和英特許翻訳メモ

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拾った用例は必ずしも典型例、模範例ではありません。

日航123便墜落事故陰謀論:ファンタジーに水を差す(5)

2024-08-11 18:19:29 | 日航123便

角田四郎著「疑惑 JAL123便墜落事故 このままでは520柱は瞑れない」(早稲田出版、初版1993年)。力作、労作である。運輸省航空事故調査委員会(事故調、現:運輸安全委員会)の提出した隔壁説への、当時から現在に至るまでの疑問、疑惑、反論、そして陰謀論の原型がここにある(火炎放射器説はない)。著者は1985年8月12日夕刻、山梨県大月市の梁川(やながわ)駅近くでキャンプ中に偶然日航123便を目撃した。18時40分~44分頃にかけての大月上空の所謂「大月旋回」途中であった。公式には高度は17000~21000フィート(約5200m~6400m)くらいだが窓がはっきり見え思わず手を振り、山の高さ(倉岳山、標高990m)等から考えて2000~3000mくらいだろうという(p395)。

「桂川の河辺にある高台に歩を進めた・・・ほぼ南を向いて立っていた私の左手に、北から南へ向かって・・・ゆっくり南下して行く・・・倉岳山の東側を南西に向けて山影に消えた・・・その山の右へひょっこり顔を出した。今度は西へ向かっている・・・すぐに次の山影にかくれて見えなくなった・・・6時40分~41分頃から43分~44分程の間」(p55)

(梁川駅入口近くから南、倉岳山を見る)

そしてさらに2~3分後、2機の自衛隊機を目撃したという(p60, p389)。

(同じ場所から北を見る)

翌日13日、日航機墜落のニュースを耳にし、墜落現場がこれまた前年にキャンプした場所の近く、群馬県上野村と聞いて以降、報道に釘付けとなり、徐々に違和感と疑問が膨れ上がってくる。さらには友人の恋人が搭乗していたことが分かると現場へ向かい、事故から六日目の18日午後に現場に立った。

 

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