蜜蜂と遠雷
2019-07-21 | 本
「蜜蜂と遠雷」 恩田陸 作 1917年直木賞受賞
ピアノコンクールの話です。国際ピアノコンクールに 世界から予選を勝ち抜いた音大生だったり、ピアノをもう一度弾きたいと再挑戦する社会人だったり・・・が、世界から集結する
エントリーから 一次予選・二次・三次を勝ち抜き、6人が本選に望み、優勝までの話で、演奏家と審査員の物語り。
作家の恩田陸氏が 2006年に書きたいと思い、浜松国際ピアノコンクールに実際通い、ひたすらピアノを聴き続けて ようやく2016年に書いたという。
執念の傑作です。コンクールに臨む受験者と審査員、一人ひとりの、心情と感性・苦悩などが、事細かく書かれており、さながら自分も舞台に立って、ピアノを弾いているような、ドキドキ感でいっぱいになります。
練習を一日休むと本人に分り、二日休むと批評家に分り、三日休むと客に分かる
似たような言葉が スポーツの世界でも聞きます。
一日練習を休むと取り返すのに三日かかると・・・
演奏曲について、本人の解釈や曲想・・・
う~~ん 残念~~~
曲名を聞いても メロディーが頭に浮かんでこない~~
作曲家曲や曲を もっともっと知っていれば
この本を 10倍楽しめたと思うと
自分の無知に すご~~く 残念!
せめてCDでも聞いて もっと クラシックに近づきたいなあ~~
と 思う今日この頃です!
ちなみに 本の中で演奏される曲です。