石油通信社のブログ

石油通信社は、石油エネルギーを中心とした情報を発信しています。

油価再急騰で2週連続値上げに 元売週仕切、全油種1.5円値上げ

2021-09-30 08:13:33 | 日記
石油元売各社の10月1週(9月最終週)から1週間の仕切価格は、原油価格の動きが不安定な中で各社とも全油種・前週比1.5円値上げを通知するなど、2週連続値上げを通知している。
足下の原油価格は、再び騰勢を強めている。新型コロナウイルス新規感染者が世界的に減少する中で、石油需要が回復するとの期待感が再び浮上。米国内でのハリケーンや熱帯低気圧による原油・石油製品の生産への影響が続いていることも油価押し上げ要因となっている。さらに中国・恒大集団の破綻リスクが後退したことも油価を下支えした。
このほか、過剰ともいえる世界的なダイベストメントで石油・天然ガス投資が進まず、将来のエネルギー供給に影響が出るとの懸念や、OPECプラスの協調減産緩和(実施素敵な増産)の足並みがそろわないなど、短期・中長期的な原油需給の引き締まりも油価動向を不安定にさせている。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ガソリン税、軽油引取税とも大きく変動 2020年度税収、コロナ禍・需要の激変で

2021-09-29 08:04:00 | 日記
新型コロナウイルス感染拡大により、2020年度から2021年度にかけてのガソリンや軽油需要が大きく変動しているが、ガソリン税や軽油引取税も大きな影響を受けている。
ガソリン税については、販売量と税収がほぼリンクしている。軽油引取税収は軽油販売にはリンクしていないが、2019年度末から2020年度初めは軽油需要が大きく変動し、さらにコロナ禍で納税猶予が設定されたことが影響しているものとみられる。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

3連休後半の好天・気温上昇も追い風に 9月中旬販売動向、ガソリンやや盛返す

2021-09-28 07:50:00 | 日記
本紙推計による石油元売会社の9月中旬(20日時点)の石油製品販売動向によると、ガソリンは前年同月比90%で伸び率だけでみると、上旬時点を上回っている。9月中旬のガソリン販売は、今年、前年とも新型コロナウイルスによる影響を受けているが、今年は東京など19都道府県で緊急事態宣言が発令される中で上旬時点では悪天候や低気温が重なり、マイカー需要が停滞した。一方でその後は天候が回復し気温が上昇。3連休(18~20日)は後半を中心にマイカー需要が好調だったこともあり、ガソリン販売もやや盛り返した。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街かどに健康相談ブース、将来的にSSにも ENEOS、ヘルスケアサービスで実証実験

2021-09-27 06:57:20 | 日記
ENEOSがヘルスケアサービスの領域に乗り出すための実証実験を開始した。
ENEOSホールディングスは、インターネットを使った遠隔医療サービスの企画などを行うネクイノ(本社大阪市)に出資し、共同開発した専用無人ブース「スマートライフボックス」を三井不動産がららぽーと柏の葉(千葉県柏市)内に設置している、まちの健康研究所「あ・し・た」内に配置した。ブースでは無料のオンライン健康相談サービスを提供し、来年3月までの実証試験を行い、ニーズなどをふまえながら将来的には企業や自治体、SSなどでのサービス化も検討する。
ENEOSは、グループ長期ビジョンで顧客が望む利便性の高いサービスをトータルで提供するENEOSプラットフォームの構築を目指しており、ヘルスケアの分野ではプラットフォームを提供するライフサポートサービスのひとつとして、各地域の特色や医療へのアクセスを考慮したサービスの検討を進めてきた。今回の実証はその一環でENEOSプラットフォームにおけるヘルスケアサービスの第一弾の取り組みとなる。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

油価は流動的、来週は値下げも 元売週仕切、2週ぶり値上げに

2021-09-24 07:30:20 | 日記
石油元売各社の9月第4週から1週間の仕切価格は、足下の原油コストが反発していることを受けて、各社とも全油種・前週比1.5円値上げを通知している。
また、今週の仕切価格は2週ぶりの値上げとなり、前週の据え置きを挟んだ9月第1週以降の累計値上げ幅は、5.0円となる。
先週から今週にかけての原油価格は、一段と底上げされている。世界の石油需給は、全体的に新型コロナウイルス感染症の影響を受けているものの、米国メキシコ湾岸に襲来したハリケーンや熱帯低気圧による原油生産施設への影響が長引く可能性があることで油価が上昇していた。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする