石油通信社のブログ

石油通信社は、石油エネルギーを中心とした情報を発信しています。

ハイブリッド車推計1011万台に増加 12月末保有台数、LPG車15万台割る

2021-03-31 07:53:37 | 日記
国土交通省集計による2021年12月末現在の自動車保有台数によると、軽自動車を除く登録車のうち、ハイブリッド車がほとんどを占めるその他車は1024万3168台(前月比6万3281台増)に増加している。電気自動車約12万4千台、CNG車約7千台、燃料電池車約4千台と推計すると、ハイブリッド車(ハイブリッド仕様のガソリン車・LPG車含む)は約1011万2千台で推移しているものとみられる。
燃料別では、ガソリン車がハイブリッド車への置き換えが進んでいるため2787万9082台(▲6万5983台)に減少、同様にLPG車も14万9530台(▲826台)で15万台を割り込んでいる。
なお、ディーゼル車(軽油車)は680万3829台(1万6936台増)に増加するなどディーゼル乗用車を中心に根強い人気が続いている。

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貴重なプレイヤーが存続できる社会構造に 経産省、車両電動化で関係団体に意見聴取

2021-03-30 07:48:06 | 日記
経済産業省は26日、カーボンニュートラルに向けた自動車政策検討会を開催した。同検討会は2050年カーボンニュートラルにともなうグリーン成長戦略に基づき、関係省庁と連携して自動車・蓄電池分野等の実行計画の改定作業を行うために設置され、3月8日に初会合を開催。今回は石油連盟、全石連、全国LPガス協会など関係団体にヒアリングを行った。
石油連盟は、このほど策定した石油業界のカーボンニュートラルに向けたビジョンを説明しながら、革新的な技術開発と社会実証には長期にわたり多額の資金が必要不可欠なことから、政府による財政・税制・金融など大胆かつ長期的な支援を求めた。
また、全石連は、国の目指す方針・政策は、3E+Sを十分検討の上、決めるべきであり、今回の唐突な方針は、災害対応、エネルギーのライフサイクル全体、産業構造・雇用、消費者の観点から議論が欠落しており、強く異議を唱えるとあらためて強調。委員による意見交換では、都市計画が専門の石田東生委員(筑波大学名誉教授)は、「エネルギーの転換は、人々の生活を変えてきた。カーボンニュートラルとは、大きなエネルギー転換を政策的・人為的に行うものであり、大きな視点で政策や支援を考えるべきと考える。(SSやLPガス業者など)貴重なプレイヤー存続できなくなると、良い社会システムが構築できない。様々な省庁で支援政策を考えていくべきではないか」と語りった。
全石連の加藤文彦副会長・専務理事は、「車両の電動化は、各国で国情が異なる。単に欧州にならえばいいというわけではない。日本の政策としてどう考えていくのか、エネルギーのライフサイクルを含めてロードマップを示してほしい」と協調した。

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ガソリン・灯油104%、軽油105% 3月中旬販売動向、前年の反動で

2021-03-29 07:24:56 | 日記
本紙推計による石油元売会社の3月中旬(20日現在)の石油製品販売動向によると、引き続き低調だった前年の反動で各油種とも前年を上回っている。
ガソリンは、前年同期比104%とみられる。足下のガソリン需要は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で3月21日まで1都3県で緊急事態宣言が発令されるなど、人々が不要不急の外出を控える動きもあり低迷したが、低調だった前年の反動の影響が大きく、見た目上は増加している。
前年のこの時期は新型コロナウイルス感染拡大初期にあたり、3月に入ると当時の安倍首相が小中高校に休校を要請し、国民に不要不急の外出を控えるよう求めたこともあり、ガソリン需要が落ち込んでいた。

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4月から東京と東北6県で実証を開始 全石連、「ガソリンのギフト券」展開

2021-03-26 08:10:49 | 日記
全石連は4月から、東京と東北6県でSS専用の商品券「ガソリンのギフト券」の実証事業を開始する。
全国の組合員からのニーズをふまえて実証を開始するもので、4月から東京都と青森県、秋田県、岩手県、宮城県、福島県、山形県の東北6県の組合員のSSで取り扱いを開始。さらに10月からは大阪府、長野県、茨城県、愛知県、富山県、香川県の6府県で取り扱いを開始する。
ギフト券はカーディーラー、中古車販売店、自動車整備業などのカービジネス関連企業でのノベルティや謝礼(自動車ユーザー向けのギフト、レンタカーやカーシェアの利用特典、成約・買取査定・車検受付などのノベルティ、来店者へのお車代)として活用したり、法人イベント用景品や一般ユーザーの贈答用としての利用を想定しているが、新たなニーズを含めて利用状況や利用方法などを分析し、全国展開に向けた準備を進める。
ガソリンのギフト券の販売価格は1100円(利用額1000円)で全石連や実証に参加する組合で購入できる。ギフト券はSSでガソリンや灯油、軽油の購入や洗車サービスなどに利用でき、利用できるSSは、実証開始時に専用のWEBサイトで紹介する。

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原油価格上昇で「コロナ前」の高値に ENEOS、1~3月C重油仕切価格

2021-03-25 08:13:01 | 日記
ENEOSが大手需要家との間で交渉していた2021年1~3月のC重油仕切価格が24日、決着した。HSC重油は4万2650円/klで前期比8100円値上げ、LSC重油は5万1030円/klで9170円値上げとなった。
今回の仕切価格は、20年12月~21年2月の原油コストなどをもとに交渉が進められたが、原油価格が上昇傾向で推移していたため、HSC重油は3期連続の値上げ、LSC重油も2期ぶりの値上げとなった。また、HSC重油は20年1~3月の4万7450円/kl以来1年ぶりに4万円を超え、LSC重油も20年1~3月の6万3370円/kl以来の高値となった。

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