石油元売各社は24日、特約店に週決め仕切価格を通知した。９月25日～10月１日の改定幅を通知した出光興産、昭和シェル石油、エクソンモービルはガソリン前週比０・４～０・５円値上げ、軽油前週比据え置き～０・１円値上げとなっている。また、10月１日から翌週分通知に変更するＪＸエネルギーは、10月１日分の仕切価格を通知している。
天坊昭彦石油連盟会長は16日の定例理事会後の記者会見で、石油石炭税増税や温暖化対策税の安易な導入には反対する。政府は国民に増税に伴う負担をきちんと説明すべきと述べた。
エクソンモービルは、全国８ヵ所でフルサービスＳＳ向けモービル１クイックルブプログラム「モービル１カーケア」のパイロットテストを開始した。
モービル１カーケアは、エクスプレス向けクイックルブとして現在、多くのエクスプレスＳＳに設置されているモービル１センターのフルサービスＳＳ版として展開するもので、エクソンモービル７支店（東日本、東京第一、東京第二、名古屋、大阪第一、大阪第二、西日本）および広域販売で各１ヵ所づつ全国８ヵ所のフルサービスＳＳにモービル１カーケアを設置し、データ収集やノウハウなどの蓄積を行っている。
東京など首都圏における９月上旬（９月６日～12日）のレギュラーガソリンのセルフＳＳ看板表示は、神奈川地区で前週比１～４円程度上昇しているほかは一部地域を除きおおむね前週の水準を維持している。
石油元売各社は当週分通知、翌週分通知を含め９月４日からガソリン０・４～０・６円値下げ、９月11日からは０・５～０・６円値下げするなど値下げ基調が続いているものの、末端では未達コストの回収を含めた市況再構築が進んでいるものとみられている。
電気事業連合会は１０日、８月の発受電速報を発表した。８月の発受電電力量の１０社実績は、猛暑による電力需要の増加で９５７億７３０５万３千ｋｗｈ（前年同月比１３．２％増）、９ヵ月連続の増加となった。
今夏（６～８月）は観測史上最も暑い夏（平年比＋１．６４℃で１８９８年以降で最も高温＝気象庁発表）となったことで８月の石油系燃料（重油・原油・ナフサ）燃料量は１６１万２０１６kl（１１０・９％増）と前年の約２倍の水準となった。
