RCサクセション、というか、清志郎は元々、言いたい事を言いたいように生きてきた。
それが、次第に、政治・クソメディアとの衝突を生むことになる。
そのきっかけとも言えるのが、この「サマータイムブルース」。
そして、その言いたい事を言えない世界に、更に、インディーズで発売する事になる’89年の「タイマーズ」の活動に繋がっていく。
***
1989年という年は稀有な年で、ここで、東西冷戦が崩壊し、ベルリンの壁は壊れ、共産主義国家ではチャウシェスク等のように射殺されクーデターが起き、日本においては、昭和天皇が崩御し、世界が変わり目を迎えた年であった。
かたちんば=自分の皮膚感覚では、いや既に、’86年末段階で、ひたすら「今日より新しい明日」を目指したニュー・ウェイヴも、音楽世界も全て「終焉」し、停滞時期に入り、この後、何も新しいものが生まれなくなり、まったりした平坦な「終わりなき日常」(By宮台真司)が始まったと思っている。
そんな中で、たった1人で、もがくように叫んでいたのが清志郎だった。
渡辺美里が「変わりはじめたマイ・レボリューション♪」と、『大ウソツキの明日』を表層的に語った時には、もう、全てが終わっていた。
自分は『頑張れば~何とかなるから~』という、何一つココロに刺さって来ないクソ・ソングに嫌悪以外の何も覚えない。
すごく、この時期の清志郎は、周囲のムーブメントも無く、「孤立無援の闘い」をしていた記憶が強かった。
「サマータイムブルース」も、レコード会社ともめて発売中止になったが、チャボのギターがエイドリアン・ブリューばりにパオパオ吠えて、シンプルだけど、RCの中では好きな曲だ。
’82年の「いけないルージュマジック」で、個人的に大好きなセリフ・・・「人の目を気にして生きるなんて つまらないことさぁ~」という部分。
自分は、そのコトバに刺激を受けながらも、結局、未だに人の目を気にしながら生きていることだろうが、このコトバを「地」で生きて、そう言い切れたのが清志郎だったのだろう。
***
RCサクセション 「サマータイムブルース」
暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ!何のため?
狭い日本の『サマータイム・ブルース』
熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ!何のため?
狭い日本の『サマータイム・ブルース』
寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い <悪かったな、何だよ!>
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ!根拠がねえ!
これが最後の『サマータイム・ブルース』
<原発という言い方も改めましょう。
何でも縮めるのは、日本人の悪い癖です。
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。
心配は要りません。>
あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだな『サマータイム・ブルース』
電力は余ってる
要らねえ!もう要らねえ!
電力は余ってる
要らねえ!欲しくない!
原子力は要らねえ!
危ねえ!欲しくない!
要らねえ!要らねえ!欲しくねえ!
要らねえ!要らねえ!
電力は余っているよ
要らねえ!危ねえ!
それが、次第に、政治・クソメディアとの衝突を生むことになる。
そのきっかけとも言えるのが、この「サマータイムブルース」。
そして、その言いたい事を言えない世界に、更に、インディーズで発売する事になる’89年の「タイマーズ」の活動に繋がっていく。
***
1989年という年は稀有な年で、ここで、東西冷戦が崩壊し、ベルリンの壁は壊れ、共産主義国家ではチャウシェスク等のように射殺されクーデターが起き、日本においては、昭和天皇が崩御し、世界が変わり目を迎えた年であった。
かたちんば=自分の皮膚感覚では、いや既に、’86年末段階で、ひたすら「今日より新しい明日」を目指したニュー・ウェイヴも、音楽世界も全て「終焉」し、停滞時期に入り、この後、何も新しいものが生まれなくなり、まったりした平坦な「終わりなき日常」(By宮台真司)が始まったと思っている。
そんな中で、たった1人で、もがくように叫んでいたのが清志郎だった。
渡辺美里が「変わりはじめたマイ・レボリューション♪」と、『大ウソツキの明日』を表層的に語った時には、もう、全てが終わっていた。
自分は『頑張れば~何とかなるから~』という、何一つココロに刺さって来ないクソ・ソングに嫌悪以外の何も覚えない。
すごく、この時期の清志郎は、周囲のムーブメントも無く、「孤立無援の闘い」をしていた記憶が強かった。
「サマータイムブルース」も、レコード会社ともめて発売中止になったが、チャボのギターがエイドリアン・ブリューばりにパオパオ吠えて、シンプルだけど、RCの中では好きな曲だ。
’82年の「いけないルージュマジック」で、個人的に大好きなセリフ・・・「人の目を気にして生きるなんて つまらないことさぁ~」という部分。
自分は、そのコトバに刺激を受けながらも、結局、未だに人の目を気にしながら生きていることだろうが、このコトバを「地」で生きて、そう言い切れたのが清志郎だったのだろう。
***
RCサクセション 「サマータイムブルース」
暑い夏がそこまで来てる
みんなが海へくり出していく
人気のない所で泳いだら
原子力発電所が建っていた
さっぱりわかんねえ!何のため?
狭い日本の『サマータイム・ブルース』
熱い炎が先っちょまで出てる
東海地震もそこまで来てる
だけどもまだまだ増えていく
原子力発電所が建っていく
さっぱりわかんねえ!何のため?
狭い日本の『サマータイム・ブルース』
寒い冬がそこまで来てる
あんたもこのごろ抜け毛が多い <悪かったな、何だよ!>
それでもテレビは言っている
「日本の原発は安全です」
さっぱりわかんねえ!根拠がねえ!
これが最後の『サマータイム・ブルース』
<原発という言い方も改めましょう。
何でも縮めるのは、日本人の悪い癖です。
正確に原子力発電所と呼ぼうではありませんか。
心配は要りません。>
あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス田舎へ行けば
37個も建っている
原子力発電所がまだ増える
知らねえ内に漏れていた
あきれたもんだな『サマータイム・ブルース』
電力は余ってる
要らねえ!もう要らねえ!
電力は余ってる
要らねえ!欲しくない!
原子力は要らねえ!
危ねえ!欲しくない!
要らねえ!要らねえ!欲しくねえ!
要らねえ!要らねえ!
電力は余っているよ
要らねえ!危ねえ!