こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

好きな詩 YMO 「灰色の段階<GRADATED GREY>」 '81

2005-11-27 23:39:42 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ
YMOの細野さんの曲の中でも、だっい好きな曲。
霧の時空の中、高速を飛ばす車の中の幻覚じみた様相。

詩もイイです。

もうすぐ、サウンドストリートで「テクノデリック」の特集を記事にしよう。
いよいよ年末、「テクノデリック」の時期だ。



「カー・ラジオから歌が流れる
私は気分がヘンだ

とても遠い所に来ている
グレイ・スケールのグラデーションの中を・・・

見たことのない風景が
果てしなく拡がっている

旅の間にグレイの色々な段階を見てきた

あ、またトンネルだ

ほんのわずかだけど、
少しづつ近づいてきている気がする。

グレイと白の境界に向ってつっぱしっている。」


作詞:細野晴臣 
作曲:細野晴臣
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11月25日 金曜日~26日 土曜日 酔っ払いの夜明け

2005-11-26 05:31:24 | 音楽帳
早くの18時過ぎ、休みということで、大大大好きな小宮悦子さんのニュースを見ながら、夕食を摂る。
(普段は仕事の海の中、泳いでいるというのに・・・)。
小宮さんは、何歳になってもかわいくて、きれいな瞳をしている。
初めて「ニュースステーション」で小宮さんを見て一目惚れしたはるか遠い'87を想う。

20時過ぎ、2本目のビールを飲みながら、あくびばかりし始めた。
寒いのもあり、布団の中にもぐり込んだら寝てしまった。

起きると夜中3時を過ぎたところ・・。
ラジオをつけると「夜のヘッドライト」(TBS)が始まっている。

パソコンの前に移って、音楽を深夜聴きながら、またプシュっとビールを開ける。

●the flying lizards - Move On Up
●YMO - Ballet  「BGM」'81.03.21日本発売より
●The Pop Group - Amnesty Report on British Army Torture
●Lindsey Buckingham - Trouble  ソロアルバム'81.12日本発売より
●P.I.L - Track 8  「フラワーズ・オブ・ロマンス」'81.04.25日本発売より
●The Pop Group - Fores of Oppression 「For How Much Longer」 '81.02.01日本発売より
●King Crimson - Discipline  「Discipline」'81.09.21日本発売より
●Police - 「暗黒の世界」(Darkness) 「ゴースト・イン・ザ・マシーン」'81.10日本発売より
●Simple Minds - Love Song 「サンズ&ファシネーション」'81.10.21日本発売より
●Godley & Creme - Snack Attack 「Ismism」 '81.11.01日本発売より

この「Snack Attack」は実は、YMOの「BGM」に入っている細野さんの「ラップ現象」と曲の構造がそっくりなのである。
ベーシックな部分のそっくりさ、および、それに乗せた「ラップ」という構成が、どう考えてもどちらかがどちらかに影響を受けたと思えるのだ。
しかし、YMOのBGMは'81.03.21発売、一方Godley & Cremeは'81.11.01発売。
ということからすると、細野さんの曲をGodley & Cremeがパクッたこととなる。

もしくは、そうでない。とすると、ユングの「共時性」(シンクロニシティ)のように、自然発生的に、異国の者同志が、同タイムに同じ発想をしたことになる。'80年代初頭が面白いのは、こういう現象が多々見られる点だ。

パクろうがパクるまいが、その音楽が素晴らしければ、どうでもいいのだが。

***

酔っ払いながらも、どう考えても、'81年イギリスの音楽のレベルの高さは、今と比較にならないなあ~などと思いながら、焼酎を飲みだす。
●Gary Numan - Slowcar To China 「ダンス」'81.10日本発売より
●Japan - Sons Of Pioneers 「ブリキの太鼓」'81.12.05日本発売より
●Pretenders - 「愛のパラダイス」Birds Of Paradise  2ndアルバム'81.09.05日本発売より
この曲はプリテンダーズの中でも、後世に残る、隠れた名バラードである。
クリッシー・ハインドのヴォーカルは、ロック色が無く、優しく、むしろ「癒し系」である点が好ましい。
私が、このバンドを支持するのは、この1点である。
プリテンダーズは「ロック」では無い。

