BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

プラハの風景写真 トラムの写真 (1)

2020-11-28 | エトセトラ
プラハに住む友人から送られてきた「プラハの風景写真」で、「トラム (路面電車) の写真」(その1) です。

よく見られるトラムは、「タトラT3形」の車両だそうです。



T3は、プラハにある「ČKDタトラ」スミーホフ工場 (昔は国営) で、1960年から1989年にかけて約14,000両が製造され、プラハ市には1,369両、ソ連には11,368両など、チェコ以外の当時の共産主義国へも多く輸出されました。 
日本でも、土佐電気鉄道(現・とさでん交通)が1994年に1両購入しましたが、運用されることなく、廃車となったようです。
  
プラハ市では1962年11月から運用され、赤・クリーム色に塗り分けられた車体は、前後が丸くなっているのと、大きなパンタグラフが特徴です。



また、その時代時代に合わせて、行先表示装置や低床化などの改造がなされたため、外観の変化や様々なバリエーション (T3M、T3R.Pなど) があるようです。



最後尾に運転台はなく、方向転換は最終駅のループ線を使って行っています。
2両が連結されているのもあります。



出入口は3カ所、4枚折戸扉、座席はプラスチック製。冷房装置はなく、上部のある窓を開けて、風を取り込む仕組みです。



運転台です。いろんなボタンスイッチが並んでいます。車両により、微妙にボタンの配置が違っています。





見た感じですが、T3の運転は制御用ハンドルではなくて、足踏みペダルで操作するようです。(たぶん)  車と同じようにブレーキを踏むと、車体下にあるブレーキ板がレールを強く押し付けることにより、止まる仕組みのようです。

トラム線のレールは、溝付きタイプになっています。



停留所の標識です。ここは、バスと共通になっているようです。



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