90歳を過ぎた 亡きばあちゃんが 我が家に来て帰る時
○○へ行くバスが はあ~きやぁ~せんか?(もうすぐ来る頃じゃあないか?)
○○は ばあちゃんが 生まれた里
嫁いで70年も経つというのに やはり 帰りたい場所は 幼少期過ごした古里です。
昭和9年生まれの姉は 空き家となった実家に 帰りたがります
故郷は やすらぎ 安心し 癒してくれる場所
その場に立つだけで 落ち着きます
野山を駆け回って 木の実を探し・・・
何キロもの道のりを ものともせず歩いて通った小学校
荒れ放題の畑を気にかけ 役にも立ちそうにない古道具をながめ・・・
なにかしら ごそごそと 過ごす ひがないちにち
台風10号で落ちた栗の実
姉の 心を 邪魔しないように・・・
秋の一日。