蒸し暑かった空の蛇口がひねられ、昨夜から大粒の雨が
降り出しました、湿気を含んだ心地よい風が、校舎の中を
吹き渡り、ほっと一息ついた朝になりました。
真夏の日差しに焼かれ、ひん死の状態だった花たちも
一寸、息を吹き返しています。
畑のひまわりは、皆同じ方角を向き、訪れた人々に挨拶をします。
車の流れは多く、牧場の裏の釣り堀が賑わい、っペペンション街、
別荘地には夜遅くまで歓声が上がり、ラフティングのゴムボートは
京極から倶知安までつながって流れて行きます。
1艇、倶知安に着くと1艇、京極を出発します???。
スーパーのお持ち帰り用サービスアイスは底をつき、
コンビニのアイスキャンディーも補充が間に合いません。
大通り公園のビアガーデンは既に店じまいをしてしまい
遅れて来た猛暑にうらめしいため息が聞こえます。
丘の思い出は、何十年も前に増毛で聞いた、雄冬です。
かっては、船でしか行けない集落が道内に沢山ありました。
陸の孤島がゆえの悲しい話も多く残っています。
断崖絶壁の海沿いに掘られた、真っ暗な素堀のトンネルを歩いて
私達は、わざわざ辺境の地を彷徨いました。
増毛から船で雄冬に行き、『進藤さん??』という民宿にお世話に
なりました。10月も終わり頃で、観光客は誰一人おらず、
灯台のある岬に上りました。そこからの日本海がまた絶景でした。
今では、道路も開通し、息子が北海道を回ったとき、雄冬でお世話に
なっています。
歩いて日本一周、自転車で日本三周?、リヤカーを引いて日本縦断
猛者が毎日のようにYHを訪れました。『めんちゃり』と呼ばれた女の子の
日本一周自転車旅行もよく見かけました。
そのころ『わざわざ』とは、誰も考えなかった、そんなことが
自分の中ではかっこ良い振る舞いだったのかもしれません。
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