BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ロシアの声 バイカル湖風景(2005-2006年)

2014-04-05 | 海外局ベリカード
VOR「ロシアの声」のハバロフスク支局からいただいたベリカードの続きです。

2005年発行の、「シベリア銀河ステーション」が3月26日に放送100回を迎えたのを記念したカードで、ウのような鳥とバイカルアザラシの写真です。
毎月最終金曜日に放送されていた番組でしたが、第2・4土曜日になり、通算222回の2010年9月25日放送分で終了となりました。

表面を見ますと、張り紙の下は日本のポストカード用紙を使ってプリンターで作られていますので、岡田和也アナ特製カードのような気がします。


次も同年の、バイカル湖シリーズで横長のカードです。
バイカル湖岸の家々と、釣りを楽しむ人たちです。湖には、オームリというサケ科の魚がいるようで、白身でおいしいらしいです。

このカードの反対面です。写真説明がありますが、ロシア語で良くわかりません。

シベリア松が茂っている岬とアカヒレスズキです。


岬先を疾走するボートと、漁船の照明装置? が写っているカードです。
世界最高の透明度を誇る湖の割には、左の写真の湖面は赤褐色で、右の青色とはずいぶん違って見えます。季節により、バイカル湖に流れ込む川の水が、このような色だからでしょうか。

2006年のは、ナナイと呼ばれるツングース語系の女性と、唐草模様の編みかごの写真です。
主にアムール川(黒竜江)流域に住んでいて、ロシア国内には約1万人、中国国内には約5千人いて、中国ではホジェン(赫哲)族と呼ばれています。
ナナイの人々は、その昔、川で捕れる魚や鹿の皮で作られた衣服を身に着け、漁業と狩猟、採集を行っていたといいます。万物の由来を伝える神話では、「まだ世界に海と泥しかなかった頃、神は泥と海水を手にし、握って大魚を作った。また、いくつかの泥人形を作り、陽の下で乾かして人にした。人間の汗がしょっぱいのは海水で作ったから、毎日入浴するのは泥を流すため」というお話です。

黒澤明監督による、1975年公開の日本・ソ連の合作映画「デルス・ウザーラ」は、ロシア極東地域の探検家で作者のウラディミール・アルセーニエフと、ナナイの現地ガイド・デルス・ウザラの交流を描いたものになっているのだそうです。
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