10月29日(火曜日)くもり、のち雨
10月も終わりになって、やっと秋らしくなってきた感じですね。
と昼、小島慶子さんが言っていた。大竹まことさんの「ゴールデンラジオ」冒頭でのやりとり。
「こんなに寒くなって、ちょっと嬉しいよねえ」と大竹さん。
確かに。
私も秋が好きなので。
家を出る12時近く、霧雨がぱらついていた。気温は18℃あったが、私にはとても肌寒くて、厚着でハナをくすくすしていた。3回目の肺炎に近い症状はやっとこの土日で治りつつあったが、元々冷え性だから用心。周りは薄着でも、病弱な私には参考にならない。赤の他人の感覚に頼って風邪を引いては元も子もないのだ。服装をどうするかは、最近の最重要課題といましめる。
結局、気温はこの日、18℃以上にはならなかった。
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大竹さんのラジオが始まる頃、じぶんはリハビリ兼ねてカラダを動かすために上野付近に移動していた。行く車中では音楽を聴きながら、車窓から色味の失せた風景を眺めていた。
iTunesで聴く曲をまさぐり、フラ・リッポ・リッピでやっと自分の心象風景とマッチ、落ちついた。こんな時空が停止した、実に秋らしい日には、やっぱり定番の曲が聴きたくなる。毎年のことだが、彼らのセカンドアルバムは、秋から冬にかけて聴きたくなる一枚。
■Fra Lippo Lippi「A Small Mercy」1983(アルバム「Small Mercies」より)■
白い秋らしい日。次第にくもりは雨に変わり、雨は翌日まで続いた。