BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

ベリカードの発行枚数

2014-04-09 | BCLアラカルト
ベリカードの発行枚数は、いったいどのぐらいなのか?
知りたい点ですが、発行する放送局側の話なので、なかなかリスナーにはわからないところで、まあ、担当者に聞くしかないのでは…

いくつかの局では、カードに通し番号が振られているので、ある程度推定が出来ることがありますが、途中でデザインが変わっていることもあるので、その種の最初と最後の方の番号を見比べることぐらいしかないのかも… 徹底して調べるなら、ひんぱんにレポートしてベリをいただかなくてはなりませんので、それも、やりたくないし…

今では、ベリカードの作り方も変わってきました。簡単にプリンターでの印刷ができるようになり、この方法でのカードが多くなってきたように感じます。少数枚、多種類に、これなら対応可能です。

プリンター以前は製版印刷でした。これだと印刷会社に発注するので、時間もコストもかかります。また、少量の印刷枚数というわけにはいきませんので、在庫がはけない途中で何か訂正があった場合は、手書きか、上から紙を貼るか、いっそ新しく作り直すのか、たいへんです。

この問題に関して、何か参考になるネタはないかと、昔買った本を見ていたら、ベリカードの印刷枚数などについて書かれたのがありました。学術論文ではないので引用元は書かずに、要点だけ引用してみます。

在京ラジオ局の例です。
まず、ベリカード発行について、局内での会議で、どんな絵柄にするか、デザイナーはだれにするのか、などの打ち合わせ。そして、絵が出来上がると印刷です。1970年代後半のBCLブームの頃の事例ですので、印刷枚数は「ホンマでっか!」と言うほどの数、なんと10万枚。印刷費用だけで当時で30万円ほどになったそうです。

この頃は、1カ月に1万通近い受信レポートが局に舞い込んだこともあったとか。ざくっとした計算では、1日約400通の返信を書かないと対応できないことになり、ベリカード返送担当社員が1人ならたいへん忙しかったことでしょう。
また、返信用切手同封でなくてもいただける局が多くありました。この時代は、ラジオ局も経営的に余裕があり、行け行けドンドンの右上がりの社会状況でした。
同様のことが、海外の日本語局にもいえたようで、手間がかからないよう返信用ネームシールの同封を求めている状況がありました。

 さて、この事例に該当するラジオ局のカードは、あいにくこの時期は休眠中でして、持っていなくて紹介できません、というところですが、ネットで探すとありましたので、パクッてきました。(画像は小さくしましたが、本来はハガキサイズです)

話があちこち飛びますが、放送局が制作したベリカードの画像をブログで勝手に使うのは、著作権法違反のような気がしないないわけでもありませんが、どうなのでしょうか。
最近は、ベリカード集みたいな出版物を見かけないのは、たぶん、ネットでなら大目にみられても、印刷物にして販売するとなると営利になるので、そんなことが関係しているのかな、と勝手に思っています。
コメント
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