ひと仕事を終えて、午後からの打ち合わせの前にお昼をいただこうと『竹葉亭本店』
現在の住所では銀座8丁目となるのですが、昔の地名でから木挽町本店とも呼ばれることがある老舗鰻店でありまして…
1924年に建てられたという〝離れ〟からは中庭を臨むことができるとのことでありますから、一度はそこで食事をいただいてみたいものであります
料亭のような佇まいに敷居の高さを感じながらも、2つある入り口から椅子席と書かれた側の暖簾を潜ります
こちらは昭和55年に増築されたものであるとのことですが、その雰囲気は落ち着きを感じる〝和〟なものでありまして、着物姿の仲居さんが絵になります
そんな中でひときわ目を惹くのは女将の姿でありまして…
御年77歳であるとのことでありますが、現役で指揮をとられる姿には若々しさを感じることができますし、海外からのお客さまと英語で話される姿には頭が下がるものであります
いただくのは「鰻お丼」
いわゆる〝うな丼〟なのでありますが、〝お丼〟との呼び方に上品さを感じます
15分ほどで運ばれてきたのは大きな蓋付きの塗りの丸椀
蓋を開けると想像よりも色白な鰻が姿を見せます
一口それを頬張りますと、程よく脂がのった身がお口の中で解れることに蒸しと焼の技を感じることができますし…
なにより、鰻の風味を損なわうことの無いあっさりとしたタレが見事なものでありまして、それが染みたご飯とともにふっくらとした鰻を楽しむことができるのであります
そして肝吸いと香の物
何れも納得のおいしさでありました
【竹葉亭】
東京都中央区銀座8-14-7
03-3542-0789
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