●坂本龍一 - LIVING IN THE DARK 「左うでの夢」'81.09日本発売より
●Rolling Stones Start Me Up 「刺青の男」Tattoo You '81.09日本発売より
●Hall and Oates - I Can't Go For That 「プライベート・アイズ」'81.10.05日本発売より

のちのちメジャーになるホール&オーツ。
彼らの音楽は、ちゃらちゃらしたメジャーの中でも、数少ない優れた音楽だった。
ストーンズ、ホール&オーツに共通しているのは、ソウルがベースになっている点。

いやあ~、酔っ払ってきた~。しあわせやなあ~。
時計は明け方5時を回った。

●Magazine - About the Weather 「マジック・マーダー&ザ・ウェザー」'81.08.21日本発売より
マガジンファンはこのアルバムを駄作というが、この最後のアルバムでマガジンに出会った私にとっては、美しいアルバム。

●Adam & The Ants - Dog eat dog '81.05.21発売
●Jean Michel Jarre - Magnetic Fields Part V ザ・ラスト・ルンバ 「磁界」'81.07発売より
●スネークマンショー - 愛のチャンピオン号 「戦争反対」'81.10日本発売より
●スネークマンショー - 愛のホテル (曲-エーゲ海の真珠) 「戦争反対」'81.10日本発売

5:30を過ぎたけど、まだまだ夜は明けないよ。
コメント (17)
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好きな詩、セリフ  夏目漱石「道草」より

2005-11-26 04:20:34 | 詩、セリフ・・・そして、コトバ
「世の中に片付くなんてものは殆ど(ほとんど)ありゃしない。
一遍起こった事は何時(いつ)までも続くのさ」
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写真日和: ひなたぼっこ2

2005-11-26 03:59:08 | 写真日和
今日は、ちょっと暖かくて、まみやんは、ゴミ箱の上で日向ぼっこでやんす。
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坂本龍一のサウンドストリート 1981年11月10日 ゲスト 栗本慎一郎

2005-11-25 19:32:29 | 坂本龍一のサウンドストリート
当時「学者のアイドル」だった栗本先生を呼んでの回。
まだ世間で栗本さんが有名になる前夜の事。

「教授の所に助教授を呼んで頂いて光栄」と栗本さんに言われて、シャイに恥ずかしがる坂本さん。

初めて会ったのは糸井さんの「へんたいよいこ」集会でのことという。

栗本さん「本来、難しい学問をやっているんですけど、同時に、このところ糸井くんのやっていることとか、ウォークマンとかYMOが売れていることとか、いつも転換期と世の中はいわれるんだけれども、特に今は流れが非常に大きく変わってきているんじゃないか?ということに興味ありましてね。
へんたいよいこ新聞の人たちとか 何なんだろうか?
と思って、それなりの答えを持って、(集会に)行ったんです。」

「もっとも日本は昔から、何でも、10パーセントくらいを越すと一気に80パーセントくらいに浸透する・・TVも、イデオロギーも・・・」

1・ヤナ・クラトビチローバ ノ・ア・コ
栗本さんがチェコのプラハで買ったレコードという。
山下久美子そっくりの声の女の人のヴォーカルの「ロック」のライブ。
何語だか分からないがコトバが英語では無いくらいしか分からんが、若者は熱狂している。
何事も無いロックだが、このロックライブは当時の社会主義国家では数少ない【開放区】だったのだろう。政治が変われば、音楽の位置づけも変わる。

2・アカピグミー 小屋の唄
今度は、教授が好きな民族音楽から。
このライナーノーツを読みながら、2人してその評論家の文を批判。
こう聴きなさい的な文章で、全く、この音楽の背景を語っていないし、感動した内容の説明、技法がどうのこうの言っているが、もっとコトバで伝える努力をして欲しいという。
「音を作らない音楽評論家は、もっとラディカルに追求してほしい。最近、こういうのが不満なんですよ。」と栗本さんは言う。

