石油通信社のブログ

石油通信社は、石油エネルギーを中心とした情報を発信しています。

Jドリームが解散、約7年半の研究活動に幕

2023-03-31 07:07:21 | 日記
一般社団法人日本海洋資源・エネルギー開発協会(J-DREAM)は28日、都内で臨時社員総会を開催し、今期限りでの解散を決議した。
J-DREAMは、藤田和男東京大学名誉教授を中心に2015年12月に設立され、日本海のほぼ中央に位置し豊富な化石資源があるとされる水深200mの浅瀬「大和堆」の国際学術調査や試掘計画の提言を目的に活動を開始。石油・天然ガス開発の知見を有する企業の現役役員やOBを中心に①海洋資源探査・開発事業及び海洋エネルギー新産業の振興に係る提言、②関係政府機関の政策に対するパブリックオピニオンの発信、③海洋資源開発シンクタンクとしてのグローバルな情報収集や啓蒙を目指し、研究活動などを重ねてきたが、会員の高齢化やコロナ禍で対面での活動がままならない状況が続き、解散することになった。
清算人には大石長造理事長(元ジャパンエナジー石油開発取締役)が選任された。今後は大関眞一理事(元日本鉱業協会副会長)らが研究会を開催するなど、個別で活動を継続する。

石油通信社



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

国内最大級の水電解装置でCO2フリー水素 ENEOS、東北初の水素ステーション開所

2023-03-30 07:03:42 | 日記
ENEOSは29日、オンサイト・オフサイト併用のCO2フリー水素を供給する水素ステーション「Dr.Driveセルフ福島北幹線店水素ステーション」(クラシマ運営、福島県福島市)を開所した。
この水素ステーションは、東北電力から非化石証書付電力を購入し、福島市水道局の水道を使い敷地内の水電解装置(水素製造能力50N立方m/h×2系統)で水素を製造し供給するほか、福島水素エネルギー研究フィールド(FH2R)からCO2フリー水素を水素タンクで受け入れ供給することもできる。4月からはJRバス東北が導入するFCバス(福島市~川俣町間を運行)にも水素を供給する。
水素価格はENEOSの他の水素ステーションと同水準の1650円/kg。CO2フリー水素のため割高になるが、水素社会実現へのPR効果も織り込み同額にした。
ENEOSとしては東北初の定置式水素ステーションで、福島市としても初の水素ステーションとなる。水電解によるCO2フリー水素を供給するのは横浜旭水素ステーション(水素製造能力30N立方m/h)に次ぐ2ヵ所目となるが、今回開所したステーションの100N立方m/hは商用水素ステーションとして国内最大級となる。

石油通信社

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

4月から、遠隔操作での公道走行が可能に 自動配送ロボット、SS拠点活用でも期待

2023-03-29 07:11:10 | 日記
4月1日から自動配送ロボットの公道走行を認める規制緩和がスタートする。家庭などに飲食物などを届ける自動配送ロボットは、少子高齢化による働き手不足が進む中でラストワンマイルを支える手段として、コロナ禍による非対面・非接触での配送のニーズの高まりも視野に入れて普及拡大を図ることになる。石油業界の自動配送ロボットの取り組みでは、ENEOSが都内で地域のSSを拠点に3月末まで実証を行っており、将来にわたりコミュニティインフラとしての活躍が期待されているSSの新たな活用法としても期待されている。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

SSで脳機能の低下を超初期段階で測定 出光興産、認知症予防の行動変容を促す

2023-03-28 06:49:05 | 日記
出光興産は、3月25日から愛知県内の系列SS3ヵ所でVR(仮想現実)を用いた脳機能測定サービスを期間限定で提供する。
同社は、SSを拠点に地域と人の豊かな暮らしをサポートする生活支援基地とする事業領域「スマートよろずや」戦略を推進しており、今回はその取り組みの一環として、同社販売子会社の出光リテール販売が運営するセルフ梅森SS(愛知県日進市)、セルフ香久山SS(同)、セルフリバーサイド豊田SS(愛知県豊田市)の3ヵ所で6月30日(9時~18時)まで、VRゴーグルを使った脳機能測定を実施。認知機能の現状を「超初期段階」で測定し、結果レポートと予防アクションのご提案で脳の健康維持をアドバイスする。所要時間は事前説明などを含め30分程度。料金は5500円(税込)で現金、キャッシュプリカ、各種クレジットカードで支払い可能。受検者にはメールマガジンなどによる半年間の認知症予防に関する情報提供サービスも提供する。
出光興産のスマートよろずや構想は、SSを地域を支える多様なエネルギーとモビリティ拠点として活用するため、様々なサービスを提供することを目指しており、昨年11月に発表した中期経営計画(2023~25年度)に示した3つの事業領域のひとつにも位置付けられているが、SSを地域の人々の豊かな暮らしを支えるサービスを提供する生活支援基地として整備する取り組みも進めている。特に高齢者福祉やヘルスケアに関する社会的なニーズは高まっていることからSSを活用する意義は大きいと考え、スマート脳ドックサービスと同様に、病気の可能性を未然に察知し対応する「未病」の観点からもSSにおける脳機能測定サービスを提供することにした。

石油通信社

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

油価下落、円高シフトで2期連続大幅値下げ   ENEOS、23年1ー3月C重油仕切価格

2023-03-24 07:18:24 | 日記
ENEOSが大手需要家との間で交渉していた、2023年1~3月のC重油仕切価格が23日決着したが、原油価格の下落と記録的な円安が解消されたことにより、おもに一般産業用のボイラー燃料として使われるHSC(S分3.0%)は、サイト60日、平水湾内運賃ベースで1kl当たり7万5670円で前期比1万5410円値下げとなった。
また、おもに発電用に使われるLSC(S分0.3%)は、ENEOS所定の計算方法で打ち出し、サイト30日、平水湾内運賃ベースで8万8380円で1万6790円値下げとなるなど、HSC、LSCとも2期連続で大幅値下げとなった(いずれも消費税別)。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする