さあ~~ ベルリン フィルハーモニーホールに いよいよ 初入場です~~~!!
私たちは この横の 専用口からです。でも 広いので 何度も 迷子になりました
トイレに行くたびに 迷子!? になりながら 会場に入ると 交響楽団の人たちが ガチャガチャ ブーブー・・・・
手を伸ばすと 奏者の肩に触れそうな場所です
そのすぐ前は 客席・・・
きっと ここは 練習用の中ホールだね!!
なにも知らない 田舎もんは そんなことを思っていた!! 毎年第九を歌う広島のサンプラザしか知らない 私ですぅ~~
曽我大介マエストロの 激弁は 冴えわたり 楽団員に向けても ドイツ語で ばんばん激が飛ぶ
注意が飛ぶと ウソのように 音や テンポが 変化していく
曲の あらゆる場所から 突如始まる
ひゃ~~ どこ?? どこどこ???
まったくもって 分かるはずもない私ですが プロの 底知れぬ力を垣間見たような感じで 緊張が走る
ベートーベン 交響曲第9番1~3楽章 ドイツ語でのやり取りをしながらの 練習。遠い日本から ここにたどり着いた私たち。60代~80代の人も多く ふと見ると 私の前の人が何人か居眠り・・・・大丈夫かなあ~~~
ソリスト4名登場
ここでも ドイツ語で ポンポン指示が出る
私たちも 懸命に歌う
ソプラノ!! サボるんじゃない~~!! 他人が歌ってくれるからと 勝手に休むんじゃない!!
男性!! いい気になるな~!! いい気持で歌ってどうするんだ!!カラオケで 歌ってるんじゃないぞ!!
寝不足の人もいるだろう~。夕べ 飲みすぎた人もいるだろう~。疲れている人もいるだろう~。だが そんな 一人ひとりの事情など どうでもいい!! そんな感情持ち込むんじゃない!!
誰のために歌うんだ!! ベートーベンのために 歌うんだよ。聴きに来てくれる人のために歌うんだ!!
女性!! ここはスーパーじゃないぞ!! スーパーで あれこれ買った ネギや白菜 ここに持ち込むな!!
さすがに 我々も 笑い飛ばして その場を過ぎるという いつもの手は 使わない。
こんな調子で びしばし 指導が入る! そのたびに ドイツ語で しゃべっているけど~~どんなふうに 訳してるのかなあ~~
前の人の 居眠りは注意した方がいいのじゃない??
ペットボトルの水 飲んでたし~~言った方がいいよ~!・・・合唱団同士も 厳しい目に変わっていく。
もちろん スタッフからも 姿勢 楽譜の持ち方 一斉に立つタイミング などなど 緊張した面持ちで 注意を受ける!
特に 最前列!気をつけて~!!
やっぱり ここは 練習用の中ホールではなく 本番用のベルリン フィルハーモニーホールだ!!
このころ さすがに 気付く 田舎もん!
練習が終わって うろうろしていると 舞台を出た奥の通路に面したドリンクバーで ベルリン交響楽団の方たちが 思い思いの姿で 食事やドリンクをとっていた。
えええ~~???
私たちも 飲んで いいらしいよ~~!!
よし 明日ね!
本番が終わったら きっと!!
ところで お客さんは 聴きに来てくれるかねえ~~
1000人を超える客席だよ~~!?
無理だよねえ~~
世界 どこに行っても 田舎もん発想の おばさん。自覚症状あり。
また、あの日がよみがえったようで嬉しい!
曽我先生のひとことひとことが笑ったらいけないけどおかしかった!
曽我先生、やっぱり「第九ひろしま」にも来ていただきたいね。
松本先生はどう対応するんだろうね。
とたんに松本先生が厳しくなったりして…。