こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年7月30日 土曜日夏のフェイバリッツ・29 Vangelis「Alpha」'76

2011-07-30 23:00:00 | 音楽帳


まだYMOが出現する前の小・中学生の頃には、ただ単純に「シンセイサイザー」というものだけで、「未来」というものを感じて、夢見ていた。

「テクノ・ポップ」という用語が使われたのは、YMOがキーとなっているが、それまでは「シンセサイザー音楽」とか「電子音楽」と語っていた。

そういうあけぼのの季節に、何を聴いていたかといえば、富田勲先生やヴァンゲリス先生の音。
後に、YMOのコンピューター制御を行う松武秀樹さんが師事していたのが富田勲先生。

富田さんの作品というのは、ヴァンゲリスと同様、同世代の人々は「この音はどこかで聴いた記憶がある」というくらいに、CMやらドキュメント番組に使われていた。

「キューピー3分クッキング」のテーマ曲も、富田さんの作品。

***

夏には、つい夜空に想いをはせる。
星がきれいにまたたくのは寒い冬だが、人はなぜか夏にも夜空に想いをはせて、空を見上げる。

私が生まれた1966年には、すでに有人飛行で月にソ連とアメリカがしのぎを削っていたおり、その後1969年にアポロが月面着陸を果たす。



幼少から宇宙・UFO・・・そういうものへの憧れを抱き、翌年の1970年の大阪万国博覧会EXPOに4歳で行った自分には、いくらオトナの人が宇宙人など居ないと科学的証明で言われても、45歳にもなっても、宇宙に対する魅惑的感情を抱いてしまう。
これは、今の人には分からない感覚かもしれない。

今日紹介するのは、ヴァンゲリス先生の「アルファ」という曲。
アルバム「反射率0.39」。
同世代の人々なら「この音はどこかで聴いた記憶がある」という曲。
確か宇宙のドキュメントの「コスモス」(=惑星)でかかっていた記憶がある。

日本は、いまさらジローで放射能汚染まみれだが、空を見上げれば、果てしない世界が広がっているのだ。

こんな腐った国のことなど、いまさら憂いても始まらない。
視野を広くして、子供の頃に戻って、空を見上げて欲しい。

【埋め込み禁止なので、Wクリックして見ましょう。】

この曲は「反射率0.39」というアルバムに収められている。
ヴァンゲリスを映画「炎のランナー」のサントラや「南極物語」で知ったと言う人も多いと思うが、それらも素晴らしいが、そんなアルバムよりもっともっと前からシンセサイザー・ミュージックの先駆者であり、重鎮だったのである。

雨が降ろうと降るまいと、ココロで夜空を、せめて夏には想像してみましょう。
コメント (4)
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