こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

ピーター・バウマン 「ロマンス76」 '76

2007-06-30 20:07:37 | 音楽帳

Peter Baumann  Romance '76

木・金と大宮ソニックシティでの展示会の応援で、労働者と化してました。
荷物の搬入、組立、それに立って説明・接客、また分解、搬出と…。

ジムに通っている健全な人々と違って、すっかりなまった体だったので、正直きつかったです。

本当に、やばい、と思う瞬間もありました。
今日は、死んだように寝ましたが、それでも体じゅう筋肉痛です。

***

むかし、サウンドストリート(22:00~22:45)とクロスオーバーイレブン(23:00~)の間にあった、ミニ番組「ふたりの部屋」が大好きだった。

夜のしじまに漂う中、番組の間に、ほっとする番組で、色んな小説やエッセイをドラマ仕立てにしていた。椎名誠の「気分はだぼだぼソース」もそういえば、伊武雅刀さんがやっていたなあ。

今でもカセットテープでとってあるのが、新井素子さんの「二分割幽霊奇譚」や「グリーン・レクイエム」。
これは本当に傑作で、是非CD化をしてほしいくらいの、優れた出来のものだった。



***

「二分割幽霊奇譚」では、YMOの「浮気なぼくら」や大村憲司さんの「春がいっぱい」、立花ハジメちゃんの「Hm(エイチ・マイナー)」などのイイ音楽がBGMになっていた。
また、他に、そこで、特にかかっていたのが、ピーター・バウマンの「ロマンス76」【写真】の曲や「トランス・ハーモニック・ナイツ」の曲だった。

元タンジェリン・ドリームのピーター・バウマンらしく、振幅音がよく鳴っているが、この2枚は、とてもPOPで、この「二分割幽霊奇譚」でも、妖しい部分には、この曲はピッタリだった。

ピーター・バウマン 「ロマンス76」
1. Bicentennial Present
2. Romance
3. Phase By Phase
4. Meadow Of Infinity (Part 1)
5. The Glass Bridge
6. Meadow Of Infinity (Part 2)

未だに、このレコードを聴くと、ピーター・バウマンのオリジナルというより、「二分割幽霊奇譚」のサントラという感じが、自分はしてしまう。

今は、なかなか手に入りにくい一品だが、是非一聴をオススメしたい。
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Robert Wyatt  「生きる歓び(At Last I Am Free)」 '81

2007-06-26 20:51:44 | 音楽帳


こんばんは。
蒸し蒸ししますね。

まさに、「梅雨」です。
冷たいものばかり飲み、汗ばかりかいて、日々追い詰められています。

そんな中ですが、急きょ、会社の私の大好きな上司のお父さんが亡くなって、朝から、告別式で、辻堂まで行く事になりました。

田端までバスを、そして山手線で東京駅へ、
そこから東海道線で約1時間・・・。

なんだか小旅行みたい…というと失礼かもしれないけど、こういう事ないとなかなか鎌倉方面には行かないものですね。

営業で回っている頃は、こっち方面もたまには行ったのですが…。

冬の喪服しかなく、暑く思いながらも、それを着て、告別式へ。

***

なんだか今日は物悲しかった。
「長い事病気だったからね・・・肝臓ガンで、余命は少なかったし」と淡々と上司さんはいつもの調子で言ってたけど、やはり肉親の死は、いざそうなると重い。

奥さんを紹介してもらったが、優しそうな、小柄な人だった。

いつもおだやかな上司さんは、最期のあいさつで泣いていた。
私はそういう姿を初めて見た。

上司さんの父さん、私の母と同い年の、昭和5年生まれでした。
そう思うと、自分もこういう日は遠くないね。

色々感じた1日だった。

***

こういうリアルな現実を突きつけられる日に聴く音楽は、やはり、ロバート・ワイアットの「生きる歓び(At Last I Am Free)」しかないだろう。

At Last I Am Free = 最期に私は自由である・・
これを聴きながら、今夜は、酒を飲みましょう。
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トーキングヘッズ1980ライブのティナ・ウェイマスは美しかです。

2007-06-25 21:08:38 | 音楽帳


TALKING HEADSの1980年のライブというのは、非常に伝説的なライブで、中学生の自分は、ラジオで録った武道館ライブのテープを家宝にして、よく聴いていた。
このライブは、しかし、評論家連中では、物議をかもし出していた。
白人音楽と黒人音楽との融合という点において、やたらと観念的な論争がされていたが、自分は、単にカッコイイと思って聴き、見ていた。

なんといってもカッコイイのは、エイドリアン・ブリューだが、つい最近、YOUTUBEで、ローマでの、この伝説的なライブツアーを見て、いやいや、ベースのティナ・ウェイマスがセクシーで、チャーミングなことに気づいた。

YOUTUBEは、ココ!
http://jp.youtube.com/watch?v=QNAzXlDaHQU&mode=related&search=



最初は、黒いジャンパーをはおっているのだが、途中からそれを脱ぐと、なんとセクシーな白のドレス。
すけべなかたちんばは、演奏の途中で、チャイナドレスのように、脇が大きく裂けて、白い美しい脚が見えるのを、まじまじと見ていた。

髪は美しい金色の長い髪だし、四半世紀たってわかることではないが、ティナ・ウェイマスというのは、なかなかの美人だったんだなということに気づいてしまう。

***

しかし、ギターを弾くオンナ、やたらとロック寄りのオンナは多いが、余り興味は無い。
それにくらべ、ゼルダの小嶋さちほさんもそうだが、ベースを弾くオンナというのは、妙に色気を感じる。

TALKING HEADSのライブで、強力なメンバーに囲まれて、紅一点、ベースを弾く彼女は、一段とセクシーでとっても美しく、そしてカッコイイ!

このYOUTUBEは、是非、見てほしい。
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【かたちんばニュース】シエスパへようこそ。

2007-06-21 22:28:07 | 雑記帳
東京は、悪魔の棲む都市。

今日も、悪魔のささやきがそこここに・・・
いつ、あなたが?わたしが?その悪魔に巻き込まれるかもしれません。

***

2006年1月19日、東京の真ん中、渋谷・松濤に、地下1500mから湧き出した天然温泉を女性のためだけに贅沢に使った総合スパ施設が誕生!



都会で働く女性がほっと一息つけるような、気持ちよくお昼寝できるような、女性だけで安心して過ごせるスパがつくりたい!
そんな思いから、SHIESPAは生まれました。

敷地内から湧出する良質の源泉を利用した、渋谷で初めての天然温泉。



お客様はもちろん、スタッフも全員女性!18歳以上の会員登録をしていただいた大人の女性のみに許される贅沢な安らぎ空間を あなたのパーソナルコンシェルジュとしてサポートします。

地下1Fから地上9Fまでの10フロア、建物全体が女性専用スパ!
東京初にして日本最大級です。
私たちは日本1、アジア1のデイスパを目指しています。

そのために温泉はもちろん、スパトリートメントやおいしいお食事、ゆっくり眠れる休憩ブース、コンセプトショップまで、全館連携したサービスで、女性の美と癒しをトータルプロデュース。
ゆったり流れる時間のなかで、心まで裸になってリラックス……。
SHIESPAでの過ごし方は、あなた次第です。

***

あ~極楽、極楽! 東京って、すごい街です……。
お風呂好き古代ローマ人も女性専用にゃあ、びっくり、だろうな~!
(某HPよりのバカコメント)

***

こうしたターミナル駅近(これもエキチカ)の温泉は、気軽に使えること間違いなし!
リラックスタイムを、自分のスケジュールにうまく取り入れていきたい。

そして、なんだ女性専門か・・・とガッカリした男性の皆さんに朗報!!!!

運営する(株)ユニマットさんでは、2007年夏をめざし、六本木に男女共有のスパ、および会員制スパをオープン予定とか。
来年は六本木が大きく変わる年。
このスパの大爆発にも大いに期待したい。 (妹尾 みえ )

***

女性の皆様のお越しをお待ちしています。
(シエスパを管理・運営する「ユニマットビューティーアンドスパ」の宮田春美社長)

***

・・・・そして、バーン、というあわれ。

なんだか、東京の事件だが、ずさんさは、中国本土か朝鮮人どもの国の事件のレベルの低さで、驚いた。くわばらくわばら。
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New Order 「Temptation」'82  ~ニューオーダーが正式解散~

2007-06-21 14:48:58 | 音楽帳
ニューオーダーが、正式に解散した。

まあ、すべきことはやり、進化すべき方向は、もうなかった訳で、そういう意味では、さっさと解散して、それぞれが、自分なりのまたニューオーダーとは違うものに向けて出発すべきだろう。

本来は「無頼派」に位置していたヒネクレものたちが、今や、世間で認知され賞賛されることとなったが、その「賞賛」が余りにも行き過ぎている気が私はしている。
そんなにも、過大に評価されるグループではないと思う。
誤解無いように、言っておくと、好きな曲はたくさんあるものの、そういう「成熟」を目指すグループユニットでは元々無いのである。
常に「リスキー」な状態で進んでいくのが、本来のニューオーダーの姿であったはずだが、いつのまにか、こういう怠惰なところに位置してしまった、そういう「長くグループでやりすぎた」感は強い。

そういう意味でも、やたらとイメージだけが膨らんでいた「ニューオーダーシンドローム」を切断するには、解散が妥当であろう。

また、ゼロに戻って、それぞれの道を歩くべきである。
それが、果たして、何かを生み出すか否かは不明だが。



初めて聴いたニューオーダーは、1982年4月発売のシングル「テンプテイション(Temptation)」の7インチ【写真】ヴァージョンだった。
FM東京の土曜夜中にやっていた、ピーター・バラカンさんと矢野顕子さんの「スタジオテクノポリス27」という番組でのこと。

なんとも革新的な音のテクノに聴こえた。

ローテクで泥臭いのだが、挽きつけてやまない曲で、何度もその録音したカセットを聴いた。
直立した安っぽいリズムマシンで細かくシンコペイトされたエンドレスビートの上に、叩き下ろすようなハンマーのようなドラムが加わる。へたくそなヴォーカルは、時に目茶句茶に乱雑に、時につぶやくように、投げやりにその音空間に放り出される・・・。

この原始的なへたくそさこそ、ニューオーダーだった。

この曲は、12インチが別ヴァージョンとしてあるが、12インチの方は、間延びしていて、無理やり長くしているようで、好きにはならなかった。
やはり短期勝負!での7インチの方がタイトでベストなトラックである。
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Tangerine Dream 「Hyperborea(邦題: 流氷の詩)」'83

2007-06-20 21:50:24 | 音楽帳


今日は、今の「アンビエント」という広範囲に及ぶ概念の祖である、タンジェリン・ドリームを聴いていた。
初めて彼らに出会ったのは、1981年の「Exit」=出口 というアルバムだった。
そこから、さかのぼって、すばらしき、独自の異世界にトリップする麻薬のような音に入っていった・・。

***

今日、紹介するのは「Hyperborea(邦題: 流氷の詩)」という、1983年の作品。
「Exit」で得たポップでかつタンジェリン・ドリームらしい世界の後だけに、がっかりした人も多かったアルバムと思う。
「ポップ」という大地に次第に降りてきていることは、「Exit」でも明らかだったが、「Exit」の旧(当時は)ソ連の深い社会主義国の陰鬱さを漂わせた名アルバムの後、「流氷」の世界に飛ぶとは思いもしなかっただろう。

ただ、自分は「個人的には」このアルバムは、クロスオーバーイレブンなどを通じて、よく聴いたし、LPもCDも持っていて、時に聞きたくなる。

仕事もプライベートもうまくいかない今の自分には、ジョイ・ディヴィジョンの「ディケイズ」の方が、ぴったり来るが、それでも今朝は、このアルバムを、CDプレイヤーに入れて電車に乗った。

