真っ暗で,外の様子は良くわからない。
店員がスイッチを「ポンっ」と押すと、「ごぼごぼごぼっ」
ご飯が決められた量、丼に落ちた。
始めて見る光景だった。
ご飯は普通、ジャーから杓文字で、丼に「よそう」
丼の底には,既にタレが適量入れてあった。
冷凍の(多分)アナゴ2本、カボチャ2枚、
サツマイモ1枚、味付け海苔1枚、半熟のにぬき(ゆで卵)1個、
がフライヤーに放り込まれ「カリッ」と揚げられた。
「ハイっ43番でお待ちのお客様!!」
揚げたて「あなご丼」の完成だ。
丼の上に堆くカリカリ天ぷらが乗っかっているので、
箸がご飯に到達出来ない。
天ぷらばかりを,食い進み、後日,タレのかかったシャリに
到達出来ることとなる・・・・で、カウンターにはお茶のポットと
チューブワサビが用意してあって、「お茶漬けする人は、ここにありますから」
姉ちゃんが「叫んでいる」
突然、飛行機は雲の中に下降した。
雲を抜けると,眼下に大阪湾が広がった。
丁度,昼過ぎ、関西空港に降り立った。
幾分空腹を覚えたので、到着ロビーのスグ横のセルフ?横丁みたいな
飲食店街に足を踏み入れた。
あるある・・・・・HORAI505、ぼてじゅう、たこやき、揚げたて天丼、
寿司、らーめん、etc,etc・・・・・・。
揚げたて天丼の食券マシーンの前に,姉ちゃんが立ち、
「ハイっ」と食券を買った客に,小さな紙コップを渡していた。
「水は,あっちです」・・・・・????。
「あっち」に行くと,共同水飲み場みたいなものが「あった」
蛇口を捻って、紙コップに水を注ぐ。
待つこと、15分?「注文が入ってから,物(ぶつ)をフライヤーに放り込む」
マニュアルが厳格に守られている。
驚いたのは、その店、3~4人の兄ちゃんと姉ちゃんで回っていたことだった。
食券マシーンの前で,客に紙コップを渡し、オーダーを確認する姉ちゃん、
フライヤーの前に立ちっぱなしの兄ちゃん、中で,丼を洗浄機に放り込んだり
冷凍レトルトのネタを破いたり、ごぼごぼシャリベンディングマシーンの
スイッチを押したりする姉ちゃん・・・・それだけだった。
「ごぼごぼシャリベンディングマシーン」は目から鱗だった。
昼時で、ごったがえすセルフ飲食店横丁、関西空港の一等地。
食券マシーンの前で,小さな紙コップを渡す姉ちゃん。
『徹底的に合理化された人の動き』拍手を送るべきなのか・・・????。
しばし、あなご天丼を食べるのも忘れて、それらの仕組みを眺めていた。
新大阪駅の地下、「味の街」のラーメン屋にいた頃のことを、
思い出した、狭い店舗に、濛々と湯気が立ち上り、
20人も座れば足の踏み場も無い狭い店舗で、1日800杯(40回転)とか
ラーメンを売っていた。
当時、1杯330円のラーメンも、関空のあなご天丼も・・・普通に旨かった。
「そや!!、大阪や!!」大阪に来たことを、思い知らされる!!。
関空快速-鳳(おおとり)-上野芝-病院-関空快速-大阪-新快速-須磨-
演奏-1泊-神戸空港-千歳-高速-札幌-真駒内-レッスン-中山峠-ニセコ。
昨夜,11:30分頃辿り着いた。
「高見沢」さんはごもごも言ってたけど,バタンQ.
今朝は4:30分に目が覚めた。
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