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和英特許翻訳メモ

便利そうな表現、疑問、謎、その他メモ書き。思いつきで書いてます。
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量子デバイス

2025-02-28 09:17:16 | 半導体

量子コンピュータが使える「量子計算クラウドサービス」を理研が無償提供開始 国産超伝導量子コンピュータ初号機を公開 大阪大学や富士通、NTTなどと協力、2023年3月27日 13時17分、livedoor News

 

量子ビット、共振器、フィルタ

JP2022172189A 超伝導複合量子計算回路、国立研究開発法人科学技術振興機構

回路基板1は、一例としてシリコン等の誘電体基板である。回路基板1では、シリコン等の誘電体基板の基板表面S上に超伝導膜により回路素子の配線パターンCP及び接地パターンGPが形成される。なお、回路基板1の材質がシリコンである場合、回路基板1は所定の温度よりも低い温度において備えられ当該シリコンは誘電体となる。

配線パターンCPには、量子ビット4と、量子ビット4の状態を観測する観測電極8と、超伝導共振器7と、キャパシター9とが含まれる。図1では、量子ビット4の一例として、量子ビット4-1~4-6が示されている。図1では、超伝導共振器7の一例として、超伝導共振器7-1~7-4が示されている。図1では、キャパシター9の一例として、キャパシター9-1~9-4が示されている。

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ナノシート

2024-05-03 12:45:41 | 半導体

【0014】
  以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。以下の実施の形態では、半導体集積回路装置は複数のスタンダードセル(本明細書では、適宜、単にセルという)を備えており、この複数のスタンダードセルのうち少なくとも一部は、例えば、ナノシートFET(Field Effect Transistor)を備えるものとする。ナノシートFETとは、電流が流れる薄いシート(ナノシート)を用いたFETである。ナノシートは例えばシリコンによって形成されている。また、本開示では、ナノシートの両端に形成されており、ナノシートFETのソースまたはドレインとなる端子を構成する半導体層部のことを「パッド」という。
【0015】
  本開示では、「ダミートランジスタ」は、回路の論理機能に寄与しないトランジスタのことをいう。また、「VDD」「VSS」は、電源電圧または電源自体を示す。また、以下の説明では、図1等の平面図において、図面横方向をX方向(第1方向に相当)、図面縦方向をY方向(第2方向に相当)、基板面に垂直な方向をZ方向としている。
【0016】
  (第1実施形態)
  図1は第1実施形態に係る半導体集積回路装置が備える回路ブロックのレイアウトの例である。図1のレイアウトでは、X方向に並ぶスタンダードセルを備えたセル列CRが、複数、Y方向に並べて配置されている。スタンダードセルCは、例えば、ナノシートFETを備える。複数のセル列CRは、一列おきに、上下反転して(Y方向に反転して)配置されている。セル列CR同士の間には、電源電圧VDDを供給する電源配線3と、電源電圧VSSを供給する電源配線4とが、交互に配置されている。電源配線3,4は、埋め込み配線層に形成されている、いわゆる埋め込み電源配線(BPR:Buried Power Rail)である。各セル列CRに含まれるセルCは、その上下に配置された電源配線3,4からVDD,VSSが供給される。


【0017】
  複数のセル列CRは、複数の電源タップセル1を含む電源タップセル群2a,2b,2cが、X方向において等間隔で配置されている。電源タップセル群2a,2b,2cはそれぞれ、X方向において同じ位置にある複数の電源タップセル1を含む。

【0018】
  図2および図3は電源タップセル1のレイアウト構造の例を示す図であり、図2は平面図、図3(a),(b)は平面視縦方向における断面図である。図3(a)は線A-A’の断面図3(b)は線B-B’の断面である。図2では、電源タップセルのセル枠CLを示している。以降の平面図でも同様である。


【0019】
  図2に示すように、電源タップセル1のY方向における両端において、X方向に延びる電源配線11,12がそれぞれ設けられている。電源配線11,12はともに、埋め込み配線層に形成された埋め込み電源配線(BPR)である。電源配線11は電源電圧VDDを供給し、電源配線12は電源電圧VSSを供給する。電源配線11は、当該電源タップセル1と同じセル列CRに配置された他のセルCと共有されて、図1の電源配線3を形成する。電源配線12は、当該電源タップセル1と同じセル列CRに配置された他のセルCと共有されて、図1の電源配線4を形成する。

【0020】
  Nウェル上のP型領域に、P型のトランジスタP1が形成されている。P型基板上のN型領域に、N型のトランジスタN1が形成されている。トランジスタP1,N1は、回路の論理機能に寄与しないダミートランジスタである。

【0021】
  トランジスタP1は、チャネル部として、2枚のシートからなるナノシート21を有する。すなわち、トランジスタP1はナノシートFETである。ナノシート21のX方向における両端に、2枚のシートに接続された一体構造の半導体層からなるパッド22a,22bが形成されている。パッド22a,22bは、トランジスタP1のソース領域およびドレイン領域となる。


【0022】
  トランジスタN1は、チャネル部は、2枚のシートからなるナノシート26を有する。すなわち、トランジスタN1はナノシートFETである。ナノシート26のX方向における両端に、2枚のシートに接続された一体構造の半導体層からなるパッド27a,27bが形成されている。パッド27a,27bは、トランジスタN1のソース領域およびドレイン領域となる。

【0023】
  ゲート配線31はY方向に延びており、ゲート絶縁膜(図示せず)を挟んでトランジスタP1のナノシート21を囲んでいるとともに、ゲート絶縁膜(図示せず)を挟んでトランジスタN1のナノシート26を囲んでいる。ゲート配線31は、トランジスタP1,N1のゲートとなる。ゲート配線31は他の配線と接続されておらず、フローティング状態である。

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ダイオード領域

2022-10-09 17:53:30 | 半導体

[0013] (第1実施形態)
本発明の第1実施形態にかかる半導体装置について説明する。本実施形態にかかる半導体装置は、基板厚み方向に電流を流す縦型のIGBTとFWDとが1つの基板に備えられたRC−IGBT構造により構成されている。この半導体装置は、例えば、インバータ、DC/DCコンバータ等の電源回路に使用されるパワースイッチング素子として利用されると好適である。具体的には、本実施形態にかかる半導体装置は、以下のように構成されている。

[0014] 図1に示されるように、半導体装置は、セル領域1と、このセル領域1を囲む外周領域2とを備えている。

[0015] セル領域1は、図1、図2、図3Aおよび図3Bに示されるように、IGBT素子が形成されたIGBT領域1aおよびFWDが形成されたダイオード領域1bが交互に形成されている。また、IGBT領域1aとダイオード領域1bの間に境界領域1cが形成された構成とされている。

[0016] 具体的には、これらIGBT領域1aとダイオード領域1bおよび境界領域1cは、図2、図3Aおよび図3Bに示すように、ドリフト層11として機能するN- 型の半導体基板10に形成されることで1チップで形成されている。IGBT領域1aとダイオード領域1bおよび境界領域1cは、半導体基板10の一面10aの一方向、図1で言えば紙面上下方向に沿って延設されている。そして、IGBT領域1aとダイオード領域1bが延設方向と直交する方向に交互に繰り返し形成され、その間に境界領域1cが形成されている。

[0017] ドリフト層11の上、つまり半導体基板10の一面10a側には、P型のベース層12が形成されている。そして、ベース層12を貫通してドリフト層11に達するように複数個のトレンチ13が形成され、このトレンチ13によってベース層12が複数個に分離されている。

[0018] なお、本実施形態では、複数のトレンチ13は、半導体基板10の一面10aの面方向のうちの一方向、図2で言えば紙面奥行き方向に沿って等間隔に形成されている。また、半導体基板10の一面10aは、ベース層12のうちのドリフト層11と反対側の一面などによって構成されている。

[0019] ベース層12は、IGBT領域1aとダイオード領域1bおよび境界領域1cとでP型不純物濃度が変えられており、IGBT領域1aでは、ダイオード領域1bおよび境界領域1cよりもP型不純物濃度が高くされている。以下、IGBT領域1aに形成されたベース層12を第1ベース層12aといい、ダイオード領域1bおよび境界領域1cに形成されたベース層12を第2ベース層12bという。

[0020] 第1ベース層12aは、チャネル領域として機能しつつ、ボディ領域としても機能する。この第1ベース層12aの表層部には、図2および図3Bに示すように、部分的に、第1ベース層12aよりも深さが浅くされたN+ 型のエミッタ領域14が形成されている。

[0021] エミッタ領域14は、ドリフト層11よりも高不純物濃度で構成され、第1ベース層12a内において終端し、かつ、トレンチ13の側面に接するように形成されている。本実施形態の場合、エミッタ領域14は、各トレンチ13の間において、トレンチ13の長手方向に沿って等間隔に複数個点在させられている。換言すれば、エミッタ領域14は、半導体基板10の一面10aに対する法線方向から見て、複数のトレンチ13の長手方向に対して交差するように、より詳しくは直交するように延設されている。そして、複数のトレンチ13の間に位置する各エミッタ領域14が、隣り合うトレンチ13の両方の側面に接した状態となっている。

[0022] なお、複数のトレンチ13の長手方向に対する垂直方向において、隣り合う各エミッタ領域14を繋げると直線状となっているが、各トレンチ13によって分断されているため、各エミッタ領域14は矩形状となっている。そして、各エミッタ領域14は、トレンチ13の長手方向両端よりも内側に配置された状態となっている。

[0023] また、第1ベース層12aは、エミッタ領域14が形成されていない部分において半導体基板10の一面10a側まで形成されており、この部分が後述する上部電極19とオーミック接触させられる第1コンタクト領域15aとされる。トレンチ13の長手方向における第1コンタクト領域15aの幅は、例えば同方向におけるエミッタ領域14の幅と等しくされ、これらの面積比が1:1とされている。

[0024] 第1コンタクト領域15aは、第1ベース層12aの一部によって構成されるが、部分的に表面濃度が高くされた領域であっても良い。本実施形態の場合、第1コンタクト領域15aは、半導体基板10の一面10aに対する法線方向から見て、エミッタ領域14と同様の上面レイアウトとされており、エミッタ領域14とされていない部分が第1コンタクト領域15aとされている。すなわち、第1コンタクト領域15aは、複数のトレンチ13の長手方向に対して交差するように、より詳しくは直交するように延設されており、複数のトレンチ13の間に位置する各第1コンタクト領域15aが隣り合うトレンチ13の両方の側面に接した状態となっている。

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ダイパッド

2022-07-12 20:47:48 | 半導体

WO2022080134A1
図1~図17に基づき、本開示の第1実施形態にかかる半導体装置A1について説明する。半導体装置A1は、第1半導体素子11、第2半導体素子12、絶縁素子13、第1ダイパッド21第2ダイパッド22、複数の第1端子3、複数の第2端子4、複数の第1ワイヤ51、複数の第2ワイヤ52、複数の第3ワイヤ53、複数の第4ワイヤ54、および封止樹脂6を備える。半導体装置A1は、たとえば電気自動車(またはハイブリッド自動車など)のインバータ装置の配線基板に表面実装される。半導体装置A1のパッケージ形式は、SOP(Small Outline Package)である。ただし、半導体装置A1のパッケージ形式は、SOPに限定されない。図2では、理解の便宜上、封止樹脂6を透過している。図2においては、透過した封止樹脂6を想像線(二点鎖線)で示している。

 半導体装置A1においては、第2半導体素子12は、第1半導体素子11に要求される電源電圧よりも高い電源電圧を要する。このため、第1半導体素子11と第2半導体素子12との間に著しい電位差が生じる。そこで、半導体装置A1においては、第1半導体素子11を構成要素に含む第1回路と、第2半導体素子12を構成要素に含む第2回路とが、絶縁素子13により互いに絶縁されている。半導体装置A1においては、第1回路が相対的に低電圧であり、かつ第2回路が相対的に高電圧である。その上で絶縁素子13は、第1回路と第2回路との信号の送受信を中継する。たとえば、電気自動車(ハイブリッド自動車の場合も同様)のインバータ装置においては、第1半導体素子11のグランドに印加させる電圧が5V程度であることに対し、第2半導体素子12のグランドに印加される電圧が過渡的に600V以上となることがある。

 

ダイパッド:「半導体素子を支持固定」リードフレーム、光技術用語解説、ウシオ電機

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当ブログの例文について

本ブログの「特許英語散策」等題した部分では、英語の例文を管理人の独断と偏見で収集し、適宜訳文・訳語を記載しています。 訳文等は原則として対応日本語公報をそのまま写したものです。私個人のコメント部分は(大抵)”*”を付しています。 訳語は多数の翻訳者の長年の努力の結晶ですが、誤訳、転記ミスもあると思いますのでご注意ください。