BCLとベリカードの楽しみ

海外短波放送や国内放送を聴き、放送局からいただけるベリカードなどを紹介。近頃は、自分が楽しいと思える事柄も書いています。

エイプリルフール BBC放送

2014-04-01 | 海外局ベリカード
今日は4月1日。この日だけはウソをついてもよい、という西洋の風習は「エイプリルフール」 
海外では、新聞がデマ的な記事を掲載したり、テレビではジョークニュースを流したりといった事が話題になるようですが、日本では、ジョークだったと笑い飛ばすより、本当だと思われて後のフォローがたいへん、となる方が多いのではないでしょうか。

毎年、この日に似たようなことを書いているのですが、BCL界のエイプリルフールの有名例では、やはり、イギリスBBC日本語放送の1980年4月1日の出来事でしょう。

ロンドン・テムズ河のほとりに立つウェストミンスター宮殿(英国国会議事堂)に付属する時計台「ビッグ・ベンの時計がデジタル表示化されることになり、4本の針が不要になるので、リスナー4人にプレゼントします」と放送したところ、真に受けた日本の聴取者から問い合わせが相次いだというのです。

放送では、ビッグ・ベンを維持管理している架空の人物ミスター・ベンキーパーにインタビューして、涙ながらの別れの言葉を流したり、時間の調節では錘を微妙に変化させるためにコインを使っているというほんとうの話など、真偽とり混ぜた内容だったそうです。

ビッグ・ベンの時計面は4つで、直径7mの文字盤に銅製の短針が2.7m、重さ300kg、長針は4.2m、重さ100kgが付けられているといいます。それにしても針は相当な重さなので、日本まで運ぶのもたいへんです。

さて、エイプリルフール話の放送後ですが、多くの反響に対して、BBCでは特別の「エイプリルフール参加感謝状」をつくり、300人に郵送して対応したそうです。

ビッグ・ベンの写真カードですが、BBC(英国放送協会)からいただいた1967年と1969年、それに、しおり。
もう1枚は、AWR(アドベンティスト・ワールド・ラジオ)から2002年のものです。
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