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「幻滅のたびに甦る期待はすべて、未来論の一章を示唆する。」(Novalis)

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2007年03月04日 | Weblog
午前中、原稿を書きメールで送る。一応、ある用事のメドを立てるとさて、東京都現代美術館へ。Aの希望で松井みどりさんがRobert Smithsonのことを話すのを聞きに行く。昨日、ニブロールのアフター・トークに出ていた松井さんはとても元気であった。スミッソンの「脱差異化」「粉砕化」「堆積化」のアイディアを聞く。松井さんはさらにスミッソンと菅木志雄の芸術論とを重ねる。現代美術には60年代美術と重なる面があるという趣旨のお話へと続いたのだったが、むしろ現代と重ねることによって60年代美術のことがより一層リアルに理解出来てくる気がして、そちらに興味がわく。ダンスでもそうだと思うんだよな、60年代のトライアルに注目することだけがいまダンスにリアリティを与えられる唯一の手だてだ!と極論してみたくなっている(あるいは今こそ60年代のトライアルをよりよく理解するチャンスでは!と)。今日のお話を聞けば一層その気持ちは強まる。昼は、渋谷の「やすべえ」で辛味噌つけめん(中盛)、夜はAと水餃子をつくり食す。

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