摩擦、進化、誇りをキーワードに未来を変える コスモＨＤ山田社長、製油所統廃合は当面ない

このほど就任したコスモエネルギーホールディングスの山田茂代表取締役社長・社長執行役員は、メディアの共同インタビューで「未来を変える様々なエネルギーに取り組むため、社員に対し摩擦、進化、誇りの3つのキーワードを伝えた」と語った一方、そのベースとなる石油事業においては、製油所の安全・安定操業が重要だと強調し、「安全は地道のコツコツ積み重ねて、数年後にやっと効果が出る。将来のトラブルを未然に防止するため、引き続き製油所の安全対策に取り組んでいきたい」など次のように語った。

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デジタルマーケティングで新たな価値を創造 ＥＮＥＯＳ、ＳＳとユーザーの繋がりを強化

ENEOSの2023年度リテールサポート活動方針は、「つなごう、ひろげよう、未来へ～新たな価値の創造～」をテーマに、リアル店舗とデジタルマーケティングを組み合わせたモビリティ、エネルギー、ライフサポートの3つのカテゴリで商品やサービスを提供・拡充するとともに、それぞれを連携させることでより便利なSSネットワークの構築を目指す。

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油価強含み、３期ぶり値上げ打ち出す ＥＮＥＯＳ、４～６月Ｃ重油仕切基準

ENEOSは25日、特約店に2023年4～6月のC重油仕切基準を通知したが、円建ての原油コスト上昇を反映し、サイト60日、平水湾内運賃ベースでHSC重油は１kl当たり7万7580円で前期比1910円値上げ、LSC重油は9万円で1570円値上げが打ち出されている。
ENEOSではこの仕切基準をもとに大手需要家との交渉に入るが、このままの水準で決着すれば、HSC重油、LSC重油ともに3期ぶりの値上げとなる。

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省エネ型バイオ潤滑油・グリース新発売 ＥＮＥＯＳ ＧＸシリーズ、用途も拡充へ

ENEOSは21日、省エネルギー型バイオマス潤滑油・グリースの販売を開始すると発表した。
新商品は、植物由来の原料を使用したカーボンニュートラル社会の実現に貢献する潤滑油・グリース商品「ENEOS GXシリーズ」として新たにシリーズ化。5月から省エネルギー型バイオマス油圧作動油「GXハイランドSE32」と省エネルギー型バイオマスグリース「GXグリースMP2」の販売を開始する。
同社はこれまで、サトウキビや大豆を原料とする植物由来のベースオイルを使用した潤滑油・グリースの開発に成功していたが、原料調達や製造に関する検討が完了したことから商品化を決めた。炭素と水素のみで構成される植物由来のベースオイルを100％使用し、商品ライフサイクルにおける原料調達から製品出荷までのCO2排出量を従来の一般的な潤滑油対比で約87％、グリース対比で約58％削減できるため、使用するだけで社会のCO2排出量削減に貢献できることになる。

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新たな企業理念で、競争力ある操業目指す ＥＧＴ、温故知新と人財育成テーマに活動

ENEOSグローブガスターミナル（EGT）はこのほど、人々の暮らしを支えるLPガスの安定供給を担う基地管理企業として、次世代を見据えた人財育成に力を入れるため、新たな企業理念の制定や組織の改定などを通じてより高い競争力の確保を目指す。
特に人財育成においては、1960年に前身企業のひとつであるブリヂストン液化ガスが設立されて以降、60年以上もの歴史を重ねてきていることをふまえ、ノウハウをしっかりと次世代に継承していくことを目指すとともに、少子高齢化などによる労働人口の減少などの課題に対応するため、タブレットを活用した業務の導入や、ドローンを活用したタンクの点検などの操業支援のほか、将来的には可能な範囲での操業の自動化を視野に検討を進めるなど、「さらに競争力のある基地を目指していきたい」（河野岳史代表取締役社長・社長執行役員）としている。

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