとのことでありますが、明治2年にこの地へ移転してからを数えても150年近く営業を続ける老舗店であります
昭和49年に改装されるまでは昔の雰囲気を残す平屋造りであったそうですが、今ではすっかり近代的なビルに変わってしまい…
少し残念な気もしますが5代目となる店主が昔ながらの仕事を受け継いでいるとのことでありますから変わらなぬおいしさを提供していただけることでありましょう


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いただくのは「天もり」
天ざるや天もりはこちらのお店が発祥と言われていまして、夏の暑い時期に温かいお蕎麦は敬遠されてしまうとのことから熱いおつゆからお蕎麦を出して蒸籠に盛り付けたことが始まりなのだとか…
でありますから、こちらでいただく天もりのおつゆは冷たく冷やされたものではなく熱々のものでありますし、そのおつゆの中に海老のかき揚げが浸かっているのでありまして…
たっぷりとおつゆが染みたかき揚げが味わい深いものでありますし、その油でのコクを感じることができるおつゆでいただく更科もまた喉越し良くいただけるのであります
そしてもうひとつ
〝もり〟と〝ざる〟の違いは刻み海苔が乗せられているかどうかではなく、こちらでは〝もり〟には一番粉が、そして〝ざる〟には更科とそば粉の違いで分けられていると言いますから奥が深いですね



老舗でありながらも気さくに対応していただけるスタッフの方々がとても感じ良く…
そんなこともあってか、満席に近い店内には昼酒をしている年配のお客さまが多く、近隣の方にも根強く愛されているお店であることが窺えますね



【室町砂場】
東京都中央区日本橋室町4-1-13
03-3241-4038

JR京浜東北線西川口駅:『キッチンいさつ』   総重量1.5kg超えであろう大盛りカツカレーに挑戦

2018-03-13 22:50:46 | 関東
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埼玉に鮪が食べ放題になるというお店があると聞いて…
その情報を集めているときに見つけたのが大盛りカレーで話題になっているお店でありまして、どちらにも興味があるところですが、まずはインパクトが大きすぎる大盛りカレーをいただくことにいたします



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東京駅から京浜東北線に揺られること30分ほど
西川口駅の東口から徒歩15分ほどのところにあるひっそりとした住宅街の真ん中で朧な灯りを放っているのが目的とした『キッチンいさつ』でありまして…
お店からはスパイスというよりもカレー粉の香りが広がっています


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注文して15分ほどで姿を見せてくれた「ロースカツカレー」の大盛り
皿から垂れることなく盛り上がったソースは予習していたビジュアルそのままでありますし、推測ではありますが、ご飯800gにカツ200g そこにカレーソース500gが掛けられた総重量1500gを超えであろうものでありまして…
実食してみますと、期待していなかったカツもサクッとしていておいしくいただけますし、カレーソースは昔懐かしいものであったのですが、カレーは飲み物というには重たすぎるカレーソースと少し柔らかめだったご飯に苦しめられながらもなんとか完食
達成感がありますね


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こちらは友人が頼んだナポリタン
大盛りメニューもあったのですが、ワタシがカレーを完食できなかった時のためにと普通サイズを注文
大盛りカレーのインパクトが強すぎるために小盛りに見えてしまいますが、多くのお店でいただくものよりは多めであるようで…
ひと口いただいてみますと、懐かしいケチャップソースの味わいですし、たっぷりと入った玉ねぎの甘さもあっておいしくいただけるものでありますね



テーブルふた席とカウンターだけの小さなお店でありましたが、人懐っこさを感じるおかあさんの接客と50年間受け継がれたという懐かしい味わいにが心がホッと和み…
周辺にお住いの方々がひとりでも気軽に立ち寄ることができる気取らない雰囲気にハマりそうであります



【キッチンいさつ】
埼玉県川口市中青木4-6-8
048-251-1055

都営地下鉄大江戸線築地市場駅:『竹葉亭』   江戸末期から150余年続く老舗鰻店でいただく「鰻お丼」

2018-03-12 22:11:32 | 関東
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ひと仕事を終えて、午後からの打ち合わせの前にお昼をいただこうと『竹葉亭本店』
現在の住所では銀座8丁目となるのですが、昔の地名でから木挽町本店とも呼ばれることがある老舗鰻店でありまして…
1924年に建てられたという〝離れ〟からは中庭を臨むことができるとのことでありますから、一度はそこで食事をいただいてみたいものであります



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料亭のような佇まいに敷居の高さを感じながらも、2つある入り口から椅子席と書かれた側の暖簾を潜ります
こちらは昭和55年に増築されたものであるとのことですが、その雰囲気は落ち着きを感じる〝和〟なものでありまして、着物姿の仲居さんが絵になります
そんな中でひときわ目を惹くのは女将の姿でありまして…
御年77歳であるとのことでありますが、現役で指揮をとられる姿には若々しさを感じることができますし、海外からのお客さまと英語で話される姿には頭が下がるものであります


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いただくのは「鰻お丼」
いわゆる〝うな丼〟なのでありますが、〝お丼〟との呼び方に上品さを感じます
15分ほどで運ばれてきたのは大きな蓋付きの塗りの丸椀
蓋を開けると想像よりも色白な鰻が姿を見せます
一口それを頬張りますと、程よく脂がのった身がお口の中で解れることに蒸しと焼の技を感じることができますし…
なにより、鰻の風味を損なわうことの無いあっさりとしたタレが見事なものでありまして、それが染みたご飯とともにふっくらとした鰻を楽しむことができるのであります
そして肝吸いと香の物
何れも納得のおいしさでありました



【竹葉亭】
東京都中央区銀座8-14-7
03-3542-0789

東京メトロ日比谷線東銀座駅:『かつヰチ』   小さなお店でありながらいつも多くのお客さまで賑わうとんかつ専門店

2018-03-11 22:54:33 | 関東
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日曜日の15:00近く
こんな時間だったら待つことなく席をいただくことができるであろうと…
オープン当初は「またどこかのチェーンが新しいお店を出したんだな」くらいで全く気にすることが無かったのでありますが、いつの頃からか多くのお客さまで賑わっている光景を目にするようになり気になり始めた『かつヰチ』を訪ねてみることにいたします



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銀座駅と東銀座駅との中間辺り
中華三原と言った有名店がある三原橋横丁の脇に、昨年の夏にオープンしたとんかつ専門店でありまして、2階にもいくつかの席があるようではありますが、外から見える1階部分は5~6人が座れるカウンター席と2名掛けのテーブルが2つという小さなお店であります
何とか残されたカウンター席の奥をいただくことができたのですが、ワタシの後に来店されたカップルは2階へと案内されるほどに混み合っていることには驚かされます


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特選ロースや特選ヒレなどの上等メニューも用意されていますが、メインとなる商品は180gの背ロースが使われる上ロースと270gもの肩ロースを使った大ロースであるようで、そのどちらをいただこうかと迷うところであります
さんざん迷った挙句に選んだのは大ロース
厚切りであることから低温でじっくりと15分ほど揚げるというものでありまして、30mmほどある厚みには迫力を感じますし、そこから染み出る肉汁にはおいしさを感じます
それだけではなく、シャキッととしたみずみずしいキャベツや熱々なシジミの味噌汁と艶々なご飯が実に素晴らしいものでありまして、更にはぬか漬けされた人参と大根のお漬物には切り干し大根が添えられているのであります



チェーン店的発想だとこのように調理時間がかかる商品は提供すべきではないということなのでしょうし、小さなお店であるならばそれは尚更のことなのですが…
そんな効率や原価率を追求するのではなく、少々単価をいただいてもそれを買っていただけるだけの商品レベルへと高めることや必要な粗利益高を確保することこそが、今の時代の経営であり繁盛店への近道であると考えます



【銀座 かつヰチ】
東京都中央区銀座5-9-5 若林ビル1~2F
03-5537-6077

東京メトロ日比谷線銀座駅:『泰明庵』   西銀座の裏路地にある昭和中期創業のお蕎麦屋さん

2018-03-10 22:33:16 | 関東
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土曜日のお昼過ぎ
ブラブラと銀座の目抜き通りを歩きながら、これからいただくランチをどこにしようかと思案いたします
通りに面するお店はどこにでもあるようなところばかりでありますし、裏通りともなれば週末には休んでいることが多く…



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世界を代表するファッションデザイナーであるアルマーニがデザインした標準服を採用したことで騒がれている泰明小学校の正門の向かいにある細い路地を入ったところにある『泰明庵』
昭和中期の創業という歴史ある大衆向けのお蕎麦やさんへお邪魔することにいたします


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14:00を過ぎた時間でありながらも満席の賑わいであることにも驚かされましたが、それ以上にビックリするのは提供される商品の数でありまして…
壁一面に貼り付けられる短冊は数えられないほどでありますし、そんな中から何をいただくかを決めるのもひと苦労であります


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いただいたのはかつ丼とお蕎麦のセット
お蕎麦は〝かけ〟や〝もり〟だけでなく〝たぬき〟や〝冷やしたぬき〟までを選ぶことができ、どれを選んでも同一料金と言う親切さでありますし…
しっかりとした厚みがある活のボリュームにも満足できますし、そのお肉の柔らかさにも…
もちろんお蕎麦だって冷たく〆られたことでの歯応えがあって、つゆと一緒に楽しむのど越しが見事なものでありました



前身は魚屋
そして、先代は天ぷらの名店で修業した主
となれば、お蕎麦だけでなくお刺身や天ぷらのおいしさにも期待が持てるものでありまして…
それらをツマミに一杯なんてお客さまが多いのも頷けますね



【そば 軽食 泰明庵】
東京都中央区銀座6-3-14
03-3571-0840

JR山手線東京駅:『天津飯店』   東京駅にお店が出来て50年ほど 駅の変化を見続ける老舗中華料理店でランチ

2018-03-09 22:37:02 | 関東
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午前中にやっておかないとならない仕事を片付けていまして…
ふっと気が付くと約束の時間の30分前
アポイントに遅れてはならないとタクシーで日本橋へと向かい事なきを得ます



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午後には上がると予報では言ってた雨はなのですが、打ち合わせが終わった15:00近くになってもまだ止むことなく…
こんな時間からランチがいただけるお店を探す気にもならず、目指したのは東京駅の八重洲側と丸の内側を結ぶ連絡通路にある『天津飯店』
子の連絡通路を通る度に店頭に出されたメニューボードが目に入り、一度はお邪魔してみたいと思っていたお店なのであります


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天津飯店との名の通り、スタンダードなものからフカヒレを使った贅沢なものまで「天津飯」のメニューバリエーションがありまして…
その何れかをいただいてみようかとも思っていたところで目に入ったのが海老チリや酢豚など4種のお料理からメインとするお料理が選べるだけでなく、添えられるハーフ麺もまでもが醤油麺か担々麺のいずれかを選択できると言うランチメニューであります
となれば、気持ちはグッとランチメニューへと引き寄せられまして、青椒肉絲をメインに担々麺を添えることといたします
担々麺はスープ代わりと言うことなのでしょう
ライスの他、サラダや春巻き、そして杏仁豆腐までもがセットになっているのですが、その担々麺はハーフサイズだとは言え結構なボリュームであることから、夜ごはんは抜いても良いかと思うほどにお腹いっぱいであります



お客さまは少なくなった時間だとは言え、夜の営業に向けた準備も進められる中でお茶の差し替えだけでなくライスのお替りにまで気を使っていただけるサービスがありまして…
もちろんライスは遠慮しましたが、期待以上のサービスに満足させていただくことができました



【天津飯店】
東京都千代田区丸の内1-9-1 黒塀横丁
03-3214-7898

東京メトロ千代田線二重橋前駅:『ANTHEMBLE by My Humble House』   ラグジュアリーな雰囲気の中でいただくシンガポール料理

2018-03-08 22:31:12 | 関東
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出張から戻り、溜まりにたまった作業と確定申告の準備に没頭した1日でありまして…
領収書一枚一枚を会計ソフトに入力しながら、視察したお店でのおいしいお料理の数々や、多くの人との出会いを振り返ることも悪いものではありませんね



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そして夜、友人のリクエストであるシンガポール料理をいただこうと、東京駅からもほど近い丸の内ブリックススクエアビルの3階にある『アンセンブル バイ ハンブルハウス』へ
丸の内らしくハイセンスかつラグジュアリー感が溢れる空間であることから、カップルや女性を中心としたお店であろうと想像していたのですが…
思いのほか近隣にお勤めであろう男性の方々が居酒屋的に利用されていたりもして、大きな笑い声が響いていたりと雰囲気に飲まれることなく食事を楽しませていただくことができそうであります


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冷菜は「サーモントラウトとカマンベールの生春巻き」
彩り良く見た目にもおいしそうでしすし、ピーナッツソースとスイートチリのふたつのソースが添えられることで、好みのソースでいただくこともできますし、味を変えていただくこともできる優しい気遣いを感じます
そして温菜の「シンガポール ペーパーチキン」
ちょっと甘めのタレがしっかりとお肉に染みていていることから、これをおかずにご飯がいただけちゃいそうでありまして…
ちょっとお気に入りであります


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続いて「海老のクリスピーフリット 山葵マヨネーズ」
サクッと揚げられた海老はしっかりとしたものであるのですが、山葵マヨネーズはそれほどワサビが香ることなく…
おいしくいただけますが、ちょっとだけ拍子抜けでありました


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シンガポールと言えばチリクラブでしょうってことで「シンガポールチリクラブ」
カラッと揚がったソフトシェルにチリソースをかけて…
そんなチリソースがおいしいからとスタッフのお勧めを受けて饅頭を一緒にいただいたのですが、それだけでは食べ切れないほどにたっぷりなチリソースに大満足
饅頭のお替りをいただきたいくらいでありました


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〆にはテッパンである「海南チキンライス」
一般的な蒸し鶏だけでなくローストしたチキンも用意されているとのことで、冒険してみようかとも思いましたが保守な心が勝ちまして…
チリソースや生姜ダレ、そしてダーク醤油と3種のソースが添えられることもうれしく、たっぷりの生姜ダレとダーク醤油をジャスミンライスに混ぜいただきました



【ANTHEMBLE by My Humble House】
東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア3F
03-5220-1923

JR山陽本線岡山駅:『いらっしゃい亭』   ホテル出身のオーナーが作る洋食は洗練されていながらも気取らない懐かしさがあります

2018-03-07 22:55:59 | 中国
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岡山二日目
クライアントさまが気になっているという洋食店があるというので、視察を兼ねてランチをいただくことにしましょうと奉還町へ
賑やかな西口とは異なり東口には古くからある個人店が多くあって…
派手さはないけども懐かしさを感じるようなおいしいお料理と出会える場所でもあるんですよね



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大きな通りに面することなく、一本裏の通りにある『いらっしゃい亭』ってお店
実は岡山に住む友人と一度訪ねたことがあるお店でありまして、9年ぶりにお邪魔させていただきますと…
岡山のタウン誌か何かにお店が紹介されたってこともあって10人ほどが座れるカウンターと奥にある一卓だけのテーブル席は先客で埋め尽くされていたのですが、タイミングよくお帰りになられる方がいらっしゃいましたので待つことなく席をいただくことができました


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目的としたお料理はハンバーグ
肉汁を閉じ込めるように表面をフライパンで焼き固めた後はじっくりとオーブンで仕上げられていまして…
ふっくらと焼きあがったハンバーグにナイフを入れますと、その断面からは肉汁は溢れ出てくるのであります
そんなハンバーグのおいしさも然ることながら、たっぷりとかけられたデミグラスソースのおいしさが光るものであります


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そして…
雑誌に紹介されたというのがこのオムライスでありまして…
もともと人気商品ではあるのでしょうが、来店されるお客さまのほとんどがこれを注文されているようですね
ホテル出身のオーナーらしいきめ細やかなオムレツがチキンライスの上に乗せられているのですが、そのチキンライスの量にはびっくり
大盛りを頼んだ覚えはないんだけどってほどであります
そんなオムライスにはデミグラスとトマトソースの2色がかけられていて、それぞれの風味でいただけるってことも人気なのでありましょう



雑誌に紹介されて以来、毎日が慌ただしい忙しさであるそうで…
気さくな奥さまが「もう毎日大変なのよ」と愚痴をこぼされている笑顔が可愛くて、そんなアットホームなお店が益々好きになっちゃいました



【いらっしゃい亭】
岡山県岡山市北区奉還町1-10-7
086-252-5055

岡電東山本線岡山駅前駅:『明神丸』   一本釣りしたと言う鰹を注文が入ってあとに藁焼きするという〝塩たたき〟は外せない一品

2018-03-06 23:02:01 | 中国
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岡山へ出張
〝晴れの国おかやま〟らしくポカポカであった日中から一転し冷たい風が吹き始めた夜、おいしいお料理をいただきましょうと繁華街へと向かいます



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カツオ漁からお土産物の生産、そして「藁焼き鰹たたき」を作るために必要な藁を確保することから始まったと言う農業事業
更には飲食店までを展開しているという会社が営む『明神丸』ってお店へお邪魔することにいたします
板が打ち付けられた男性的な荒々しい力強さを感じるファサードであることや地下へと下る階段が狭いことから少々入りづらさを感じていたのですが、店内へと入ってみると厨房で働く元気が良いスタッフに迎えられますし、奥へと長く伸びる100席ほどの客席には清潔感だけでなく居心地の良さもあって…
先ほどまでの印象は一転いたします


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お勧めとして提供される清水鯖のお刺身からいただくことにいたします
鯖のブランドと言えば、大分佐賀関で獲れる〝関さば〟や三陸沖で獲れる〝金華サバ〟 そして東京湾で獲れる〝松輪サバ〟が有名なところではありますが…
黒潮の流れでもある高知県の足摺岬沖も漁場として恵まれており、そこで獲れたものが〝土佐の清水さば〟としてブランド化されたのだそうで、関さば同様にお刺身でいただくことで脂の旨みを堪能することができるとのことであります


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注文が入ってから藁焼きされるとのことで、カウンター近くに席であれば立ち上がる炎を臨むことができたりもするのでしょうが、残念なことにワタシがいただいた席からはそれを見ることは出来ず、提供されたお料理のおいしさだけを楽しませていただきます
上質な鰹だからこそ塩でいただくことで旨みが引き出せる「塩たたき」
鰹のたたきと言えばポン酢と思っていたワタシではありますが、塩たたきのおいしさを知ってしまってからはもうポン酢には戻れないと思うほどにファンになってしまいまして…
しっとりと舌にまとわりつくようなきめの細やかさを堪能させていただきました


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トッピングされた茗荷やしそ、ネギと一緒にいただくことで風味豊かになった鰹たたきのお寿司と、炙られることでの芳ばしい香りをたのしめる鯖の炙り棒寿司で〆といたします
本当はもっといろんなお料理をいただきたいところではあったのですが、このお店へたどり着くまでに2軒ほどのお店を回っていたためにお腹の限界でありまして…
今度は一軒目としてお邪魔させていただくことにいたします



このお店
調べてみますと西新宿にも支店があるようですから、また塩たたきを食べたくなったらお邪魔させていただくことにいたしましょう



【藁焼き鰹たたき 明神丸】
岡山県岡山市北区本町10-22 本町ビルB1F
086-206-7881

JR山手線東京駅:『La Boucherie et Vin』   フレンチビストロが提供するステーキランチで赤身のおいしさを堪能します

2018-03-05 22:37:35 | 関東
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夕方には春の嵐になるとの予報でありますが、お昼時はまだ雨が降ったり止んだりと言った状況でありまして…
その湿度のせいもあって、モワッとした生暖かい風が流れています



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東京駅日本橋口にあるトラストタワーにあるレストランフロア
と言ってもそれほど多くのお店があるわけではありませんが、お昼の瞬間風速さえ外してしまえば比較的スムーズに席をいただくことができる、東京駅界隈ランチでの穴場的存在であろうと思うところでありまして…
今日は中華をいただこうとこちらへやって来たのでありますが、その隣にあるビストロが提供するステーキメニューに惹かれてしましまして…
いつもは多くの女性客でにぎわっているのですが、今日は空いているってこともありお邪魔させていただきます


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残念なことにお店のイチオシ商品であろう「今週の肉屋のブッチャープレート」は完売してしまったとのことでしたので「本日のビーフステーキランチ」をいただくことにいたします
商品名にも〝肉屋の…〟とあるように店名のサブタイトルにも〝肉屋のワイン食堂〟とあるのですが、決して肉屋さんが経営をされているわけでは無く…
「ワインが大好きな南仏の肉屋さんが始めた陽気でゆかいなワイン食堂」をテーマとしたお店なのだそうです
で、そのステーキランチ
大判な一枚肉でありまして、厚みはないもののお肉の旨みをしっかりと感じることができますし、ギュッと噛みしめる歯応えとともに赤身ならではのおいしさを楽しめるものでありましたし、お肉にキチンと塩コショーでの調味がされていましたので、ちょっと塩味が強く感じられたソースは使うこと無くいただきました



【La Boucherie et Vin ~肉屋のワイン食堂~】
東京都千代田区丸の内1-8-1 丸の内トラストタワーN館2F
03-5220-2929

東京メトロ日比谷線銀座駅:『天丼・らぁ麺 ハゲ天』   90年の歴史を持つ老舗天ぷら店が一風堂とのコラボ店を銀座にオープン

2018-03-04 22:33:36 | 関東
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日中は20℃を超えているのではないかと思うほどのポカポカ陽気でありまして…
コートを小脇に抱え、身軽になった姿で颯爽と歩くステキ女子に目を奪われます



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天丼とうどんやお蕎麦が合うのは知っているし、これまでに何度もその組み合わせでいただいたことはあるのだけど…
天ぷらの名店であるハゲ天がラーメン一風堂とコラボしたというお店がオープンしたということですので早速お邪魔してみることにいたします


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かつて『小ハゲ天』であったお店をリニューアルされたようで、コの字型に造られた白木のカウンターが清潔感と本物感、更には高級感までもを演出するお店に仕上がっていまして…
ニューオープンの情報を聞きつけた若者だけではなく、かつてのお店からのファンである年配のご夫婦など幅広いお客さまで賑わっていますね


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いただいたのは「天丼(上)とらぁ麺」
変わることのない〝ハゲ天〟のクォリティーで提供される天丼にはとろーりと黄身が流れる半熟卵の天ぷらのほか、ムチっとした海老の天ぷら、さらには小海老がゴロゴロとしたかき揚げなどが乗っていて…
サクッと揚げられていることでの軽い食感を楽しむことができます


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らぁ麺は『一風堂』のものをベースにしていながらも〝和〟のテイストを加えたオリジナルとなっているようで…
卓上に置かれた柚子胡椒を加えることで爽やかな辛味が加わり、一層スッキリとした味わいでいただくことができるものでありました



それにしてもなぜ天丼とラーメンを合わせることとなったのか…
既に海外展開をしているハゲ天ではありますが、更なる海外進出の新しいブランドとして開発されたのだそうでありまして、『銀座小ハゲ天』当時から海外のお客さまが多かったことから同店をその実験店としてオープンさせたのだとのことであります



【天丼・らぁ麺 ハゲ天】
東京都中央区銀座5-6-7 銀座七宝ビル1F
03-3289-8910

都営地下鉄大江戸線両国駅:『shake tree』   バーガーのおいしさだけでなくずば抜けたサービス力が魅力のハンバーガーレストラン

2018-03-03 22:27:14 | 関東
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以前から一度お邪魔してみたいと思っていた『シェイクツリー』ってハンバーガー屋さん
最寄りとなる両国駅や錦糸町駅からはいずれも歩いて10分ほどかかる場所でありますし、あまり用事がある場所でもないってことでこれまで伸び伸びとなっていたのであります



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そんなことを友人に話したら、即答で「行こう」ってこととなり今日という日と時間が決まります
開店時間である11:00にお店の前で待ち合わせをし、その10分ほど前に到着しますと既に開店待ちの先客がふた組並んでおられました
開店時間になって、待ち合せている友人がまだ来てないんですよと言うワタシに「気にすることはないですよ お揃いになられてから注文してください」と声を掛けながら席へ案内していただだけ…
その対応に感動していたところで友人が到着したのですが、続々とお客さまも来店されあっという間に満席となる人気ぶりであります
そのお客さまの大半は、わざわざここを目的にやってきたのであろう女子でありますね


