出光興産の関係会社で次世代モビリティおよびモビリティサービスの開発を行う、出光タジマEVは8日、超小型EVのロゴマークとエンブレムデザインを一般公募すると発表した。
出光タジマでは超小型EVを2022年の市場投入を目指しているが、移動に関わる地域課題の解決に資する新しい移動体験を地域の人々と一緒に作り上げるという想いのもと、新型車両のロゴマークとエンブレムデザインを一般公募することにした。
少子高齢化が進む日本国内では、過疎化地域の増加や、こうした地域での公共交通機関の縮小が進むことが課題になっている。出光興産ではこうした地域の人々に移動手段を提供する、いわゆるラストワンマイルの課題を解決するため、超小型EVの開発・販売で実績のあるタジマモーターコーポレーションに出資し今年4月に出光タジマEVを設立。免許返納を悩む高齢者や、運転に不慣れな人にも安心して利用できる、時速60km以下の低速で小回りが利く、近距離移動に特化した次世代モビリティの市場投入を目指している。日々の買い物や子どもの送り迎えに自動車を利用することに不安がある人々や近隣の営業する人々の営業車などでの利用も想定している。
市場投入後は、「所有から利用へ」といった車に対する価値観やニーズが大きく変化しているなかで特約販売店やSSを拠点としたカーシェアなども想定するなど、出光興産が掲げる「地域創生」の取り組みを推進する。
超小型EVのロゴマークとエンブレムデザインの公募は、2021年7月20日まで受け付け、2021年8月中に結果発表(結果のみ応募者全員に連絡)する。賞金は最優秀賞30万円( 1名)、優秀賞10万円(1名)。公式HP(https://ideta-ev-entry.jp/)や登竜門(https://compe.japandesign.ne.jp/)のサイト内のフォームから応募する。
石油通信社