教授「'60年代後半から、いわゆる現代音楽界というのが、世界で少ない聴衆相手にある訳なんですけど、そういう業界がね。
私も学生の頃は、その卵として属していた訳なんだけど、近代の西洋の手法で、もう音楽が作れなくなってきたのね。
それで新しい音色とか新しい音の原子を、西洋音楽では考えられていなかった新しい観点、表面的な音として採集しにいくんですよね。
いわば植民地主義的に・・。」
栗本「ダメなんじゃないですか。受け取る器が西洋のまま採集に行っても。五線譜に収まらないし。」
こっち側のフレームで事を考えてはいけない、向こうのフレームに合わせないと何も見えてこないと栗本さんはいう。
そこで、詰まっていた教授が言い出す。

教授「じゃあ、思い切って言っちゃうけども。
もう1回、人類が地球共同体になる可能性はない(ありえない)んですか?」
栗本「えっ?僕は無理だと思いますね。ならないと思いますね。これは難しくいうと国家の問題なんですね。
国家というのは何なんだ?と言われてきましたね。
マルクス主義は暴力装置だとか。
私が一番今正しいと思うのは、国家というのは幻想なんです。
我々の心の中にある。
中にあるけれども、これは崩れないんですね。
非常に強いもの、だから崩れないんですね。
近代的な枠組は崩れますよ。近代的な枠は、崩れかけてますね。」
「だから近代的な共同幻想は糸井さんも崩していると思いますし・・・。」

2人の真面目な話は続いた。

3・ハンガリーの民族音楽
栗本さんが持ってきたカセットテープより。

4・エディカンフォ 【写真】
(ブライアン・イーノがプロデュースしたアフリカのバンド)
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11月25日 金曜日 晩秋の休日

2005-11-25 12:05:09 | 雑記帳
仕事を休んだ久々の平日
とりとめもなく綴りたい・・

9:40 目覚める。ラジオをつけっぱなしで、その人生相談が夢にいつのまにか入り込んでいた。
25歳になる、結婚している娘が「30になる前に、子供が出来なかったら、旦那と別れると言っている。どうしたら、いいでしょうか、先生。」などとお母さんが言っている・・。

頭が痛い。
寝た気がせず、疲れている。
この所休みも少なく、毎日、家には夜0時に着くのを繰り返していた。
昨夜もそんな時間に帰り、極めて遅い夕食を摂り、酒を飲んでいた。

今日、金曜日、仕事を休むと決めていたからもあるが、急にとあるB級映画がみたくなり、見ているうちに寝るのが夜中3時半になってしまった。
映画ファンに言ったら「しょーもない」と怒られるB級映画なんだろう。
私は、そういうチープなB級映画が好きだ。
A級は生理的に見れないし、見る気もしない。
映画には、現実には無い、別の時間の流れ方・ペースがあり、その別の時空に逃走し、身を置くことが出来る。
逃走するなんて、映画「紫のカイロ」を思い出すが、それを見たわけでは無い。

仕事場から電話無いかな、と恐れながら、不安を抱きながら、休んだ今日。
そういえば、今日11月25日は、三島由紀夫先生の35回忌の命日だ。

パソコンの中にたまりに溜まってしまった音楽を整理しよう。。。とパソコンに向かい、聴きながら整理し始める。

「Genesis/ABACAB」('81)をCDに焼く。正直、大して聴いていないのだが、データを捨てる訳にもいかず、パソコン内に置いておくモンでも無いだろうと、「とりあえず」と、CDに移す。
 その後、テープから起こした坂本さんのサウンドストリートをCDに焼く。

幼い頃から、所有欲が強いクセして、反面モノの飽和状態から逃げたくなるという、相反するハザマでうろうろして生きてきた気がする。

          *

ラジオ「くにまるワイド午前様」を聞く。普段と違っておだやかに聞こえる。

こうして休みに、1人で静かな部屋にてラジオや音楽を聴いていると、なんでこんなにも静かな気持ちでいられるのだろうと思う。
普段、仕事中の絶え間ない絶望感、焦燥感、鬱に襲われながら生きている自分がここにはいないのだ。
そう思えば、昔はこんな時間もあったよなあ、、。

          *

先日亡くなったHMについて書いた時、「時代のせいに出来るヤツはいいよなあ」と毒を吐かれたが、ニートはともかく、社会に密接に関わらざるを得ない状況にある人間は、みな時代から逃れられないはずだと、私は、思うのである。

「すべてのものは、同時代的であらざるを得ない」(坂本龍一)

時間というのは、絶え間ない均質の棒状に伸びた連続体ではどうやら無いようである。
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クロスオーバーイレブン 1981年11月上旬

2005-11-23 00:44:51 | クロスオーバーイレブン
クロスオーバーイレブンを真剣に聞きだしたのが、この1981年11月上旬。
中学3年生の自分はますます、この世で孤独に追い詰められていたが、ひっそりと1人遅くにヘッドフォンを着けて、勉強の合間に、こういった音楽を聴き、「絶望的な明日」を思いながらも、それでも自分を自分で癒して「何とか明日を・・」と生きていた。

こないだの渋谷さんのブリティッシュ・ベストテンのカセットテープのB面に、この頃の、ラジオで出会った音を収めてある。
色んなバンドとの「新しい音楽」とのめくるめく出会いが、また広がっていった。


【かたちんばカセット B面】

①Icehouse - Icehouse  【写真】

②HumanLeague - Love action (I believe in love)

③マンフレッド・マン - heart on the street

④Spandau Ballet - Chant No. 1 (I Don't Need This Pressure)

⑤Ultravox - Rage in Eden(エデンの嵐)

⑥Pretenders - 愛のパラダイス(Birds of Paradise)

⑦BrianEno&ハロルド・バッド Above Chiangmai

⑧Japan - Still Life In Mobile Homes


思い出深いカセットで、それぞれについて語るとすさまじく長い話になってしまう。
今は、その元気が無いので、話さないが、自分にとっては名曲ぞろいなんだ。秋の寒さの中、憂鬱な感じが全体に漂う。この憂鬱感が自分の人格を形成した一部ではある。


これから後、さらにさらに深いニューウェイヴの世界に入り込んでいくかたちんば。
それを助けてくれたのが、クロスオーバーイレブンになった。


★明日も早くから仕事というのに、酒飲んでブログ更新している自分は何なんだ・・・・・。
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Durutti Column - Lips That Would Kiss '79

2005-11-21 00:08:45 | 音楽帳
寒い夜に、夜酒を呑みながら、たまたま、引っ張り出して聞いたのが、ドゥルティ・コラムの「Lips That Would Kiss」。
さっきから繰り返し繰り返し、聴いている・・・。

ヴィニ・ライリーが、自殺した友人、ジョイ・ディヴィジョンのイアン・カーチスに捧げた鎮魂歌。

「Lips That Would Kiss」とは、イアンが書いた詩の一節だという。

ジャケットの美しさとともに、ヴィニが寡黙にギターで表現する世界に、ココロが震える1枚だ。

初めてこの曲を聴いたのは、'83か'84の頃、FM東京で土曜夜中3時からやっていた「FMトランスミッション・バリケード」という、今はなき名番組にて。
明け方、4時近くの最後の曲でこれがかかった。そのカセットを何度聴いただろうか・・・。

秋冬に聞くには、余りに切な過ぎる1枚。
時代を超えて残る魂の宿る音楽である。

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写真日和: もうサンタさんの時期です。

2005-11-20 23:39:35 | 写真日和
いよいよクリスマスの時期になってきました。
街には、様々な飾りつけ。
年末の空気が漂ってきました。

JANISにもサンタの置物が出ました。
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11月20日 音楽ハンティングの日々 

2005-11-20 23:27:00 | 音楽帳
またもや、御茶ノ水界隈をうろうろ・・。

JANIS-1でCDを返した足で、JANIS-2に行く。
いつもやってる露天のCDの中古市を覗く。

余り期待をしていなかったのだが、そういいながら3枚発掘。

①クラウデッド・ハウス Temple Of Low Men '88

②ナイン・インチ・ネイルズ The Day The World Went Away '99

③グローバル・コミュニケーション 76:14 '97


③は持っているが、200円というのにつられて、また買ってしまう。誰かに勧めよう。
しかし、露天でCDを漁るには、寒い季節になりましたねえ。
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