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まずは人気ナンバーワンだという「ベーコンチーズバーガー」にエッグをトッピング
そして最もスタンダードである「ハンバーガー」にレッドホットチリソースを追加でいただきます
実は〝デスソース〟を使ったという激辛バーガー「レッドデビル」をいただこうとしたのでありますが…
「おいしさを超えた辛さですし、スタンダードなハンバーガーのソースが異なるだけなので、辛いハンバーガーがお好みであれば、追加料金にはなりますがレッドホットチリソースに変更されては如何ですか?」とアドバイスをしていただけたのであります
サービスが良い店との評判は耳にしていましたが、まさかここまでの商品説明と自然なサジェッションをしていただけるなんて感動モノでありました


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そしてこのお店を人気店にまで引き上げたと言っても過言ではないであろう「ワイルドアウト」
〝wild out〟とは、羽目を外すであるとかばかな行動を取ると言った意味で使われる言葉であるようで…
バンズを使うことなく2枚のパティでトマト チーズ オニオンを挟むという、まさに〝羽目を外した〟バーガーでありますね
いただいてみますと、10mmほどのサイコロにカットされた肩ロースにミンチが合わせられていて…
そのギュッとお肉を噛みしめる食感と、そこから溢れ出す肉汁の旨味は、ほかのバーガーに使われるものとは別物のように感じていましたが、それはバンズがないことでストレートにお肉の旨味を感じたためであるようで…
他のバーガーと同じパティだと聞きびっくりであります



この「ワイルドアウト」ってバーガー
決められたメニューからだけ注文する日本とは異なりカスタムメイドするが当たり前となっているアメリカにオーナーが滞在されているときに見かけたものなのだそうで、これはおもしろいとメニュー化されたのだとか
販売当初はそれほど売れてはいなかったそうですが、その珍しさやおもしろさで火が点いて…
今ではこれを目的に遠くから来店されるお客さまや、お酒とともにサイドメニューを楽しまれたお客さまがそれほどお腹も空いてないしと頼まれることも多いそうであります



【shake tree】
東京都墨田区亀沢3-13-6 岩崎ビル1F
03-6658-8771

東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅:『SHARI THE TOKYO SUSHI BAR』   ロール寿司と創作料理をコンセプトとするスタイリッシュなお店

2018-03-02 22:48:13 | 関東
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今日は〝和〟な気分でありますが…
なかなかフラッと気軽に入れる和食店というのは少ないものでありまして…
何をいただくことにしようかと頭をめぐらせていたときに思い出したのが、十数年前に話題になったことがある〝カリフォルニアロール〟を再現したようなロール寿司と創作和食をコンセプトとした『SHARI THE TOKYO SUSHI BAR』ってお店であります



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老朽化したビルの建て替えが進む銀座ではありますが、その中で一足お先にと2011年に開業した『アルボーレ銀座』
そんな施設のオープンに合わせてオープンされたのが、中国でのロール寿司人気に火をつけたとも言われる同店でありまして上海からの逆輸入となるようですね
ファッションや美容関連のテナントが多く入っているってこともあって、上階にあるレストランは女性を意識したデザインであるだけでなく健康や美をテーマにした商品を提供されているようで、こちらの内装もかなりスタイリッシュなものでありますね


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36のマスに仕切られた箱に和菓子のように盛り付けられるロール寿司など興味深かい商品があることから、ここが穴場として利用できるお店だったらうれしいと、期待交じりでいただいたのは「SHARI御膳」
種類が異なる8貫のロール寿司をメインにお重に入れられた旬菜の天麩羅などのお料理の数々でありまして、その見た目は美しいのものであるのですが…
残念なことにそのお料理のほとんどが作り置きされたものあるようで、温度感や香りを楽しむことは出来ませんでした
雰囲気も良くお料理の構成も魅力的なものでありますので、このあたりが改善されるとまたお邪魔してみたいお店であります



【SHARI THE TOKYO SUSHI BAR】
東京都中央区銀座2-4-18 アルボーレ銀座8F
03-6853-8989