***

ジャケット、そのもののような音が、いきなり飛び出す。(ジャケットも好きです。)
よく晴れた青い海に流氷が浮かんでいる様が、A面 1曲目の「ノー・マンズ・ランド」から見えてくる。
明るい、そう、明るいのだ。
けむたい明るさではなく、突き抜けた明るさである。
フェアライトでサンプリングしたと思わせるエスニックな音。
ヴァンゲリスの「南極物語」のテーマ(これもまた素晴らしい曲です)や、ジャン・ミッシェル・ジャールの「ZOOLOOK」(エスニックです)を想起させる。
メロディアスで、いい曲である。

A面 2曲目「Hyperborea」は、一転して、スローな音。
フワーッとした音は、流氷の上の蜃気楼を思わせる情景描写。この曲もいい。

A面 3曲目は、スローから、また一転して、ぐいぐいと力強くフレーズが刻む「シナモン・ロード」。

このアルバムは、レコードでは、B面を1曲で締める「スフィンクス・ライトニング」で終わる。この曲が、一番従来の、タンジェリン・ドリームに近いのかもしれない。独自の反復音を繰り返しながら、次第に展開し、発展していく世界。


暗い、憂鬱な気分を忘れて、暑い中でも若干温度を下げてくれるアルバムである。
「死とひきかえにするだけの仕事は存在しない」そんなことを、自分に言い聞かせながら、ひたすら鬱に入っていく気分の逃げ場を探す日々である。

A面
1・No Man's Land 9.16
2・Hyperborea 8.46
3・Cinnamon Road 4.03

B面
Sphinx Lightning 19.56
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S. Politti 「Sweetest Girl/Lions After Slumber」

2007-06-18 23:23:24 | 音楽帳


仕事も、サブカルねえさんとの私的な部分も、共にうまくいかない。
今日は、1日もがいていた。

重要な場面で失敗し → 落ち込む の連鎖運動の中に入り込んでしまっている。
「→ 落ち込む」の部分は、そうではない上手くいく自分を想定しているから、そんなに落ち込むのかもしれない。

40歳にして惑わず、どころか、未だ迷ってばかりいる。

42歳の遠くの先輩と電話で話したが、やはり、男は42歳が厄年というのは、単なる目処ではなくて、やはり、この年というのは、何かが起きる歳なのだ。
そういうのは、統計的にも出ているということを、何かの本でも読んだ。

先輩は言った。「いまさら、がたがた40になってあがいても仕方が無いですよ。自然体で行くことですよ。なるようにしかなりませんから。」

それを聞いて、妙に納得する部分もある。
自分を余り大事な存在と思うと、ちょっとした失敗で、ココロが揺れるものだ。

***

今夜は、1981年の、スクリティ・ポリティの12インチ「Sweetest Girl/Lions After Slumber」を聴いている。
パンクに出発したスクリティ・ポリティが、ファンクに接近した頃の、名12インチシングル。

この後、「キューピット&サイケ’85」で花開いてしまうスクリティ・ポリティだが、この混沌とした時期の、スクリティ・ポリティの方が、自分には身近だ。

***

「20年間風邪を引きっぱなしだけど、ショーは明日も続くんだヨ。」(ジョン・ライドン)
なのだ。

いくら、かたちんばでびっこを引きずろうが、明日はやってくるんだ。
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6月13日 水曜日 P-MODEL・平沢進の世界

2007-06-13 22:09:33 | 音楽帳


 日本の80年代初頭ニューウェイブ=テクノといえば、YMO・プラスチックス・一風堂・ヒカシュー・チャクラ・P-モデルとなる。

 この中では、P-モデルだけは、洗礼を浴びていない部分が大きい。

とはいえ、1981年には、「パースペクティブ」を聴いていた。
「のこぎりたいわ~♪」(のこりぎりぎり)というフレーズをFMで聴いてのが初めてのP-モデルだった。

 ジャケットも、硬派な音も、アルバムとカセットでミックスを全く変える(カセットは「パースペクティブⅡ」【現在入手不可能】)なども、自分のニューウェイブ魂をそそらせたが、この後、結局、自分は、イギリスのニューウェイブに入り込んでいった為に、P-モデルと縁の無いまま、時は過ぎてしまった。

***

…’00年代に突入して、偶然の出会いをしたのだが、それが、現在、P-モデルとしての直近の最終アルバムとなる「音楽産業廃棄物」(’99年)だった。

久々に、テクノ魂をゆさぶられた。聴き狂った記憶がある。

そこで思ったこと。→「平沢進は、タダものではない!!」

遅ればせながら、得体の知れない人に出会えた快感を覚えた。
 そこから、P-モデル=平沢進の音楽に、そして彼の「姿勢」にシンパシーを覚えるようになった。

 彼の「安易に笑わない表情」がいい。
どいつもこいつも、人に媚び売って「音楽産業」の「内のり」に「保護」されて生きようとする中、彼の「笑わない表情」は信じられた。

***

 昨夜、ネットで、こんな発言を見て「おう!」と叫び、深くうなづいた。
1999年のインタビューから・・・

インタビュアー : 今回インターネット上で音楽配信を行なうに至った経緯をお聞きしたいのですが。

平沢進 : 僕らはそもそもニューウェーブ体質の人間の集まりな訳ですね。ニューウェーブという体質は、とにかく世の中と関わる時に不必要な枠組みから逸脱していくっていうような活動姿勢がまずある訳です。

 今までは、表現者としてリスナーに自分の意志を届けるには、音楽産業の“地主さん”にことわりを得て、地主さんがどうぞという方法論でやってくしかなかった。インディーズという方法論も取れたんですが、ディストリビューションさせていくにあたって、結局地主さんの下でいくしかないということで、すぐにインディーズになって活動するというやり方はしなかったんです。

 インターネットを使い始めてから、インターネットそのものが、表現者としてリスナーとコミュニケーションを取る新しい枠組みであるということが分かりはじめました。といっても、その時は、インターネット上の音楽配信は遠い先だろうと思っていたんです。活動の本筋ではなかったんですが、MODを使ってちょっとやってみたりとか、感触を確かめながら来てたところにMP3が脚光を浴びてきて。そこで、MP3なら可能だろうと思ったんですが、いろんな問題でメジャーとの契約があると無理なんですよ。 旧音楽産業というのは、僕らみたいなアーティストにとって居心地のいい場所ではないし、音楽産業の低迷に伴ってますますいづらくなってきた。それであれば、当然ネットワーク配信を選ぶのはごくごく自然な選択であるということです・・・・・。

***

「ニューウェーブという体質は、とにかく世の中と関わる時に不必要な枠組みから逸脱していくっていうような活動姿勢がまずある訳です。」という所にグッときた。同時代を生きたニューウェイブニンゲンにしかわからない発言でもある。

 ニューウェイブから逸脱し、凡庸な方向へ身をすり寄せていく「裏切り者」の多い中、平沢進だけは、信じられる、と確信する発言である。

 今や一切の「音楽産業」との契約を打ち切り、全ての音源を、ネットでのmp3の無料ダウンロードと、通信販売だけで、平沢進は、さらに「笑わない表情」で、突き進んで行く。

***

 平沢進のオフィシャル・サイトから、昨夜、「ユーラシア 21゜C」という曲をダウンロードした。

ダウンロードサイト
http://www.teslakite.com/freemp3s/

 アジアの宗教的なお経をバックに、アンビエントな音が流れる7分間!
「イブニング・スター」(ロバート・フリップ&ブライアン・イーノ)ばりの、流麗なギターが流れる。
「おお、まるで、ロバート・フリップ!」と思ったが、イイ曲だ。

 今、通信販売で、この曲の入ったCD「ICE-9」を買おうと思っている。

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6月12日 火曜日 びっこまん日記

2007-06-12 20:24:11 | 音楽帳


 仕事で予算編成の数字作りを間違え〈チョンボ〉昨夜は、汗だくでそれを検証しながら、全国に、「泣きながら」謝罪文書発信をした。

  尻の穴を見られたみたいで、耐え難き苦渋!

 という訳で、昨夜は、帰って食事をして、横になると、死んだように寝てしまった。

***

 住む家は欠陥住宅・付き合う女の人には捨てられ・仕事もボロボロ・・・・びっこまんは、カラダをよじりながら、びっこをひきずり、それでも泣きながら仕事場に向かうのであった。

 仕事の失敗は痛いし、しばし社内の話題にのぼり、自分の居場所はないが、そんな時の祈りの言葉は「時が解決する」。
 みな話題は、移ろってゆく、そんな程度しか、今は浮かばない・・・。

***

 今年は、「本厄」なので神田明神に行って5000円の御祓いをしたが、何も効果無いじゃないか!ギャー!

 これで、カラダ壊して入院でもしたら、完璧な「本厄マン」の完成だ。

 というか、疲れるので、楽な病気で入院したい。
永遠のキチガイやびっこまんになれば、国からカネももらえるし、仕事もしないで済む。もうそれでもいいと思っている。

 といいながら、TXで、ド田舎の風景の中、つくばに行く。
今日も18時まで会議ざんまいだった。

***

 19:30帰宅後、スパゲティを平らげ、ビールを呑みながら、聴いているのは、アート・オブ・ノイズ(The Art Of Noise)の「Camilla The Old, Old Story」、2枚目のアルバム「イン・ビジブル・サイレンス」【写真】に入っている静かな曲。

 1985・1986年、御茶ノ水の駿台予備校から、菊坂・炭団坂近くの、本郷の真砂図書館に通った道を思い出す。
 旧 後楽園ゆうえんちの観覧車が、ゆったり回る中、孤独にその道を、友人もいない浪人びっこまんのかたちんばは歩いていた。

 この「イン・ビジブル・サイレンス」は、今は亡き御茶ノ水の輸入レコード屋さん「シスコ」で買った。
 アルバムとしても印象深いが、この中で、好きだったのが、この曲「Camilla The Old, Old Story」だった。カセットにレコードから録音して、随分と聴いた曲だ。

 「Moments In Love パート2」的ではあるが、「Moments In Love」ほどは目立たない曲なので、つい見失いがちだが、隠れた名曲である。
 ファースト・アルバムが大騒ぎした分、このアルバムは地味に扱われがちだが、そんな駄作ではない。
 「余計なお世話」で、Mr.マリックが勝手に自分のテーマ曲にしてしまったが、「Legs」という名曲も入っている。
 「ニュー・ウェイブ」が第3コーナーを回り終焉を迎えるとき、1986年に、坂本龍一の「未来派野郎」と共に、OTT(Over The Top = 命名 細野さん)という加速の極限に鳴っていた音が、この「イン・ビジブル・サイレンス」だ。
 1983年暮れにアート・オブ・ノイズ自ら「Into Battle With The Art Of Noise!(騒音の美と共に戦おう)」と宣言し、口火を切って、疾走し始めたものが、1986年というたった3年後には、極限に至ったシーンを考えると、如何に、「ニュー・ウェイブ」がはかないものだったか・・・いまさら思う。
 そんなことを想いながら、この曲「Camilla The Old, Old Story」を聴く夜である。
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三日月しずか 「 しゃくなげの花」

2007-06-10 20:21:49 | 音楽帳


今日は、初めて、サブカルねえさんが家に来ましたが、友達の家に行くと言って、18時においとましてしまいました・・・。

独り寂しく、時効警察を見ています。

三日月しずか、こと、麻生久美子の「 しゃくなげの花」を聴いています。

「ルルルル~しゃくなげの花をください。

5本の束でください。
お金ならあります。

”うちにはそんなものありゃしねえ”
”おとといきやがれ”

そうで~すか~。」

今年の自分の音楽のベストテンには、この曲は入るだろう。
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