石油通信社のブログ

石油通信社は、石油エネルギーを中心とした情報を発信しています。

グリーン社会に乗り遅れないよう前に進む 日協会長、コロナ禍でも人々の日常支える

2021-06-25 07:37:57 | 日記
日本LPガス協会の小笠原剛会長(アストモスエネルギー社長)は23日、メディア関係者との懇談会で「新型コロナウイルス感染症は、世界の人々の日常や暮らし、経済活動に深刻な影響を与えているが、生活に欠かすことのできないエネルギーであるLPガスの安定供給を続けていくことは、我々の極めて重要な責務である。輸入から基地管理、物流・配送に至るサプライチェーンをしっかりと支えるため、緊張感を持ちながら安定供給に取り組んでいきたい」と強調した。
また、2050年カーボンニュートラル社会の実現に向けたLPガス業界としての対応について小笠原会長は、「政府は今年度の骨太の方針の4本柱のひとつにグリーン社会の実現を掲げたが、その根幹であるグリーン成長戦略では、バイオマスを用いたLPガスの合成技術開発を進め、早期に社会実装につなげていくことの重要性が打ち出された」と説明。「政府からの厚い期待にしっかりと応えていくためにも、LPガスのグリーン化に向けた取り組みを進めていきたい」と語った。
続いて吉田栄専務理事らが最近のLPガスの動向やLPガス産業のグリーン化対応について説明。「研究会(グリーン LP ガスの生産技術開発に向けた研究会)を立ち上げ、報告書をまとめただけでは何も変わらない。具体的なアクションを起こす必要がある。厳しい環境が続くなかで我々は是非とも政府の総額2兆円ものグリーンイノベーション基金を活用し、チャンスを逃さず、グリーン社会に乗り遅れないよう取り組んでいきたい」との認識を示した。

石油通信社
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする