警察庁の運転免許統計によると、2017年12月末の運転免許保有者数は8225万5195人(前年比0・1%増)となった。
また、普通免許保有者数(一種免許=中型・準中型を含む)だけに絞り込んで男女別・世代別にみると(別表参照/男女別・年代別運転免許保有者数)、団塊ジュニアを中心とした40代が多く、この世代は女性の割合が多い。
また、65歳以上が23・20%、75歳以上が14・38%とこの世代はモータリゼーション真っ只中を経験しているため、男性の比率が高い。石油業界では近年、女性やシニア層にターゲットを絞った販売促進策を展開する傾向にあるが、子育て世代で自動車が必要不可欠な機会が増える40代の女性と、自動車の運転に興味がある男性が多いシニア層に絞り込むことは統計上も合致しているといえる。
他方、若者世代の車離れが進み、20代の割合は13・61%、30代は17・37%。ただし男女比では女性の比率が低いため、これから子育て世代にさしかかる若い女性に潜在的なマイカー需要があると分析できる。
石油通信社