スポーツ指導者の皆様へ4 冷やすべき?温めるべき?

2012年02月29日 22時01分14秒 | 自然形体 健康

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当院に来院した人から、聞いた話。

 

中学校 水泳部   練習の途中で脚がつったときは、温める。

高校 ハンドボール部  練習(試合)で、脚がつったときは、温める。

中学 バスケットボール部  練習の途中で、アキレス腱が痛くなったときは、冷やす。

中学 テニス部  練習の途中、捻挫したときは、冷やす。

高校 野球部  試合のあとは、冷やす。県大会のときは、ドクターが来て、強制的に冷やさせる。

大人 剣道  肉離れのときは、冷やす。

 

脚がつる、というのは、筋肉が疲労し疲労物質がたまり、筋肉が自分でぎゅう~っと絞るようにして、

疲労物質を強制的にはき出している。これが、脚がつる、ということ。要するに、筋肉の疲労。

 

同じ筋肉の疲労でも、温めている人もいれば、冷やしている人もいる。

 

アキレス腱が痛くなる、というのは、オスグッドで膝蓋靱帯が裂けるのと同じで、

アキレス腱が裂けて太くなってきた状態。

 

捻挫は、靱帯とか筋肉が傷ついている。

 

肉離れは、筋肉が内出血を起こしている。

 

さて、冷やした方が良いのか、温めた方が良いのか。

 

自然形体療法では、冷やすことも温めることもしません。

 

えっ?何もしないの?

 

いいえ、何もしないわけではありません。

どうすれば良いのかというと・・・・・・・・

 

指撫法です。

指で優しく撫でる方法です。

 

これで、血流が良くなり、疲労物質が流れて出ていきます。

撫でると、疲労物質がはき出されます。

血流が良くなると、怪我をしたところ(捻挫など)も早く治ります。

 

冷やして、神経を麻痺させて一時的に痛みはなくなるかもしれません。

でも、冷やすことで、筋肉が固くなり血管が細くなり、血流が悪くなり、

回復が遅れます。

運動の後、冷やすのは、最悪です。疲労回復が遅れます。

 

では、温めるのは、血流が良くなるから、いいのか?

冷やすよりはましでしょうが、一部分だけ温めて血管がひろがっても、

その他の部分が、血管が狭ければ、意味がありません。

 

指撫法は、すごい効果があります。

撫でるだけで、

 

捻挫の圧痛が無くなります。

軽い野球肘なら、痛みが無くなります。

筋肉痛が軽くなります。

肉離れの血液の吸収が早くなります。

オスグッドの圧痛が無くなります。

 

冷やすことも温めることもせず、撫でれば良いのです。

ただし、撫で方があります。

指のおなかで、優しくふわっと撫でます。押してはいけません。

一方通行で撫でます。ほうきで掃くように。

指を立てないで、掌を寝せるように、優しく優しく撫でます。

 

短い距離でなく、できるだけ長く、痛いところだけで無く、もっと遠くから。

縦に撫でたり、横に撫でたり。

 

優しく30回ほど撫でると、効果があります。

冷やさないで、撫でてみてください。

 

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