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総合計は前年比46%増、前々年比では▲19% 5月新車販売、リーマンショックやや上回る

2021-06-02 07:26:56 | 日記
日本自動車販売協会連合会と全国軽自動車協会連合会は1日、2021年5月の新車販売台数を発表した。登録車と軽自動車合計で31万9318台(前年同月比46.3%増)に増加するなど、8ヵ月連続で前年を上回っている。
登録車(普通・小型乗用車/普通・小型貨物車/バス)は、19万3750台(30.9%増)と3ヵ月連続で増加。軽自動車は12万5568台(78.6%増)と8ヵ月連続で増加している。
5月の新車販売台数は、前年が新型コロナウイルス感染拡大による影響が大きく、その反動で増加している。当時は全国に発令された緊急事態宣言が段階的に解除される時期にあたるが、自動車工場が前年の4割程度しか稼働しないなかでカーディーラーも点検整備以外の販売活動を自粛していた。
このため、前々年比でみると登録車は▲21.7%、軽自動車は▲15.6%、総合計▲19.4%で実需は低迷していることがわかる。最近は新たな生活様式の浸透で乗用車を中心に販売が回復しているといわれるが、部品不足による自動車生産の落ち込みも重なり、5月の新車販売は総合計でみるとリーマンショックの影響が残っていた2009年をようやく上回る水準にとどまるなど、道半ばの状況にある。

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