こころとからだがかたちんば

YMOエイジに愛を込めて。

2011年4月7日 木曜日 夜

2011-04-07 23:15:00 | 雑記帳
ボクはあまり春が好きではない。

花好きとしては、梅も桜という不思議な花へも愛おしい気持ちは強くある。

「桜の木の下には死体が埋まっているに違いない」というセリフは、まさに桜という妖しい美しさを持つ花をうまく表現している。

しかし、春ほど残酷な季節はない。
輪を引き裂く別れの季節であり、全ての過去をおいてけぼりにしながら「新しい季節」と前に進まねばならない中、ボクは窒息する。

素浪人時代、二年目の浪人が確定した春
友人たちは、みんな大学生となる中、
ひとりぼっちになってしまった中、
春日にある真砂図書館の隣に一休みする小さな公園で見上げた美しい桜が青空の中はらはらと散る様は、毎年この時期になると思い出す。

そして、その1986年4月8日に、アイドル岡田有希子ちゃんがサンミュージックから飛び降り自殺をした日を思い出す。

その日、笑っていいともに坂本龍一がゲストに出る中、彼女の悲報がテロップで流れた。
最後のシングルとなってしまった「くちびるネットワーク」は、詞:松田聖子・曲:坂本龍一という事で、シングル盤を買い・好きで聴いていた春だった中の突然死にうろたえ・恐怖に包まれた。

午後、NHKーFM16:00から、第1回目の小嶋さちほさん(ゼルダ)DJの番組を録音しながら聴いた。
アルバム『青空帽子の日』の素晴らしさ。

しかし、窓から見える景色は哀しく残酷な程に青空とポカポカ陽気のうららかさ。

ボクが居るこの場所から数十kmの場所で、少女から大人へ変わる狭間のキュートな可愛さを湛えた美しい女性が、血を流してアスファルトの上で即死している。

その身近さと不気味さで、その夜、震えて眠れなかった。
同じような想いを抱いたかなりの人が後追い自殺した。

明日、あの青空と桜から25年目を迎える。

またもや、春は残酷な形でやって来てしまった。
この違和感は埋めようがないのだろうか?。

『さよならだけが人生ならば
また来る春は、何だろう…』(寺山修司)
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2011年4月7日 木曜日 深夜

2011-04-07 01:13:16 | 雑記帳
東日本大震災。
こういう「有事」に於いて、契機として宗教に入信する人は多い。
いかさま憲法にも「宗教の自由」はあるし、本人の救いとなるならば、どんな宗教だって良い。

しかし、宗教は科学では無い。
あるのは現実と事実のみだ。
そもそも、カネをせびる宗教団体に救いを求めてはいけない。

ひらめきにカネは無縁なり。
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